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第五章 覚醒 第八節 影法師 第四話 除霊

第五章 覚醒 第八節 影法師 第四話 除霊




蒼也は、昨晩から体調不良を訴えていた。


頭が痛く、トイレで吐いていた。


熱は無かった。


病院に連れて行っても、原因は分からなかった。


まさか、蒼也に、妖がついているのか?


葛の葉は、蒼真にテレパシーを送った。


私が、試しに、影縛りを行うので、お父さんは、影が逃げたら、呪符で捕まえてもらえますか?


あぁぁ...やる価値はあるな。やらない理由は無い。蒼也は、また、トイレで吐いていた。


葛の葉はテレパシーを送った。


3...2..1...0...




秘技影縛り!!葛の葉は叫んだ。


その瞬間、蒼也の足元から黒い影が蛇のように這い出した。




三つの影は玄関へ向かって一斉に走る。




「逃がすな!」




ぐっ...やっぱり、妖がついていたか。




お父さん、妖は!?




もう、玄関に向かって逃げてしまったよ。




影が、三つ逃げていったぞ。




昨日感じた気配……山彦、夜行さん、そして影法師ですね。」




これで、昨日の原因が解明できますね。




レイカは、その様子を見ていた。




目が怒りと悲しみに満ちていた。




今日は、蒼也は、休み、OLの家には、


蒼真と、葛の葉が行くことになった。




ピーポーン。




蒼真は、チャイムを鳴らした。




はーい。




私、討魔庁から派遣された神代蒼真と申します。




はい、どうぞ。


玄関には、靴が、沢山あった。


家に入ると、民間霊媒師の人立ちだった。


不安だったので、民間霊媒師も呼びました。と言われた。


見るからに怪しいですね... 葛の葉は蒼真にテレパシーを送った。


先に、民間霊媒師から、質疑応答が行われた。


先祖の供養はされてますか?


いつ墓参りされましたか?


ありきたりな質問だった。


霊媒師は、こう言った。


いますぐ、除霊をしないと、大変なことになります。私たちには、怪しい影が見えてます。


今から、除霊しますので、こちらにサインして下さい。


契約書に、高価な数珠代50万円、壺代50万円、除霊代100万円と書いてあった。




蒼真は許せなかった。


何故200万円もするんだ。我々は0円です。


我々で試してみて、それでも、駄目なら民間霊媒師に頼んでみては如何ですか?


その時、霊媒師は言った。


私達を侮辱するのですか?


それとも、仕事の邪魔をするのですか?


侮辱罪ですよ。


弁護士を呼んでも、私達はかまいませんよ。


蒼真は言った。


我々、討魔庁は、貴方達と争うつもりはない。


どうぞ、先に、除霊してください。


...分かりました。


では、契約者様、こちらの白い洋服に着替えて、お仏壇の前に座って下さい。そして、般若心経を唱えるので、一緒に唱えて下さい。


かんじーざいぼさつ...


三十分程で、終わった。


除霊は終わりました。


さて、我々は、これで失礼します。


どうか、お気を付けて。


その時、蒼真は、言った。


まだ、終わっていない!


蒼真は、葛の葉に、テレパシーを送った。


霊媒師に、怪しい影が見える。霊媒師に、影縛りをおこなってくれ!


分かりました!葛の葉は、テレパシーで答えた。


3.2.1.0 秘技、影縛り!


影封じ!




葛の葉と蒼真の息はピッタリだった。


蒼真は、言った。


今、あんたについているあやかしを捕まえた。これから、元に戻す。


元にもどったら、大変なことになる。


どうする?それとも、自分で除霊するか?




霊媒師は、怖くなり、契約書を破り捨て、逃げ去っていった。




さて、今度は、我々の番です。


台所に座りましょう。




お母様と、娘さんしか知らないことを話して下さい。




私の年齢は何歳?






娘は答えた。


四十位でしょう。




位ではなく、具体的に答えて下さい。




もう、母の年齢なんて、忘れてしまったわ。




娘さん、先ほどの霊媒師のように、貴方には、妖がついている




今から、貴方に対して、妖を祓います。




かまいませんか?




...。




娘は黙ってしまった。




お金はかかりません。




どうか、リラックスして下さい。




やりますね。




蒼真は、葛の葉に、テレパシーを送った。




3...2...1...0...未だ!




葛の葉は、娘の影を縛り、蒼真は、影を封じた。




もう、安心ですよ。




また、困ったら、いつでも、討魔庁に連絡して下さい。




「お母さん……ごめんね。」


娘は涙を流した。


「思い出した……お母さんは四十八歳だった。」




母親は娘を強く抱きしめた。




娘は、何度も、頭を下げていた。




第四話 了

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