表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界トイレ革命  作者: つっぱり
9/11

対話その2

まあ、少し欠けたのでどうぞ。

 「まあまあ、落ちつけ。儂だって考えなしにお前を拉致ってきたわけでは無い。お主、異世界好きじゃろ?」

 「いや、そうだけどさ。もっとこう、スキルとかさ。もっとまともなのにしろよ」

 「それじゃ、面白くないじゃろ?まあ、わしの与えたスキルで努力してくれ。この世界のルールルール(常識)を儂の力で超越させておるからな」


 (いや、だからせめてそのスキルのないようをどうにかしろよ…)


 「ま、何はともあれ。お主にはそのスキルで世界にトイレを布教してもらう。そうじゃな、こうしようお前がこの世界にトイレを布教し終わったら元の世界に儂が全力で返してやる」

 「もし、出来なかったら?」

 「その時はこの世界でお前が骨を埋めるだけだ」


 自然と口に溜まっていたつばを飲み込む。覚悟を決めるか。今は戻れないらしいし、この世界で生きるしかないのか。うわあ、どうしよ。今さらになって冷静になって来た。異世界に来て、本当は夢だろうとかなんとかなるだろうとか思ってたけどこれがどうやら現実らしいし。


 「なあ、一つお願いがあるんだが。俺がもし達成できたとして帰るときに元の世界で俺が拉致られた時間に帰れるか?」

 「よかろう、そこんとこ善処しよう」


 よし、これで家族には迷惑を変えずに済むな。


 「決めたか?まあ、選択肢は一つしかないが」

 「しゃあない、だって?やらなきゃ帰れないんだろ?じゃあやるよ不本意だけどな!」

 「よし、契約成立だ。さて、そろそろ時間がないな。世界に無理やり干渉したからいま力があまり残っていないんじゃよ。最後にこれだけは言っておく」

 「なんだ?」


 爺が大きく息を吸い込む。


 「我が名はTOTO!いずれトイレの神となる神だ!」

 「いや待て!せめて伏字にしろ!消されんぞ!」

 「む、何?わかった我が名はT〇T〇!」


 いやだから、それじゃあ分かっちまうんだよ!伏字の位置がおかしいだろ!


 「まだ文句がありそうな顔じゃな。しかたない我が名は〇O〇O!」


 うん、もう何が何だかわからないな。


 「そうだな、トトでいいんじゃないか?ローマ字読みで。こっちの世界にあるかわからんけど」

 「ふっ、気に入った。儂の名前はトト、トイレの神じゃああああああああ!」


 爺さんがそう叫ぶと、突如として暴風が吹き荒れトイレから体が吹き飛ばされる。トイレが見えなくなるまでドンドン飛ばされていく。何かに引き戻されるように意識が引っ張られ、ついには視界が途切れた。


『【スキル:命名】を手に入れた!』










天からネタが降ってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ