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誰も知らない 〜日本最高峰の学園は究極のカオス〜  作者: 瀬戸隆平


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EP35 宿敵

お読みいただき、まことにありがとうございます。

 サングラスに縦縞スーツの男は、夏川美穂のバストをわしづかみにかかる。

 そのとき。

 突然、鈍い音が響き渡った。

 男の体が前のめりに崩れ落ちる。


 背後にはライオンマスクの覆面をした男が立っていた。

 狙い澄ました回し蹴りで男の後頭部に強烈な打撃を与えたのだ。

 激しく脳を揺らされた男は、瞬時に意識を失って倒れた。


 続いてライオンマスクはビデオカメラを持った男の腹部を蹴りつける。

 うずくまる男。

 その後頭部をライオンマスクは高速で回し蹴りする。

 男は、そのまま前のめりに倒れ、動かなくなる。


 それを見てもう一人の男が

「不意打ちしやがって!」

 とライオンマスクに背後から飛び掛かって来た。

 瞬間、サイドステップでやり過ごしながら突き飛ばす。

 男がバランスを崩して転倒する。

 ライオンマスクは目にもとまらぬ速さで背後に回り込む。

 すかさず男の後頭部をサッカーボールのように蹴った。

 男が声にならない悲鳴を上げ、動かなくなる。


 黒のフェイスマスク3人組、残りは一人だ。

 その体格は最も大きく、身長180cm位だ。

 ゆっくりと立ちはだかって、ライオンマスクに声を浴びせる。

「お前はだれだ?」

 ライオンマスクは、思わずため息をついて、言う。

「言うわけないだろう」

 そして、こう続ける。

「そう言うお前は平手大樹だろう。声に聞き覚えがある」

「どうかな?」

 フェイスマスク男はそう答えて、こう続ける。

「勝ったほうが相手の正体を暴ける。それがフェアでいいだろう」

 頷き、構えるライオンマスク。


 高い身長、鍛えられた体幹。

 平手大樹に間違いない。

 うかつに飛び込めば返り討ちにあうだろう。

 ライオンマスクは慎重に対処する。

 平手はフットワークを使う。

 二度目の対戦。

 おそらく、本格的にボクシングをしていたのだろう。

 バランスを巧みに崩そうとフェイントをかける。

 しかし獅堂は、その手に乗らない。

 しかし両者とも攻撃の手が出ないまま、時間だけが過ぎていく。

 やがて、じれたように、フェイスマスク男がパンチを繰り出す。

 獅堂はかわしながら、ローキックを放つ。

 蹴りは平手のふくらはぎと足首を強烈にとらえた。

 しかし平手は効いてないといわんばかり。

 ジャブとストレートのコンビネーションで反撃してくる。

 しかし当たらない。

 逆に獅堂のローキックが、カウンターで次々に決まる。

「なめやがって!」

 フェイスマスク男が渾身のストレートをアナコンダ男の顔面に向けて放った。

 ライオンマスクは、するりと半身でよける。

〈ここが勝負だ!〉 

 獅堂は脚を振り上げる。

 平手の側頭部にハイキックを見舞った。

 命中の激しい音が響く。

 しかし倒れず、こう言い放つ。

「効いてねえぞ! てめぇの顔をぶっ潰してやる!!」

 渾身のパンチが飛んでくる。

 しかし獅堂は、これもかわす。

 カウンターでローキックを放ち続ける。

 平手の足は完全に止まった。

 獅堂は再び、狙い澄ました回し蹴りを放つ。

 平手の後頭部が激しく揺れた。

 時が止まったように、その体は前のめりに倒れた。

 完全にのびている。



引き続きどうぞ、よろしくお願いいたします。

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