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28 〜暗殺回避からの邪神の使徒討伐という流れ〜

ライカ視点でございます


サブタイによるネタバレ注意

アロー皆様!

ライカでございます。


えーただいま魔物…いやクソモンス達を駆逐しきったところであります!


「さっさと帰るにゃ」


血生臭い……臭い…臭いぞー!!

あぁ森のハーブで臭いを消したい。


それにしても見た目がグロテスク。

やった本人としても引くわーって感じでね…もうスプラッタアンドスプラッタ。

血まみれ肉まみれなわけですよ、主に地面が。

言うなれば血池肉林といった感じ。


語呂が悪いな…


そのせいで私の中のヴァンパイアがトマトジュースを飲みたいと囁き始めましたとも。

私…トマトジュースでいいんですよ。

処女の血?いらねぇっすそんなの。

肉はしっかりウェルダン派ですし、レアなんて邪道ですよ。


それにしても…

これがゾンビになったらって思うと……


早く焼かないと。


え?焼かない?なんですと!ゾンビ!ゾンビが!

素材にならないでしょ?


「素材がもったいないにゃ」


はぁ、そうですか、素材になるんですか。

え?回収しないの?後続の冒険者の為?


後輩の為ならば仕方ないな…


「じゃあ帰ろっか」


そうして私たちは帰り始めた。


それにしても最近刀の扱いが上手くならない。

なんというか身体能力に頼りすぎな部分がある気がする。

もっと体の動かし方考えないとなぁ…


「主人…最近女子力がだだ下がりにゃ」


なななな、なんですとととと。

そっそんなわけががないじゃないですかぁ。

「うっ、例えばどこが?」

「スカートがめくれても気にしないところにゃ」

「あぐらをかくところですね、主人様?」

「ケツをボリボリ掻いてるのはどうなんだ?」


「……誠に申し訳ございません」


「まだにゃ!まだあるにゃ!」


「まだあるの!」


「化粧をなぜしないにゃ!」


「いやぁだってさ、めんど…じゃなくてべつにする必要ないでしょ。子供だし。べつにすっぴんでも十分でしょ?」


「……主人…主人は女の敵になるにゃ。

このミーシャが断言するから間違いないにゃ…」


「えぇ~…」

「主人が化ける必要はないかと。

そのままで十分な美しさでございます」

「まぁ確かにその通りだな」

「二人とも…」

「主人がこれ以上男になるのはダメにゃー!」


男っぽいとは心外だな…


「男っぽいとは心外だな…」

「そういうことを言いながらマナで体に負荷をかけてトレーニングしてる時点で終わりにゃ。今も大股で歩いて下半身を鍛え抜いてるにゃ」

「結構体幹にも効くよ?これ。」

「そういうことじゃないにゃー!」


結構いいトレーニングになるんだけどなぁ…

あーちょっとデリケートゾーンが擦れてかゆい。


「そーいうところにゃー!」


はい、すいません。


それにしても不快な視線が取れない。


=気持ち悪いんだけど、この視線どうする?=

=今日は何もしてこないと思うにゃ=

=同じく=

=同じく=

=じゃあ今日からは自由行動で!=

=主人はどうするのですか?=

=私はね…一日休んだ後少し森に帰ろうと思うよ=

=賛成にゃ!=

=我は自由に空を飛んでまわりたい=



街の中に入るとミーシャが突然こんなことを言った


「主人、この後コンサートがあるから一旦お別れにゃ」

「え?」

こいつ…副業でアイドルを始めやがった。


まぁ送り出すという選択肢しかわたしにはない。


「あぁわかった、いってらっしゃい」


わたしはミーシャの青色の髪を見送った。

耳がピコピコ動いていたので相当ご機嫌らしい。

9本あるフサフサ尻尾もしっかり揺れていた。


我慢だ…あのフサフサに飛びつきたいけど我慢するんだ…!


我慢できました。


それにしてもミーシャの周りをオタクの気配が囲んでやがる…


しかも気配を消しつつそれとなく危険な輩を排除している……できるな、こいつら。


じゃなくていつのまにかミーシャ親衛隊ができていたという事実に驚きですよ。



しばらく歩く。


客観的に見るとお爺ちゃんとその息子そして孫を連れたように見えるだろう。

全員が仮面をしていて武装している時点でそんな風には見えなくなるのだが…


話は変わるがフェルの手は細いがやはり男の手だった。

でも肉球みたいに柔らかい。

レイさんは…ゴツゴツしてた。

前世のお父さんの手を思い出す……



IT関連の仕事だったからそんなにゴツゴツしてなかったなぁ、というかフェルの他の方が似てる。これは土木系の仕事をしていたお爺ちゃんの手に似てるなぁ…あとガンテツのジッちゃん。




そしてしばらく歩いてからフェルと別れた


フェルは仕事が溜まっているらしい。


残業か?

サービス残業なのか?

上司のイビリか?

労働法はこの世界にないからな……いつか導入させてやろう。


とりあえず、頑張れ、とエールを送った。

フェルの後ろ姿は大きくて立派だった。

ブンブン振り回されている尻尾がなければ。

それだけで厳格に仕事に向かう漢の姿が崩れた。


そして宿に到着。

マナを使った身体負荷トレーニングは足に結構効いている。


やっぱマナを使った身体負荷トレーニングは効率がいいな。

これからはいつも負荷をかけ続けることにしよう。

新たな日課がまたできた。


いやーこういう風に改善点が見つかるのはやっぱ気持ちいい。


遅めの昼飯を食べた後レイさんが出ていった。


戦闘機のような立体機動を目指すらしい。

飛べない竜はただの地竜だからね。

飛べたら飛竜。

魔法が使えるなら属性竜。

結局竜、普通に強いじゃん。


竜とかとやるのも面白そうだけどでもやっぱやるなら対人戦だよなぁ。

読み合いが堪らん。



さてと、



邪魔が入らなくなったのでとりあえず瞑想を始める。

瞑想をしてマナの保有量を大きくする特訓だ。

一応マギナ先生直伝だから間違ってはいない…はず。

外に流れるマナを自分の中に取り込んで練り上げる。

丹田を意識する。

上丹田に淀みなくマナが吸い込まれるようにイメージする。

中丹田で体中に満遍なくマナを送り出す。

下丹田で体中から送られてきたマナを練り上げ、燃やしさらに純度の高いエネルギーへと変換する。

そしてそのエネルギーを中丹田からまた全身へ。


汗が出てきた。

これをマナを体外に漏らさずにやるのって結構大変だなぁ…


ちょっとこれだけに集中したくなったので体の負荷を外す。


うん、肩が軽い。


マナを体内に流す。

淀みなく、一定に、水が流れるように。

澄んだ湖のような状態でありながら確かに流れはある状態、それが理想。

明鏡止水の境地を目指す。


魔力回路(マナサーキット)なんてチャチなものを作らず全体に、均一に、細胞ひとつひとつを意識して。


しばらくすると疲れが溜まってきた

あぁーいい疲れだー。


最近マナの伸びが悪かったからこのまま限界までマナを活性化させて身体強化したまま寝よう。

というかこのまま寝れるくらいマナを自然に取り込んで操るのが目標!


疲れるなぁ…


意識して続ける


なんか体がポカポカしてきた…


意識して続ける


ふぁぁ……


続ける


ぉぉ…なんか…周りの状況が手に取るようにわかるぞ……眠ぃ


おやすみぃぃ……


ーーーーー



全身を限界を超えて強化しつつマナを取り込みまくっていたところ…私は眠くなったので寝た。


いやぁ自然のマナを使うのって気持ちいい。

自然と一体になるっていうのかな?


なんか仙人になった気分だよ。


カスミ食うだけで一年過ごせそう


さてそんな気持ちの良い眠りを邪魔するネズミが一匹…


正直確認するのがめんどくさいけど…さ。


ちょっとその隠形はお粗末すぎないかな?

しかも殺気がダダ漏れ。


な〜にこれ?


ま、いいや寝よう。


それにしてもお粗末なアサシンさんの動きが寝てても一挙手一投足、瞬きすらもわかる。


どうなってんの、これ?


ま、細かいことはいっか。


アサシンさんがこのままなにもせず出ていくならばよし出て行かないならば…まぁそれなりの対応をしようかなぁ



うーん、もぅダメだ…眠気が…もぅダメだー…zzz







鋭い殺気を感じた



体が脊髄反射を超えたスピードで反応する。


ナイフを持っていた腕を手刀で斬り落とし腕と両足を同じように斬り落とし首も落とした。


ここまでわずかコンマ1秒足らず。


手に血が付くことすらなかった。

というか殺っちまった。

体が勝手に動いてしまったんです。悪意などはありません。


やばい、どうしよう…人を殺してしまった…


…正当防衛だからセーフ。というかそんなに落ち込まなかった。

やっぱりもう日本人じゃないんだなぁとつくづく実感しました。

やるときはやりますよ!わたし。



さて、この遺体…どうしようか。



1.燃やす

2.燃やし尽くす

3.跡形もなく燃やす

4.消し炭にする



よし4で行こう。


汚物は消毒だー!!

ヒャッハー!!



わたしが悩んで決めたことを実行するとき男から5つの光る球が出てきた。


ぷかぷかと浮かぶそれは白いのが3つ明らかに禍々しい黒紫のがひとつ、薄汚れた灰色がひとつ。


すると3つの白い光の玉がわたしに近づいてきた。

私がそれに触れると球は私に吸い込まれた。

灰色と禍々しいのも近づいてきた。


キモいので回避&スラッシュ


もちろん切るのにはカクレバを使う。

灰色は一瞬で弾けとんだ。

禍々しいのは『グギョォォ⁈』と声を出した。


切った感触だが、実体がないものらしい。


『クソッ、ダマッテワタシニシハイサレテイレバ、ヨカッタモノヲ』


そんなことをいう。

キモいうざい鬱陶しい。


ギルティ、オア、ノットギルティ?


判決…ギルティ。


よし、最近徹夜テンションで開発した必殺技の餌食になるがいい



『ワタシハ、ジャシンサマニツカエル、ハッショウガヒトリザークサマダゾ!ヒザマヅケ!』



なぜこの技を使うときに臭いセリフを言わなければならないという制約をかけてしまったんだ私は…


恥ずか死ぬ…


もういい!ライカ!詠唱しまーす!


「鉄を断ち雨を断ち流れを断つ。

海を分かち空を分かち大地を分かつは我が神刀。

空間を裂き、時間を裂き、繋がりを裂く一撃は、

有象無象の存在をこの世から断つ必殺の技」


マナがカクレバに圧縮されカクレバの力によってそのマナはブーストされる。

がそのマナを押しとどめ解放されないように制御する。


全身を使いその一太刀を浴びせる。


「原初ノ太刀」


この一撃は飛ぶこともないし周りに影響を与えることもない。

ただその太刀が通ったところの全てを切り裂く技。

それは実体であろうと、精神体であろうと、どれだけ硬かろうと、どれだけ再生しようと、時を止めようと、空間を隔てていようと、別次元であろうと、別世界であろうと、人であろうと、神であろうと関係なしにまるごと両断する魔剣。



という臭い設定のつもりだったのだがまったくもって同じ効果を出す危ない技になってしまった。


そこらへんに転がってた魔神で一回試したから間違いない。



すなわち



「相手は死ぬ!」



ちなみに引き裂いた空間とか諸々の世界に関係するところは修復するアフターケア付きである。


世界は大切にしないとね!



結果…黒玉は消滅した。

というか引き裂いた空間に馬鹿みたいに飛ぶ斬撃を入れてやった。

なんか阿鼻叫喚の騒ぎが次元の向こうから聞こえてきたので封鎖。

叫び声がゾンビゲーを思い出させてめっちゃ怖かった。



しばらくすると体に痛みが走った

あぁヤベェ……筋肉痛だ…


それも尋常じゃない痛み


ちょっと強化の反動がががが


あ、なにもしてないのに皮膚から血が出てきた


ヤッベェ…ヤッベェよ


「テレポート」



迷わず森に帰宅!


「全身の骨にヒビ。筋肉の損傷。まぁ大体治る範囲だね」


フェニックス診断では大体2日、ユニコーン診断では3日で治ると診断された。

私は大体全治1日と見た。というかそうであってください。


「それから…しばらく運動は控えてくださいね?」

「えー」

「わかりましたね?」

「はい…」


修行は少しの間マナコントロールだけにします。

というかさせられました。


おおアプルの木よ。私の傷を癒したまえ〜。


なんか私が祈ったらアプルの木が生き生きし始めたんだけど…


対象が違うぞぉ!

私に刀を振らせろぉぉ!


そんな時なにかが空から落ちてくるのを私は探知した


人型のそれも女性だ。処女臭い。

処女の匂いの判別方法はユニコーンに教えてもらった。なにやってんだユニコーン…


でこんなときはあのセリフを言うしかない!


「親方!空から女の[ドカーン!]子…が」


彼女は天空の城の女の子のようにふわふわと落ちることはなく地面に人型の穴を作った。


……南無。

その後ライカの部屋では遺体が見つかった。

何事かと冒険者ギルドで死体を見た結果、聖国での連続殺人によってギルドで討伐依頼になっていた人物だった。そして突如ライカがいなくなったことによりスタンピードと殺人犯の討伐のライカへの報酬をライカの口座を作りそこに入れ込むギルドであった。無論そんな口座があることを本人は知らない。



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