表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海のように深く  作者: 心雨
第12章
82/88

マンションを買うことに決めた

3月末になり、カナダにいる従弟翔の連絡が来ました。彼は日本のマンションは値段が安いと聞き、不動産投資をしたいと静香に相談しました。この時期、中国人の日本の不動産投資は丁度ブームになり、たくさんの人が日本のマンションを現金でバンバン購入していました。「あなたと一緒に不動産を買おう、私は頭金を出します、あなたはローンを組んでください、後で私のボーナスが出たら全額払います」翔は言いました。「中華街の近くは一番いいです、私の両親は日本に遊びに来る時にも住めます」

健と亮はやはり関係が良くなかったです。健は時々亮に不機嫌な顔を見せていました。その影響で、亮の精神状態は最悪の方向に行きました。静香はとても憂慮していました。こんな状態を続くと、亮のうつ病がさらに悪化します。一日も早く、二人を離れさせたい、と静香もマンションを買うことに決めました。


早速静香はマンションについて情報収集を開始しました。毎週末、彼女は不動産の見学に出かけました。彼女はこんなに熱心になるのは二つの理由があります。一つはマンションを買うため、いろいろな部屋を見学するはもちろん必要なこと、もう一つは彼女もこの窒息しそうな家から脱出したいでした。

彼女は亮を守りたい一心でした、今は亮を健の傍から離れさせることは一番喫緊のことでした。彼女は亮に言いました「ママとおじさんはマンションを買うつもりです。マンションを買ったら、亮はひとりで住んでも大丈夫ですか?亮はもう大人ですから、一人に住みたいでしょう?」

亮は何も言いませんでした、でも静香は偶然に発見しました、亮は密かに新しい家の家具などを考え始めました。

静香は最初中華街近くのマンションから探し始めました。でも、あっちのマンションは古く、狭く、また値段も安くなかったです。それで彼女は探す範囲を関内駅まで広げました。関内駅は再開発の真最中でした、2,3棟の新築マンションが丁度発売されていました。でも、このマンションは2LDKの部屋になるとすぐ1億円の値段に行きました。いくら従弟は頭金を出すとしても、結構高い買い物でした。その後、静香はまた範囲を横浜駅附近まで広げました。その時、横浜駅からそう遠くないところに1棟の中古マンションが静香の目に留めました。マンションは築年数が古いですが、でも2LDKで面積は70平米があり、また値段も静香の手が届くところでした。

不動産屋と時間を予約して、静香は健と一緒に内覧に行きました。マンションは駅に近く、生活環境はとても便利でした、また近くに公園があり周囲の環境も良かったです。部屋はフルリフォーム済みで、とても清潔でした。また、部屋には2面採光であり、窓も大きかったです。静香と健はとても気に入りました。「ここに住むと、亮は毎日楽しく過ごせるね」と二人は話をしました。

後日、二人はさらに亮を連れて、内覧に来ました。亮は家から出かけられるかどうかは分からない状態ですが、でも、静香の心配をよそに、亮は余程一人で暮らしたいですか、彼は頑張って家を出て健について来ました。静香は亮に部屋を見せました、亮はあっちこっちを入念に見て回りました。大きいベランダもあって、高層階で眺望もよかったです。亮の表情から見ると、彼もとても満足に見えました。

いよいよ決める時、静香は翔に連絡しました。部屋の状況を報告しました。でも、事態は変わりました。翔はカナダで部屋を買うことになり、日本の部屋は買えなくなりました。もうすでに亮は住む気満々でしたので、静香は健と相談して、亮を失望させたくないために、自分一人で買うことになりました。

静香はすぐローンの申請を出しました。静香は医者ですけど、属性は悪くないですが、でも年齢はもうすでに50代で、高価のローンを申請するとローンが降りるかどうかはまだ不明のままでした。静香自身はまだ何もないですが、健にはすでにストレスがかかっていました。ある日の朝、健は明らかに不安な顔がして、静香に言いました「ローンのこと、あなた自分でやって、私はもう何も関わりたくないです!何も私に聞くな!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ