↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/64

7歳になりました

ママの妊娠が発覚してから一月後。


「じゃあ行ってくるねー」

「フェルさん、ミーシャさん、あとイチ。ライカちゃんのこと頼んだよ」


お父さんとママは妊娠おめでとう旅行に出発した。


1年は帰ってこないそうってどういうことだ。


聞けばお父さんもママも元王族で獣王とエルフの王に挨拶しにいくらしい。


ついでに出産をエルフの国でするそうだ。

私も立ち会いたかった。


そして私が一人になってから一月が経った。


6歳児を一人にするとかおかしいんじゃないですか?!

すごく寂しい。

会いたい。


もう1ヶ月が経った。


最近は獣人の本能が強く出ているのか少し運動したくなってきた。

周りにバレないように魔法制御の訓練をしている。

久しぶりにステータスを見てみると魔法の理の殆どの属性が2段階ほど上昇していた。

回復魔法は1段階しか上がらなかったけど。


上がったステータスを見てちょっとニヤニヤした。

努力が目に見えることって大事だと思う。


もう1ヶ月が経った


もう我慢ならない!

私は冒険者をするね!


…というわけで白い仮面を被り派手な白マントを纏う。


冒険者イーストライトの完成だ!

ダンジョンにお出かけします。

もちろんフェル達も一緒に。


イチさん達を説得するのは諦めた。

日帰りでダンジョン踏破を目指します。


一日一ダンジョンを目標に。



もう1ヶ月が経った


ギルドに預けたお金がとんでもないことになっていた。

半分をもらい半分をギルドに納めた。

受付のお姉さんが狂喜乱舞していたのは記憶に新しい。


ダンジョンの踏破数は30を超えSSS級の冒険者になっていた。


職員さん曰く本当に強い人は冒険者をSS級になった時点で辞めてしまうらしくSSS級は人外を通り越した強さを持つ変人達の集まりであるらしい。


……私は変人じゃないよ。


というかいつのまにか二つ名をギルドから付けられていた。


『白銀の審判者』って…確かに近場のダンジョンでは物足りなくって世界中の冒険者ギルドでダンジョンを踏破してついでに揉め事とか腐った王様とかの悪事を糾弾したりはしたけど。


ちなみにフェルは『銀狼』ミーシャは『銀狐』

レイサンは『いぶし銀のアニキ』……アニキって何?!


まぁそんな感じの二つ名が付いていた。


ダンジョンのコアは破壊せずにそのままにしておいたのでまだダンジョンは生きている。

が凶悪性は数段下がりダンジョンに潜ることを仕事とする冒険者の収益が落ちてしまったらしい。


何?金をよこせ?知らんわ!

仕事を凱旋してやるから文句言うな!


は?お前にその仕事は早いだろぉ!


獣人としての戦闘欲求が治まってきた。


ステータスの近接戦闘能力が全体的に1段階上がっていた。


「ニャハハ!主人脳筋にゃ!……すみません何も言ってにゃいですから、どうか、どうかアイアンクローだにゃぁぁぁあああっ!!!」


フェルが容赦なくアイアンクローを入れた。

陸に上がった魚のごとくピチピチ動いたあと泡を吹いて倒れた。

最近ミーシャはちゃんとパンツを履くようになった。


もともと履かなかったのは猫だった頃の名残らしく今では履かないと落ち着かないそう。


もっとも、一番の理由としては武器の隠し場所にいい…らしい。


もう1ヶ月が経った


久しぶりに森に帰った。


なんかめっちゃエルフの国っぽい状況になっていた。

私の植えたアポルの木…もうこれ違うでしょ…


クッソでかい巨木はもう神聖さがヤバイ。

なんというか世界を守ってます!と言われても不自然じゃないレベルだ。

湖の外側まで根が張っていて葉はキラキラと輝く。


ヤベェ…まじユグドラシル…


というかこの神殿もすごい。

中には私の作ったクライブとかリーブさん達の精巧な像が飾ってあった。

そして一番中央の台座が空いている。


……え?私ですか?

しばらく空席でと言うとすごくしょぼんとしていた。


それにしても……なんか鬼がたくさんいる。

比喩じゃなくて本当にオーガがいる。


え?進化したから妖鬼?


え?傘下に入れて欲しい?

どうぞどうぞ勝手にやってくださいな。


あーなになに?酒を作った?

傘下に入るからその礼?

飲めって?いやまだ子供だし…


神様だから問題ない?

じゃあしょうがないねー



酔った…うぅ吐きそう。


でも味はすごく美味しかった!


そこへ突然の念話


『酒が切れそうなの。ライカちゃんお願い!』

『というか切れてしまったんじゃ!』


……クライブさん達から酒の要求をされた。

酒神が酒造りをボイコットしているらしい。

原因は原料の質と量の低下。

リーブさんが豊穣の神としての仕事をサボったのが原因らしい。


とりあえず神殿で酒を送ろうとしたら空いた台座にドワーフのおっさんが送る予定の酒を持って座っていた。


「まだまだ甘い…酒がなっとらん!……が素材は素晴らしい!


……儂はここに住むぞ!


おいそこの下級神……中級…いや上級…最上級か?……ん?よく見れば儂と同じ現人神か?

おぉ!お主は何を極めたんじゃ?

儂は『酒の理」のその先にある『酒の本質』に至ってな気づけば神じゃった。そういえば自己紹介がまだじゃったな、儂は酒の神ノクン!まだ見ぬ酒を作るために生き続ける現人神だ。

それにしてもここの葡萄といい麦といい水といい全てが最高じゃな!それにここの木……これは世界樹…か?!……つまりここの水は……まさか…ここが儂の思い描いた聖地じゃったか!……儂は!儂はついに見つけたぞ!」


めっちゃ喋るかと思ったら自己紹介始めた…と思ったら湖の水飲んで笑顔で泣き始めた。


ヤバイどうしよう。


「あぁ?クライブか?違う?リーブ?お前か?!……酒を作れ?煩いわ!お主達のせいで儂は酒造り断ちを3年もしたんじゃぞ!人の趣味を奪うとはそれでも神か!何?豊作不作は自然のことだから仕方ない?!お主はそれを司る神じゃろうが!儂がいるところは基本的に豊作にする!その代わりに儂はお主達に酒を送る!そういう約束じゃった!どういうわけじゃ!……はぁ審判の神の座は未だに空白なのか。あの方が居ればお主達が叱られてあるはずなんじゃが……あの方に顔向けできんじゃろ」


めっちゃ怒ってる。

というかあの方って誰?


『ライカちゃんからもなんとか言ってくれよぉ〜』

『あの方って誰?』

『あー…それね……平たくいうなら死んじゃった神かな……』

『いや!まだあの方は死んでおらん!あの方の魂のかけらが散らばったお陰で人は思いやる心を強く持てるようになったのじゃ!あの方はみんなの魂の中に生き続けているのじゃ!』


ノクンさんが念話に割り込んできた。

なんか普通に高等技術をさらっと使わないで欲しい。

しかもなんか……信者?


『儂はな!あの方が好きだった酒を作るために!……『あーごめんねライカちゃん。ノクンってあの方の話始めると長いから。じゃこれで!』

……ふぅフェイント成功じゃな』


……どうでもいいなぁ。

イース家に帰ろう。


ところで気になることが二つ。


「ノクンさんってどれくらい生きてるんですか?」

「第1世代じゃからなぁ…もう数えとらんわい」

「第1世代って?」

「まぁ要するに神様に作られた最初の人達のうちの一人ということじゃよ」


あれ?それだと…もともと人間で今はドワーフ?

ただ太ってるだけというわけではなさそうだし…


「あれ?それだとドワーフ…」

「あぁ体型のことか?いやぁ酒造りを極める中でで火と土の精霊を取り込んだ時があってな。それ以来こんなかんじじゃわい。今では水も取り込んだからドワーフよりはすらっと高身長じゃろ ?」


私はこの問いに答えることができず気になった二つ目の質問をすることにした。


「あの方って誰です?」

「よくぞ聞いてくれた!あの方と呼ばれている方はその昔神々の中心におられた方なのだ!善の塊のような方で……」

「あっそういうのいいんで。どうしてあの方と呼ばれているのかなぁと思って」

「名前がすごく長いからじゃよ」


即答か。


そのあと色々と話をした。

といっても酒を作る環境がとか、お金を少し貸して欲しいと言われただけだ。


もちろん住む場所も酒を作る環境も整えたしお金も貸した。

そのかわりにこの森を守ってもらうことにした。


森林伐採とかダメだからね。

そう言うと妖鬼達と猪人達がショボンとしていた。


森の遥か北側の不毛の地寸前のところを開いて耕したらしい。

ついでにこの盆地の中もほとんど畑やら果樹園にしたらしい。

今生えている木はほとんどトレントやらドリアードの方々らしい。


まぁいいんじゃない?

そういうと喜んで北側に連絡を……ん?なんでこんなところに電話が?


聞けばコンガ一族が頑張ったらしい。

オラウータンが白衣を纏いメガネをかけているのでびっくりした。


千里眼もどきで北側の耕したと言われた場所を見るとなんか…普通に万里の長城なんですが……


めっちゃ魔物も溢れてるし……


不毛の地じゃなくて魔境の間違いだね。


そしてそんな場所でくわを振る老人の姿が見えた。

普通にみんなと仲良くしているようで何よりだ…


老人がこちらを向くとおもむろに石を投げてきた。

え?バレた?

あとで挨拶に行こうかなぁ…めんどくさいのでまた森に帰ってきたら挨拶しに行こう。


私はイース家に帰った。


それからまた1ヶ月経った。


おばあちゃんがきて回復魔法の講義をしてくれるのだけど退屈だ。

おばあちゃんとお話ししたり裁縫したりした方が面白い。

おばあちゃんも回復魔法の講義は飽きたようで最近は街をお出かけすることが多い。


もうママとお父さんに6ヶ月会ってない…寂しい。


そんな矢先に手紙が来た。


赤ん坊は旅に耐えられないかもしれないからもう一年は帰ってこない…?


これにはおばあちゃんも私も頭にきた。


おばあちゃんは旅の支度を始めたけど私を見て旅の支度をやめた。


おばあちゃんはお父さんとママを怒りに行くより私を一人にしないことを重要視したようで私はとても嬉しかった。


そして同じようなことを繰り返しながら1年が経った。



私は7歳と大体8ヶ月くらいになった


もう文章が適当すぎる……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。