レベル10でボーナスポイント
ラウルのステータスを、本文の中ではなく後書きに記載しております。
パーティ会議も終わり、ラウルはひとり自分の部屋で寛いでいた。
目の前には、『ステータスオープン』で表示された自分のステータス。そこにはレベル10と表示されていた。先日の指名依頼でレベルが二つも上がったようだ。
「適当に落としたのに、結講岩が当たったみたいだな。」
いつもと違うのは、使用前ステータスポイントの数値が100と表示されていた。これほどのポイントは今までレベルアップした中でも貰ったことがない。おそらくだが、レベル10はボーナスステージでポイントが多く貰えるのではないだろうか?
それに、新しいスキル『かばう』が増えていた。もしかして、レベル10上がるごとに、ボーナスポイントや、新スキルをくれるのだろうか? その可能性は高いとラウルは考えていた。
ラウルは早速全てのポイントをVITに振り分けた。しかし、30ポイント以上は振れなかった。どうやら制限があるらしい。仕方がないので、残りはINTとMNDに振った。これで90ポイント消費。残り10ポイントをAGIに入れた。これで全てのポイントが消費された。INTにポイントを追加したためか、MPが1万も増えている。増え方が少し異常だ。
他に気になるところは、鑑定のレベルが上がっている。その為か、ステータスの表示も今までと違っている。
名前の下には、前世の名前も表示されていた。
スキルの欄は、ユニークスキルと、通常スキルに分けられるようになったようだ。ユニークスキルとは、神から与えられるスキルの中でも、特に珍しく希少価値が高いスキルのことをいう。
称号という項目も追加されている。
『醤油の父』、『失われた文明知識の伝道師』、どちらも醤油に関するもののようだ。
『異世界からの転生者』は、そのまんまの意味だろう。
『ニルバーシュ領の使者』は、短刀を受け取ったときに取得したのだろう。
(『スケコマシ』・・・、なんぞこれは? これに関してはまったく自覚がないぞ。。これは神様に抗議すべきだろう。)
ステータスポイントを振り分けると、ラウルはゆっくりと夢の世界へと落ちていった。
◆
翌朝、ラウル達は冒険者ギルドに来ていた。
先日覚えた、『かばう』を試すために依頼を受けに来たのだ。
前回のゴブリンはかなり弱かったので、もう少し強い敵と戦ってみたい。ラウルはそう思っていた。
「ラウル、隣の王国までの護衛任務があるわよ。ランクがCランク以上になっているけれど、アイテムボックスが使える方も可ですって。」
「ふむ、受付で詳細を聞いてみますか。」
「うん!」
お嬢様はできるだけ徒歩での移動は嫌なようだ。だから、馬車を利用するような依頼を優先して見つけてくる。
ラウルは受付に並び、護衛任務の詳細を聞くことにした。
スフィア王国の西には、バルサニール王国という国が存在する。ニルバーシュ領からは西に三日ほどで国境がある。バルサニール王国と隣接している領地は、ルーアニア辺境伯が治めている領地である。バルサニールとは友好な関係であり、留学生なども受け入れているそうだ。
今回の依頼は商人の護衛である。バルサニール側の国境を守る都市、アルマ辺境伯が治める領地まで行くそうだ。アイテムボックス持ちを募集しているのは、移動の際、積み荷をアイテムボックスに収納することで、盗賊などから荷物を守るためらしい。他にも、荷物が馬車の揺れで傷むのを防げたり、馬車が軽くなることで移動速度が上がるなど、色々な利点があるようだ。
「すみません、アイテムボックス持ちですが、こちらの依頼まだ受けることは可能でしょうか?」
「はい、まだ可能です。明日の朝、出発になっておりますが、依頼を受けられますか?」
「ああ、よかった。それでは依頼を受けたいと思います。処理をしてもらえますか?」
「畏まりました。冒険者プレートの提出ををお願いします。」
ラウルとシルフィがプレートを提出する。
受付の女性が処理をしていると、何かに気がついたようだ。
「ラウル様、前回の指名依頼と、その前のゴブリン討伐でDランクに昇格することが可能です。」
「え、もう上がれるのですか?」
「はい。ランクEは研修期間のようなものなので、昇格条件が簡単なのです。」
「へー。。それではランクを上げるようにお願い致します。」
「はい。」
ラウルはランクがDに上がった。
「はい、こちらがラウル様の新しいプレートになります。それと、こちらが依頼の受領証明書になります。依頼完了時にサインを貰ってきて頂けますか?」
「はい、わかりました。」
こうして、ラウル達はギルドを後にした。出発は翌日の朝、西門からになるそうだ。
宿屋が近かったので、そこに泊まることにした。すでにひと月分は支払い済みなので、追加で一人分宿代を支払って部屋に入る。三人ひと部屋で泊まると告げると、何故か、受付の女性は頬を赤く染めていた。
ラウルは部屋に入るや否や、異次元の家へと空間を繋げる。壁にあたらしい入り口が出現すると、女性たちは中に入っていく。ラウルだけは宿の部屋で眠るつもりだ。せっかくお金を払ったのに、数日しか泊まっていない。流石にもったいないと思ってしまう。
ラウルは先日買った盾に魔力を注ぐと、表面を綺麗に磨いてベットに横になった。
盾は、いまだに何の変化も見られなかった。しかし、鑑定レベルが上がったことで、ラウルは直ると確信していた。鑑定結果に、『自己修復まで残り12%』と表記されるようになったからだ。おそらく88%は魔力が溜まっているのだろう。
ラウルのステータス(46話時点)
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名前 ラウル
前世の名前 「鈴木はじめ」
レベル 10
種族 人族
性別 男
年齢 10歳
HP 1020/1020
MP 25000/25000
力(STR) 8
すばやさ(AGI) 25
耐久力 (VIT) 108
知力(INT) 50
精神力(MND) 45
ユニークスキル
インベントリ lv3、鑑定 lv2、魔力鑑定 lv2、時空間魔法 lv2
スキル
魔素感知 lv1、魔素操作 lv1、魔力感知 lv2、魔力操作 lv1、
炎魔法 lv1、風魔法 lv1、土魔法 lv1、水魔法 lv1
かばう lv1
称号
『異世界からの転生者』
『醤油の父』
『失われた文明知識の伝道師』
『ニルバーシュ領の使者』
『スケコマシ』
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