人間第3話「混乱」
※「発言など」※〈無線〉※〔AI〕※『魔法詠唱など』※
「火傷の治療、完了しました!」
「容体は?」
「安定しています。じきに意識を取り戻すとのことです。」
「分かった。今向かう。」
「それでは。」
「上手くコンタクトを取れるだろうか。言葉は通じるだろうか。通じなかった場合、AIによる言語解析機能は有効なのだろうか。」
〜特別医療小屋〜
「医療AI、現在の状態は?」
〔脳の活動からして、まもなく意識を取り戻します。〕
そして、その生命体が目を覚ました。
「⁈ 奴らが!」
何かに驚いて飛び起きた。
「ダークエルフじゃない?」
「医療AI、精神状態は?」
〔問題ありません。気絶前に何らかのショックがあったものと思われます。〕
「私は星野幸隆。少し聞きたいことがあるのだが、良いかな?」
『魔力よ、嘘を見破り、明らかにしたまえ!』
「幻影じゃない。???」
「何があったのかは知らないが、我々は危害を加えるつもりはない。」
「信じられない。ブライトエルフでも、ダークエルフでもない喋る生き物がいるなんて、」
「私たち、人間はこの惑星の外から来た。初めて見る生物だというのは当然のことだ。」
「『人間』?」
「私たちは、自らの種族のことをそう呼んでいる。」
「私はブライトエルフのジュリア。ジュリア・フォスター。」
「ジュリアさんと呼べばいいかな?」
「うん。ホシノさん。」
「まずは、さっきから言っている『ダークエルフ』とは何なのかを教えてくれるか?」
「奴らは混沌の使い魔。いろんな秩序から抜け出し、混沌を生み出す存在。」
「そいつらは何が目的なんだ?」
「秩序を壊すこと。ただそれだけ。」
〔テロ行為を行う心理として、社会に何らかの恨みがある可能性があります。〕
「この声は?」
「医療AI。人間が作った人間のようなものです。」
「作られた命、、、もしかして、虫の羽音みたいな音を出して飛ぶ謎の物体も?」
「虫の羽音のような音を出して飛ぶ?」
〔ドローンの事と思われます。〕
「ドローン?」
「人の身ではいけない場所を安全に見るための物です。」




