あなたは、まだ・・!!
次の日も、普通に、受付業務をする夏子だった。
「先輩、先に、お昼ご飯、行きますね」
そう言われて、夏子は、一人で受付業務に就いていた。
すると、その時!!
ズドーン!!
というものスゴイ音がしたと思ったら、地面が割れた。
大地震だ!
夏子は、ガクガク震えて動けなかった。
その時だった。
ピーター仮面が現れたのだった。
ピーター仮面が、華麗に宙を舞い、何か光る粉を撒き散らした。
「夏子さん、そこは、危ない!早く飛ぶんだ!!楽しいことや、嬉しいことを心に思い描いて!!」
ピーター仮面の光る粉には、そういう作用があったのだ。
夏子は、何か楽しいことを考えようとした。しかし、何も考えつかなかった。
「ピーター仮面、もう駄目よ、私、もう、何も無邪気に楽しくはなれないよ」
夏子は、力なく言った。
すると、ピーター仮面が、仮面を取った。
なんと富岡さんだった。そして言った。
「大丈夫ですよ、まだ夏子さんはシンデレラだから!」
「・・さん、岩崎さん、岩崎さん!」
夏子は、会社の受付台から顔を上げた。
富岡さんが、呼び掛けていた。
「岩崎さん、相当、御疲れですね。起こすの躊躇しましたよ」
爽やかに笑い、富岡が言った。
そう、夏子は、いつの間にか業務中に、うたた寝していたのだった。
焦る夏子は、てんやわんやで、富岡を自分のオフィスに通そうとした。
その時に、富岡が夏子に囁いた。
「今度、食事でも一緒にいかがですか?よかったら、前に渡した名刺の電話番号に連絡ください」
そう言って、オフィスの奥に去って行った。
まだ眠気眼の夏子。
(どこからが現実かというと、やはり、・・・)
考え出す、夏子は、思わず微笑む。
受付台の引き出しから、名刺ケースを取り出して、富岡の名刺を探し始めた。
(終わり)




