第五部 「夢の都会」
第五部 「夢の都会」
-----
「ここの商店街とか
なんだかレトロな感じだなぁ!」
森から帰って来て街を歩く。
自然豊かなところもいいけど
賑やかな街も楽しくていい。
愉快なリズムとともに
さぁ 今日はどこへ行こう?
-----
☆目次
41.東京ベイ
42.駅前の帰り道
43.桜の下校
44.雨の日のスープ
45.焼きそばシティ
46.枯れ葉のダンス
47.光を見慣れて
48.答えの修正
49.歩道橋にて
50.ぬいぐるみの瞳
41.「東京ベイ」
-----
小学生の頃に行った
あのテーマパーク
車で渡った
レインボーブリッジ
東京湾は夢の国の海だった!
大人になって見た
東京湾は青く輝いていなかった
それでもやっぱり
夢の国の海
-----
☆一言解説
小学生の頃に東京に
旅行に行ったときは
なにもかもが夢の国のように
感じました!
42.「駅前の帰り道」
-----
仕事の帰り道
ラーメンでも食べたくなって
お店に入る
あたたかくて包まれた
香りと駅前の賑わい
美味しいラーメンも
こんな街を歩けるのも
一つのご褒美なんだ
-----
☆一言解説
東京に来てすぐは
仕事帰りに東京を歩いて
ラーメンを食べたら
それだけでなんだかご褒美に思えました!
43.「桜の下校」
-----
桜の学校も終わり
散った花びらたちの集団下校
元気にはしゃいでいるみたい
だけど
帰る場所を探している
僕たちの家はどこかな?
風にヒュルリラ
人間と車が家路に着く
アスファルトの上で
-----
☆一言解説
桜が散る頃には
道路に桜の花びらが
たくさん舞っていますね!
44.「雨の日のスープ」
-----
スープの湯気がゆらゆら
ふうっと息で目を開く
窓の外は
雨のカーテンがゆらゆら
すうっと雫が流れる
この雨の中
染み込んだ冷たさも
包み込む優しい香り
溢れていく雨も集めて
このカップの中
染み込んだ暖かさ
-----
☆一言解説
雨に冷えた日に飲むスープは
とても温かく美味しいですよね!
包み込まれます!
45.「焼きそばシティ」
-----
真夏のアスファルトは
鉄板のよう
行き交う人々は麺のよう
太陽光のソースを浴びて
絡み合う
車と人々はこの屋台の上
ここは焼きそばシティ
-----
☆一言解説
夏の都会は
本当に鉄板の上で焼かれるように
熱いですね!
46.「枯れ葉のダンス」
-----
枯れた葉が
舞い降りてくる
冬の風に
ひとときの命を
吹き込まれて
一斉に
ダンスを踊り始める
街中を駆け抜けて
踏みつけられる前に
悲しいの?
カラカラと散って
楽しいの?
カラカラと笑って
-----
☆一言解説
掃除するのも大変な枯れ葉たちは
わざと最後に
この街を自分たちの色で染めているようですね!
47.「光を見慣れて」
-----
あんなに
イルミネーションに
はしゃいでいたのに
2月に残る
イルミネーションはね
見慣れた光に
感動を忘れていく
都会の光にも慣れて
なぜ、この場所に
感動したんだろう?と
あなたへの感謝さえも
忘れてしまわないように
子どものような心も
大切にしていよう
-----
☆一言解説
やはり、クリスマスの
イルミネーションをみるなら
12月がいいですね!
48.「答えの修正」
-----
過去の自分が見つけた答えを
今の自分が修正する
今の自分が見つけた答えを
未来の自分が修正する
あの頃はまだ分からなかった
新しい自分の答え
その中で
修正される前の答えに
忘れていた想いを
気づかされることもある
-----
☆一言解説
人生の中で考え方を何度も修正しながらも
修正する前の答えを思い出して
忘れていた想いに気づくこともありますね!
49.「歩道橋にて」
-----
下を見ると川が流れています。
光る魚たちがたくさん泳いでいます。
周りは光る網に囲まれています。
魚釣りをしたら釣れるのではないかと
思います。
私はふとそんな不思議なことを
言おうと思いました。
すると君は言いました。
「車の群れが魚みたいだね!」
-----
☆一言解説
歩道橋から見た車の動きが
魚の群れに見えることもありますよね!
50.「ぬいぐるみの瞳」
-----
うつむき歩いていると
誰かの足を踏んだ気がした
そこから伸びる継ぎ合わされた布のような道
アスファルトのズボン
固く冷たい心を
カラフルな洋服で包み込んでいるのは
誰だろう?
目が合った
それは丸い瞳のような満月
継ぎ合わせた寂しさにそっと寄り添った
この夜は優しい心のぬいぐるみ
-----
☆一言解説
夜に散歩していると
布を貼り合わせたような
アスファルトに出会いました!
☆最後に・・
-----
作品をつくるときに
記憶で煙る森を
通らなければならない時がある
その時はあまり深いところに
行かないように気をつけながら
だけど忘れものをしちゃう時がある
「取りにいこうか?」
そのついでに
この森の先が気になったら・・
街から森への距離も
そんなに遠くない。
頑張れば歩いていける。
今からでもいける。
今日は
あの森へ行きたい気分だ。
じゃ すぐ帰ってくるから。
いってきます―
お土産は次の作品で。
-----
【おわり】
読んでくださって、ありがとうございます!!




