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箱庭世界の壁魔法使い  作者: 白鯨
二章 箱庭の発展と神の敵対者
28/33

2.神様だけど工房の従業員はじめました。


 中央エリアはだだっ広い草原と小さな池、そして一本の通称『なんの木』が生えているだけで、他に環境は弄っていない。


「おお! 素晴らしき大地!」


 セヨンは私の肩車から降りると、草原に寝転び地面のありがたみを全身で味わいはじめた。

 セヨンが落ち着いたところで私は話しかけた。

 

「セヨン、今からここに家を建てるけど、何かリクエストあるか?」

「家を建てるって……カルーア工房から出ていくんか?!」

「違う違う、セヨンも言ってただろ。箱庭の中に研究所が欲しいって」


 カルーア工房にしかない道具もあるので、セヨンも箱庭の出入りが激しい。

 私も食事の度にセヨンの家と箱庭を行き来するのは面倒なのだ。


「だからここに拠点兼研究所になる家を建てる」

「カルーア工房箱庭支店やな!」

「あくまでも主体は私の家だからな!」


 まったく、しっかり見張っていないと絶対に私物化するぞコイツ。


「という訳でサクッと建物をオーダーする」

「……いや、家なら自分達で建てるばい」

「なんでだ?」


 オーダーして建てた方が早いし確実だ。

 欠陥もない家をあっという間に出せるのに。


「神がホイホイ色んな物ば創ってしまうと、人ん進歩や研鑽が無うなるばい。先ば見据えるなら、トンボは人工物ば壁魔法で創るべきやなか」


 成る程、確かに私が人工物を創り過ぎると、文化や技術力がバラバラの物が沢山できてしまう。

 それがきっと、地球でもオカルト雑誌なんかでよく見る、オーパーツだとか超古代文明の雛型になるのだろう。


 ちゃんと箱庭の未来も考えてくれるセヨン。

 本当にセヨンを仲間にして良かったよ。

 

「そうだな……なら、人間トンボとして家を建てるか。ペットに手伝って貰うのはアリだよな?」

「んーギリギリセーフ?」

「なら、みんなで立派な家を作りますか。全員集合ー!」


 私が大声で呼ぶと、近くの小さな池からはピンが飛び出し、地面からはエメトが生えてくる。

 少し遅れて空を駆けてコタローとカルデラがやってきた。


『ご主人よんだー?』

『ーーん?』

『お待たせしました!』

『なんすかー姐さん』

「よし! お前ら今からここに家を建てるぞ!」


 四匹のペットに宣言すると、四匹揃って首を傾げる。


『いえー?』

『ーーん!』

『主殿の家ですか?』

『ドラゴンサイズのでっかい家を作るっすか!』

「私の家兼研究所だ。それからカルデラには悪いが人間サイズだ。お前は入れても分身までだな」

 

 残念そうに頭を垂れるカルデラの鼻先を撫でる。

 カルデラが入れる家を建てようとすれば、ドームクラスの大きさが必要になるから、さすがに無理だ。


「設計図ば描くぞ。どげん家にする?」

「草原と木に合わせるなら、ログハウスなんていいんじゃないか? ってか、セヨンは家の設計図も描けるのか」

「ドワーフの嗜みばい」


 ドワーフスゲーな。

 いや、モヒートさんも言ってたけど、セヨンもセヨンの両親も天才だったんだ。

 あまり一般のドワーフに当てはめない方がいい気がするな。


「ログハウスか……なら丸太が沢山必要ばい。うちが設計図ば描いとー間に、トンボ達は木ば切って持って来てほしか」

「よしきた。コタロー、伐採してもいい木まで案内してくれ。ピンとカルデラはこっちを手伝え。エメトはセヨンを手伝ってやれ」

『任せてー!』

『ーーん!』

『はっ承知しました!』

『了解っす』


 コタローに飛び乗りながらみんなに指示を出す。

 エメトは最近《芸術》と《工作》というスキルを覚えたので、セヨンの手伝いをさせる。

 何かいいアイデアを出してくれるかも。


 コタローのもふもふを堪能していると、あっという間にコタローの管理エリアにやってきた。


『ここの木は幹が真っ直ぐで、耐久性もありますから、建材にするにはうってつけかと。街の建物もこれを使っていますので』

「そうか……木なら何でもいい訳じゃなかったな。ありがとうコタロー」


 確かにコタローの言う通り幹の太さが一定で、枝は上の方にしかない使いやすそうな木だ。

 にしても木の種類なんて考えていなかった。

 危ない危ない。うちの子が優秀で助かったよ。

 

「コタローとピンで木を切ってこっちに運んでくれ。そしたら私が枝打ちするから、カルデラはセヨン達の所まで空輸よろしく」

『任せてー!』

『承知!』

『問題ないっすよ! この位の木なら十本や二十本楽勝っす!』


 カルデラの問題ないはいまいち信用できないんだよなぁ。 


「まぁいいか。みんな木を倒す方向には気を付けろよ」


 とりあえず、エメトとコタローの様子を見てみようか。


 コタローはウィンドカッターという魔法で木の根元を“フの字”形に切断し、倒す方向をコントロールしていた。

 そして倒れた木を口に咥え、私の所まで運んで行く。


 コタローには悪いが、その姿は骨を咥えて走る犬っぽく見えた。

 ただ、それなりの大きさの木を咥えて運ぶとか、普通に考えたら異常だよな。


 エメトは私が教えたウォータージェットで木を切断し、倒れた先に分体を配置してコンベアのように転がりながら運んでいく。


 金属の加工にも使われる、音速で極細の流水を吹き出し切断するウォータージェット。

 ピンは水魔法を使った事がないので、代わりに私がその原理を教えたら簡単に会得していた。

 水魔法にもウォーターカッターという魔法があるらしいが、そっちは水を魔力で刃状に固定して飛ばすという、刃物をぶん投げるようなイメージの魔法らしい。

 切断力ならエメトのウォータージェットの方が遥かに上だ。


「ピンもコタローもやるなぁ。なら私もやるか」


 私は続々と積まれていく木に目を向ける。

 

「オーダーはできずとも、壁魔法は便利なんだ。壁魔法『平面工房ポリゴンファクトリー』! カルデラ、木をスロープに流さしてくれ」

『な、なんすかコレ?』

「壁……つまり平面を六つ組み合わせ箱ができるように、平面を更に組み合わせばこの通り、私の工房が出来上がる」


 まだまだ昔のゲームみたいな粗いポリゴンたが、再現したのは材木工場の機械だ。

 スロープに木を流せば、その先にある回転する蜻蛉切りの刃で、枝が切断される単純な構造だ。半自動化された仕組みは、手作業より効率的に木を整えられるはずだ。


「ほら、木はどんどん集まるんだから、じゃんじゃん流していけ」

『りょ、了解っす!』


 カルデラが木をスロープに滑らせると、木の太さに合わせて先が狭まり、固定された木の枝を切断していく。

 ちなみにスロープを木の太さに合わせて狭くしているのは私だ。

 平面工房の機械は私が全て動かしているので、目を離せないのが難点だ。

 ある意味絶対に自動化できない仕組みだ。


『おお凄いっすね! 楽に枝が払われていくっすよ!』

「そうだろうそうだろう、こういうのって見ててワクワクするよな!」

『っすね! 流石姐さん男らしい感性っす!』

「あぁ?! 私は女だよ!」

『ひょえ! すいませんっす!』


 私はカルデラを睨み付ける。

 くそっ、確かに男みたいな感性してるってよく言われてたけど。


「……まったく、ある程度丸太ができたらセヨン達の所に持っていけ」

『イエスマムっす!』


 その後、カルデラに何往復させログハウスの建材確保は終わった。

 

「よし、セヨン達設計図組の所に戻りますか」


 中央エリアに転移で戻ると、セヨンとエメトが頭をつき合わせて、エメトが作ったであろう石のテーブルに置いた紙に、色々描き込んでいた。


「セヨン設計図はどうだ?」

「お帰りトンボ。ピンとコタローとカルデラも建材集めお疲れ様。設計図はちょうど完成したぞ。エメト“あれ”ば見せちゃって」

『ーーん!』


 セヨンが机の上から紙をどかすと、エメトが机に手をかざした。

 すると、石の机がカタカタと震え、一部が盛り上がり家を象っていく。

 

「ログハウスの模型か!」


 石の机の上に出来たのは、ミニチュアの家だった。

 しっかり屋根が取れるタイプで、セヨンが模型の屋根を外すと、細部まで再現された家の中が見えるようになった。

 ご丁寧に家具付きだ。


「凄かやろう。エメトがこれば作ってくれたおかげで、完成予想が目に見えるけん設計図が描きやすかったばい」


 セヨンに設計図を見せてもらったが、間取り図もなく細かい数字がびっしりで、さっぱりわからんかった。 


「この世界の大工は全員、こんな設計図を元に家を建てるのか?」

「知らん。うちは大工やなかけん、自分に分かりやすか設計図ば描いただけやし」

「大丈夫なのか? 欠陥住宅にならない?」

「設計図ん描き方は知らんが、工法なんかは知っとーけん安心せれ」


 よかった。ボールを置いたら転がっていく家とか嫌だからな。


「よし、私は設計図が読めんから、セヨンが指示を出してくれ。私達はその通りに動こう」

「わかった。ならエメトは《土操作》で家ん基礎ば作ってくれ、ピンは《水操作》で集めた建材ば乾燥させていってもらう。コタローは《風操作》で木ば加工ば頼む、釘は使わん組木工法やけん、一番重要な部分だぞ。カルデラは大きさば活かして高か所ん作業ば任せる」

『ーーん』

『はーい!』

『承知しました』

『任せるっす』


 セヨンが指示を出していき、ペット達がそれぞれ動き出す。

 セヨンは木にカットするための線を引きはじめている。

 あれー? おかしいなー一人忘れてるぞー?


「セヨンさーん、私は何をすればいいんすかねー」

「トンボは……のんびりしてる?」

「露骨な戦力外通告やめろや」


 私の平面工房は凄いんだぞ!

 と言おうとしたが、建材加工ならコタローの《風操作》の方が早いし正確な仕事をするな。

 ペット達がいれば重機要らずだし、あれ? 私マジで戦力外?


「冗談ばい。トンボには魔道具ば作ってもらう」

「私魔道具なんて作った事ないぞ」


 セヨンが仕事をくれたのはいいが、魔道具作成なんて素人に任せていいのかよ。


「作ってもらうんは、魔道具ん初歩も初歩『マジックコンロ』ん回路だけやけん大丈夫や」


 マジックコンロってのは、セヨンの家にもあるガスの代わりに魔力で火を着けるコンロの事だ。


「こん金属板に、こん魔方陣ば刻むだけや。簡単やろう?」


 セヨンがマジックバッグから取り出し渡してきたのは、白っぽい十センチ四方の金属板と、魔方陣の描かれた紙、そして彫刻刀みたいな道具だった。


 この魔方陣は火を発生させる魔方陣らしい。

 ただ《火魔法》スキルの必要ない、生活魔法という誰でも習得可能なレベルの火しか起こせないらしいけど。

 魔方陣の大きさで最大火力が変わり、ポイントカードサイズで焚き火の火種に、今渡された金属板サイズでコンロの火に使えるらしい。


「……マジで私が魔道具作るのか」

「トンボもカルーア工房ん一員やけんな。そろそろ魔道具ん一つぐらい作ってみるばい」


 いつの間にかカルーア工房の従業員にされてる!


「給料は出るんすかねぇ?」

「箱庭ん研究に研究資金はでるんか?」


 ぐわっ! ブーメランじゃないか!

 神様だけど工房の従業員はじめました。

 ってタイトル付きそうな展開になったが、仕方ない。


「わーったよ。やらせていただきます」

「それでよか。ちゃんと魔力ば流しながら魔方陣ば刻むったいぞ! それと形が歪みすぎるとちゃんと火が着かんけんな! じゃあ、うちは建築に戻る」


 なんか体よく厄介払いされた気分だが、こうなれば完璧な仕事をしてやろうじゃないか!

 見てろよ、セヨン!


ーーー


「ハイ無理ー。私に芸術の才能はない」


 魔方陣を刻みはじめてどれくらい時間が経ったか。

 私は早くも挫折を味わっていた。


「円は歪むし線はガタガタ、仕舞いにゃ自分の指を切る始末」


 不器用of不器用。

 言ってて悲しくなってきた。


 私は絵心が無い人間だった。

 親父もお袋も、はじめこそ私の描く絵を心の底から上手だと褒めていたが、いつしか死んだ魚の目で「前衛的だ」と評していた。

 幼心に私の絵はあかんやつなんだって理解できたものだ。


「だがしかし! 私には壁魔法がある!」


 私の場合、頭の中に絵の完成図はあるのだ。

 しかし、何故かそれを手が再現してくれないだけ。


「なら、先ずは頭の中の完成図を壁に刻む!」


 イメージすれば形を再現できる壁魔法なら完成図通りの魔方陣を刻んだ物を作れるのだ。

 正確には魔方陣部分以外を凹ませ、魔方陣を凸らせる仕様だが。


「これを金属板に、版画みたいに押し付ければいい! 『平面工房ポリゴンファクトリー』先生お願いします!」


 ポリゴンで再現するのはプレス機だ。

 壁魔法を動かす力はかなりのもので、押し付けれる力ならプレス機にも負けないはずだ。

 

「おらー! ぶっ潰れろー!」


 プレスされる部分に金属板をセットして固定し、私は全力で魔方陣を刻んだ壁を押し下げた。

 これで金属板に、壁の魔方陣が押し付けられて、魔方陣が刻印されるハズだ。


 見ろセヨン。私は勝ったぞ!


「あー、いけんのやー。ズルしとー」

『ご主人ずるしてるのー?』

『ーーん』

『こ、これは主殿の工夫と言うのです!』

『まぁ、あの魔方陣は無いっすよねー』


 背後から次々と声が聞こえた。

 後ろを振り向くと、もうログハウスを完成させたのか、セヨンとペット達が私をジッと見つめていた。


「お、お前ら……ち、違うぞ! 私は新たな魔方陣の刻み方を模索していただけで……!」


 悪いことはしていないはずなのに、何故だか言い訳をしてしまう。

 セヨンがズルなんて言うからだ。


「また変な壁魔法使うて……まぁ、やっとー事は単純やけん問題なかばってん、ズルすると魔方陣は発動せんぞ?」

「なにぃ?!」

「魔力ば流しながら刻むよう、はじめに言うとったやろ。今んトンボみたいに金版彫刻や鋳造したもんやと、魔力回路にならんっちゃん」


 魔方陣とは魔力回路を再現したもので、そこに魔力を流す事で様々な魔法を発動させるらしい。

 ただ強力な魔法ほど複雑な魔力回路が必要とされ、魔方陣という形で再現できる限界が、生活魔法レベルと言われている。

 《魔法》系のスキルを持っている人は、この魔力回路を体内で複雑に組み合わせられる人の事らしい。


「つまり、私のコレは?」

「無駄骨?」

「嘘だぁ! おいオラァ! 火ぃ着け!」


 そんなこと言われても諦めきれず、私は見事に魔方陣が刻まれた金属板を手に取り魔力を流した。


「トンボが凄かチンピラみたいなんやけど。そげん魔力流しても無………え?!」

「なんだよ……火、着くじゃん」


 私の持っている金属板の魔方陣は、赤く光りながら火を発生させている。

 流した魔力で火力を調節しているのか、魔力を絞ると、大きな火から弱火にと変わっていく。


「う、嘘や! なんで火が……いや、決まっとー、原因は壁魔法や…………壁魔法は魔力ん塊やけん、刻印した魔方陣が魔力回路になった? でも今までも魔力ば流しながら金版彫刻や鋳造した事はあったけど魔力回路にはならんかった。もしかして……一気に刻む場合は相応ん魔力が必要なんか?」


 またセヨンの研究者モードが発動した。

 しばらく続くだろうから、今のうちにログハウスを見てみよう。 


 ログハウスは大きめで二階建てらしい。

 入口横にバルコニーまで付いている。


「ていうか、完成するの早すぎ」

『ぼくがんばったー!』

『ーーん!』

『セヨン殿の指示が的確でした』

『最後はエメトの兄貴が自分よりでっかくなって、プラモ感覚で家を組み立てたっすからね!』

「なにそれ見たかった」


 管理者権限の一部を譲渡する際に、私の記憶の一部が流れたらしいけど、ドラゴンの口からプラモなんて言葉が出るとは変な感じ。


 ログハウスの中には木製の家具が既に置かれていた。

 木の温もり溢れ過ぎだろ。


 屋根に煙突が付いていたから予想していたが、レンガ造りの暖炉まであった。

 そして私の好みどストライクの、あのゆらゆら揺れる椅子まで用意されていた。

 暖炉の火を眺めながらあの椅子に揺られるとか最高かよ。

 地下にセヨンの研究所が、二階には結構な数の個室があり、なんと屋根裏部屋も完備。


 なによりの目玉は風呂だ。

 なんと露天風呂で、天然温泉が湧き出ている。

 どうやらピンとカルデラが協力して用意したらしい。


「素晴らしいログハウスだ。後はここのキッチンに私の魔道具を嵌め込めば完成か……」


 キッチンのコンロ部分には私の持っている金属板分、凹みがあったのだ。

「いざ、ログハウス完せ「わかったぞトンボ! やっぱり流す魔力量が関係しとった! ミスリルで魔方陣ん金版ば作って魔力ば流しながら刻印してみたら、同じごと火が着いた! ミスリルクラスん魔力伝導率んよか金属ば使えば金版彫刻でくるったい!」」

「そ、そうか……よかったな」


 ゴメンセヨン、それはどうでも良かった。

 あと実験すんの早いよ。

 箱庭産のミスリルだからって、惜しみ無く使いやがって。


「詳しい話は後で聞くから、まずは見てろ……改めて、いざ、ログハウス完成だー!」


 かっちりと金属板が嵌め込まれた。

 ついにログハウスが完成したのだ。

 私はあんまり手伝えてないけど。

 いつの間にかほとんど出来ていたけど。

 完成は完成だ。


「いや、まだばいトンボ」

「なに? まだなにかあるのか?」


 セヨンに言われついて行くと、玄関の外に出たセヨンが、扉の上に木の板を打ち付けはじめた。


「なっ?!」


 その木の板にはこう書かれていた。


 『カルーア工房箱庭支店』


「だから私の家だって言ってんだろー!!」

「そげんことよりトンボ、さっきんミスリルば使うた金版彫刻ん技法、鍛冶ギルドに広めてよかか?」

「そげんことってなんだ、そげんことって! もう好きにしろよチクショー!」


 箱庭初の建物が完成した。

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