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お正月特別編 鈴木家のお年玉事情

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(__)m

今回はちょっとした番外編です。


本来ならラブコメは初詣イベントのはず?(偏見)

お正月・・・で連想されるものは?と聞かれれば色々あると思うが、子供にとっては、短い休暇と共にお年玉という特別なお小遣いが貰えるイベントだと思う。


その、お年玉をいくつまで貰えるかは議論の余地があると思うが・・・基本的には高校生辺りまでが限度だろう。


さて・・・お年玉を貰うということ自体には本来は特別なことは何もない・・・というか、貰ってからが本番だと思うが・・・我が鈴木家では少し変わった渡し方が毎年されていると思う。


「にししー、さあ、達也。今年もこの時期が来たぞー!」


「空音(そらね)おばちゃん・・・まずは、挨拶じゃないの?」


元気よく我が家・・・というか僕の部屋に新年一発目に飛び込んできたのは、叔母である鈴木空音(すずきそらね)(現在30才)は、朝一だというのに異様なテンションで「あけおめ!」と言った。

うん、それで挨拶終わらせるとかどうなの?


「そんなことより・・・達也!今年はまた、新たな方法を思い付いたぞ!」


「毎年思うけど・・・貰えるのはうれしいけど、なんで普通に渡さないの?」


「だって、面白いだろ?」


まあ、否定はできないけど・・・


「去年みたいに家のどこかに隠すのはやめてよね」


あの時は本当に辛かった・・・せっかくのお年玉なのに、場所がわからず危うく貰えないところだった。

割と見た目が若い叔母は、毎年この時期・・・お正月になると、お年玉を渡すのにちょっとしたイベントを入れてくる習性がある。


例えば去年なら、家のどこかに隠したから探せ・・・とかいう宝探し的な展開になったし、その前の年だと、麻雀で勝てたら渡すという展開になったし、その前だと、クイズで勝てたら渡すという展開になったし・・・・などなど、本当に色々イベントにするのが我が叔母なのだ。


「大丈夫、大丈夫!今年は自信があるぞー!」


「本当に?」


何やら怪しい雰囲気があるけど・・・


「ふふふ・・・ときに、達也。どうやらお前も可愛い彼女が出来たそうじゃないの?ええ?」


「まあ、いるけど・・・それと何の関係が・・・」


「いやね・・・おばちゃんもそのガールフレンドを是非とも見たいと思ってね・・・会ってきたんだわ」


「勝手に何をしてるの!?」


てへりと笑う我が叔母であっが・・・なんで空音おばちゃんが瑠璃さんに会ってるの!?


「そこで今年は・・・瑠璃ちゃんにも協力して貰ってね・・・カモン瑠璃ちゃん!」


「あけおめタツ」


「あ、うん・・・あけましておめでとう瑠璃さん」


見ればいつの間にか瑠璃さんが部屋に入ってきていた。

あれ?でも・・・


「瑠璃さん、このあと初詣行く予定じゃ・・・」


確か今日は僕と一緒にこの後で初詣に行く予定だったはずだけど、こんな朝早くに何故我が家に?

そんな疑問に対して瑠璃さんはくすりと笑って答えた。


「着物の着付けを茜さんにお願いするついでに空音さんに協力しに来たのよ。にしても・・・タツの家は毎年面白いことしてるのね」


「空音おばちゃんオンリーだよ」


基本的にはこの人以外は普通に渡すから・・・


でも、なるほど・・・着物か・・・


「お?達也が妄想してるぞ?瑠璃ちゃんの着物姿想像してニヤケてる」


「そ、そんなことは・・・」


ないことはないけど・・・

慌てて瑠璃さんに弁明しようとするが・・・瑠璃さんはそれに対して平然と答えた。


「ふふ・・・タツったら朝から大胆ね。でも・・・私に対してならいいわよ」


・・・・・・瑠璃さん。空音おばちゃんの前でやめて!マジで理性が危うくなるから!


「おうおう。ラブラブしてるねー。さて、じゃあ、タツへのお年玉だけど・・・今年は瑠璃ちゃんの協力を得られたからカップル専用のイベントだぞ?」


「カップル専用?」


訳がわからずに首を傾げると、空音おばちゃんは瑠璃さんの側によるとぽんと瑠璃さんの肩にてを乗せて言った。


「瑠璃ちゃんの体のどこかにお年玉を隠したから今年はそれを見つけること・・・あ、私は部屋から出るから後はご自由に~」


「はぁ!?」


何してるのこの人!?


「それじゃあね~今年もよろしくー」


「ちょっ、空音おばちゃん・・・」


僕の声は虚しく消えて残される僕と瑠璃さんの二人・・・え?マジで瑠璃さんの体のどこかに隠したの?


「さてと・・・じゃあ、私は動かないで待ってるからタツは私の体を好きにしていいよ?」


・・・朝からとんでもないことを言ってくる瑠璃さん。え?何なのこの展開!?


結局、赤面しながら、瑠璃さんのポケットからお年玉をゲットしてそのまま初詣に行くまでイチャイチャ?したのは言うまでもないだろう。



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