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新しい店、古い町

グリフが店へ入ると、総一郎がナシゴレンを少しずつ食べていた。

スプーンの動きは慎重だった。

異国料理に対する警戒心が、まだ完全には消えていない。

「直人、このナシゴレンっつうのは、あれだが。炒飯なのが?」

「そうだよ。どう? 口に合う?」

総一郎はもう一口食べ、ゆっくり頷いた。

「……うん、うまいな」

「それは良かった」

総一郎は黙ってさらに一口食べた。

(……梨、入ってねぇな)

ちらりと皿を見る。

(いや、味付け変わってっから、気づがねぇだけが……?)

さらに考える。

(米も細ぇな……タイ米っつうやづだべが。……やっぱり米ぁ地元のほうがうめぇと思うがなぁ……)

そんなことを考えている間に、グリフはレジへ小銭を補充し始めていた。

その時、入口のベルが鳴る。

「いらっしゃ――あ、春子おばさん。敏夫さんも。忙しいのにありがとうございます」

「なかなか雰囲気あるじゃない」

春子は店内を見回しながら明るく笑った。

片手には、小ぶりな花束を持っている。

レジ横に置くのにちょうどいい大きさだった。

春子は、母・涼子の姉にあたる。

妹の涼子が鋭いキャリアウーマンなら、春子は細かいことを気にしない、陽気で人懐っこい性格だった。

「あとこれ、お祝い」

「ありがとうございます。ちょうどここに置きたかったんですよ」

「直人くん、開店おめでとう」

春子の隣で、敏夫が穏やかに笑った。

こちらは祝儀袋を差し出してくる。

仕立ての良いジャケットに落ち着いた眼鏡。

町議会議員というより、大学教授のような雰囲気だった。

「ありがとうございます。じいちゃんも来てますよ」

「お父さん、来てたの。早いねぇ」

春子は店の奥を覗き込んだ。

「何食べてるの?」

「ナシゴレンじゃ」

総一郎が答える。

「ナシゴレン!? なにそれ、梨かなんか入ってるの?」

敏夫が吹き出しかけ、慌てて咳払いした。

「いや、“ナシ”って付いてるからって、梨っていうのはさすがに単純すぎるだろ……」

「えー、でも分からないじゃない」

「たしか現地で焼き飯みたいなのをナシゴレンって言うんじゃなかったかな」

総一郎は黙ってナシゴレンを口へ運んだ。

(春子が笑われどる……)

少し安心する。

(聞がねぇでよがった……)

「敏夫さん、よくご存じですね」

「食べ物はね。気になったら調べるようにしてるんだ」

敏夫はメニューを眺めながら続けた。

「たしか、“ナシ”がご飯、“ゴレン”が炒めるって意味だったかな」

「東京のエスニック料理店で見たことがあるよ。写真付きだったから炒飯みたいなものって分かったけど」

少し笑う。

「名前だけじゃ分からないよね」

敏夫は、江戸時代から続く和菓子店の経営者でもあった。

地元の店舗だけでなく、東京の百貨店にも卸している。

そのせいか、食文化への興味が妙に深い。


「そうよ、分かるわけないじゃない。直人、メニュー写真つけなさい」

「写真付きかぁ……なんかファミレスみたいだな……」

グリフは腕を組んだ。

「でもまぁ、パソコンで印刷してパウチすれば安いか」

「ま、とにかく座ってよ」

2人は席についた。

ジョコが水を持ってやってくる。

「いらっしゃいませ。何にいたしましょう」

「あら」

春子が目を丸くした。

「現地の子なの? なかなかのイケメンね」

ジョコは意味が分からず、とりあえず会釈した。

「直人もそこそこイケてるし、この店流行るかもね」

「そこそこって何だよ」

「えーと……何にしようかな。名前だけだと全然分からない」

春子はメニューを上下逆にしながら悩んでいる。

「んー……じゃ、お父さんと同じやつ」

そして敏夫を見る。

「あなたは?」

「僕はこのあと仕事があるから、飲み物だけでいいよ。コーヒーある?」

「あります。ルンザット産がありますよ」

敏夫の目が少し動いた。

「ルンザットというと、ディオ君の島だよね。あそこでコーヒーも栽培しているのか」

「はい。少しずつ始めて、最近ようやっと市場に出せるくらいになったみたいです。これが結構うまいんですよ」

「じゃあ、それお願いしようかな」


*


ジョコは復唱すると厨房へ戻っていった。

敏夫はその背中を見送ってから、ふと声を落とした。

「ところで直人君。彼はちゃんと手続き踏んできてるんだよね」

春子がすぐ反応する。

「何よあなた。心配性ねぇ」

「大丈夫に決まってるじゃない。直人は涼子の子よ? 私と違って、そういうところは真面目にやってるに決まってる」

「いや、最近ちょっと色々あるんだよ」

敏夫は静かに言った。


「震災復興で人手不足だろ。土木、建築関連で、外国人の不法就労が結構問題になってる」

「他の市の話だけど、公共事業で発覚したケースもあるらしい。元請けは“下請けが勝手にやった”って言ってるけど、監督責任も問われるかもしれない」

「場合によっては指名停止だ」

総一郎が箸を止めた。

「そりゃ死活問題だべな」

「うん。地方の土木業者は公共工事で食べてるところも多いから」

春子が少し不安そうな顔になる。

「倉沢は大丈夫なの?」

「今のところはね。ただ倉沢はいま観光インフラ整備を急いでる」

敏夫は指を折りながら説明した。

「駐車場、道路、休憩所……世界遺産になった直後が一番客が来るから」

「工期遅れると、遅延損害金発生するケースもある。だから業者側も必死なんだろうね」

「それは大変ね……」

「まあ実際は、変更届とか出して、多少はなあなあで回してる部分もあるよ」

敏夫はコーヒースプーンを指で弄びながら続けた。

「でも遅れすぎると観光に影響出る」

「それに……」

「それに?」

春子が聞き返す。

敏夫は少し言いにくそうに笑った。

「沿岸部の被災地を見て回る人たち、いるだろ?」

「ああ……復興視察とかいうやつ?」

「そう。それで“せっかく東北まで来たから、世界遺産も見て帰ろう”って需要が結構あるみたいなんだ」

春子は複雑そうな顔になった。

「でも廃墟バックに写真撮る人もいるって聞くよ……」

「なんか、人の不幸を覗き見してるみたいで、ちょっと嫌よねぇ」

「まあ忘れられるよりはいいのかもしれないけど……」

「そういう客も、今だけかもしれないからね」

敏夫は静かに言った。

「だから町も急いでる」

「作った後どうするのよ」

春子は即座に言う。

「客来なくなったら終わりじゃない」

「そこは……まあ、それから考えるんだろうね」

「倉沢だけじゃなく、近隣含めて観光圏にできればいいんだけど」

「大谷君なんかどう?」

「大谷? ああ、二刀流の」

「今年プロ1年目だっけ」

「そうそう。成功したら記念館とかできるかも」

「楽天も今年どうかなぁ」

「マー君いるからなぁ」

「星野監督いいよねぇ。熱血って感じで」

「……って、なんでこんな話になったんだっけ」

敏夫が苦笑した。


*


「あ、そうそう。直人君、厨房の彼、大丈夫なんだよね」

(……話飛ぶなぁ、この夫婦)

グリフは苦笑した。

「はい。もちろん大丈夫です」

「彼は入管法上、“留学”の在留資格です。関谷市の日本語学校に通っています」

「向こうで出稼ぎブローカーに頼もうとしてたのを父が止めて、自分で世話しました」

「農民だったので、“技能”は無理でしたから」

敏夫が頷く。

「在留資格の手続き、直人君がやったわけじゃないよね。資格持ってないだろうし」

「はい。学校の申請取次資格者がやってくれました」

「資格外活動許可の範囲?」

「週28時間超えないようにします」

敏夫は安心したように笑った。

「ちゃんとしてるなぁ」

春子も嬉しそうに頷く。

「だから言ったべ。直人は優秀なんだって」

「うちの店や工場の管理もお願いしたいくらいよ。向こうでディオ君の工場管理してたんでしょ?」

「この店忙しくなったら無理かもしれないけど……なんか大丈夫そうな気がするし」

「いやいや、お手伝いは無理ですよ」

グリフは笑った。

「この店、結構流行ると思ってますから。東京でも何件も飲食やってきましたし」

春子が即座に返す。

「でも全部だめだったんでしょう?」

「……それは時代が悪かったんだよ」

「リーマンショックとか震災とか色々あったし」

そこへジョコが、ナシゴレンとコーヒーを運んできた。

「おお、うまそう」

春子がスプーンを取る。

「……ん、ちょっと日本の味付けと違うけど、おいしい!」

敏夫もコーヒーを一口飲み、目を細めた。

「これはうまいな……」

「確かに流行るかもしれない」

グリフは少し照れくさそうに笑った。

「でしょう? これから観光客も増えるし、手応えあるんですよ」

店の外では、桜吹雪が春の風に舞っていた。

その明るい笑い声は、参道の賑わいの中へ自然に溶け込んでいった。


***


夏になった。

倉沢町の空気は、春とは別物だった。

観光客は相変わらず多かったが、桜の季節の浮ついた賑わいとは違う。蝉の声と、焼けたアスファルトの熱気の中で、人々は少し疲れた顔をして歩いている。

藤樹堂の工場では、朝から蒸気が立ち込めていた。

グリフは2階の事務所で、段ボール箱の山と格闘している。

机の上にはノートパソコン、送り状、注文票、電卓、半分飲みかけのアイスコーヒー。

エアコンはついているが、古い建物なので効きが悪い。


「……なんだこれ、また注文増えてる」

モニターを見ながらグリフは呻いた。

敏夫の営業努力が実ったこと。

そして、ローカル局のグルメ番組で紹介されたこと。

それをきっかけに、新商品“アマン”が妙に売れ始めていた。

特にネット注文が伸びている。

「ネット通販なんて若い人しかやらない」と最初は半信半疑だった敏夫も、今では毎日売上を確認するようになっていた。

グリフはその対応を手伝っていた。

ルンザット時代、島の物資管理や帳簿整理をしていた経験が、意外なところで役立っている。

そこへ、1階の作業場から春子が上がってきた。

白衣姿のまま、額に汗を浮かべている。

「春子おばさん、今月中に30箱の注文来たけど間に合う?」

「30? 中途半端ね。どこ?」

「新規の店。埼玉のスーパーだね。調べたけど2、3店舗しかない」

グリフはモニターを見ながら続けた。

「とりっぱぐれは無いと思うけど……もっと大口取引に備えて保留にしとく?」

「それとも、“来月まで待ってくれるなら100箱で単価下げます”ってカウンター出す?」

春子は腕を組んだ。

「うーん……」

真剣に考えているように見える。

だが次の瞬間には、

「あんまり取引先広げたくないんだよねぇ。ま、任せるわ」

と、あっさり言った。

「軽っ」

「だって直人、そういうの得意でしょ」


*


春子は自分の机に置いてあった大学ノートを掴む。

中には大量の走り書きがされていた。

“黒糖+バター”

“冷やしアマン”

“ずんだクリーム?”

“揚げ時間20秒短く”

どうやらまた新商品の研究らしい。

そのまま階段を降りていった。


グリフは苦笑する。

春子は、商品開発に異常なほど熱中していた。

ヒット商品の“アマン”も、もともとは、

「揚げたらうまいんじゃない?」

という雑な思いつきから始まっている。

もちろん商品化にあたっては、

生地用小麦の変更

あんへのバター配合

油温調整

食感改良

など、かなり細かい改良が加えられていた。

だが、最初の入口だけ聞くと、ほとんど事故みたいな発想だった。


当初、工場の職人たちは猛烈に反発した。

何しろ、江戸時代から続く和菓子屋である。

「まんじゅうを揚げる」など、正気を疑う行為だった。

だが春子は、押し切った。

理屈ではない。

異様な勢いとコミュニケーション能力で、なし崩し的に押し切った。

しかも結果が出てしまった。

売れている以上、職人たちも文句を言いづらい。

今では半ば呆れながら協力している。


その時、1階から怒鳴り声が聞こえた。

「だから違うって! その揚げ方だと“サクッ”じゃなくて“ガリッ”なの!」

春子だった。

続いて低い男の声。

「“サクッ”と“ガリッ”の違いが分がんねぇんですよ!」

「食べれば分かるでしょ!」

「いや、どっちも硬ぇです!」

別の職人が口を挟む。

「春子さん、そもそも和菓子を揚げるっつう発想がまだ納得いってねぇんです!」

「時代についてきなさいよ!」

「江戸時代から続いてんですよこっちは!」

「だから江戸時代のままじゃダメなの!」


グリフは思わず吹き出した。

さらに下から声が飛ぶ。

「あと今度、“冷やしアマン”やりたいから!」

「冷やしたら油固まるべした!」

「じゃあ別の油試す!」

「またですか!?」

「あと、中にチーズ入れたい!」

「和菓子屋ですってば!!」


グリフは額を押さえた。

(……すげぇな、この人)

普通なら職人が辞めてもおかしくない。

だが不思議と、この工場は回っていた。

むしろ以前より活気がある。

下からまた春子の声が響く。

「だからね、“伝統”っていうのは、変えないことじゃないの!」

「売れなくなって潰れたら終わりなんだから!」

少しだけ、静かになる。

そのあと、小さく誰かが言った。

「……まぁ、売れてるのは事実なんだよなぁ」


グリフは椅子へもたれた。

窓の外では、夏の日差しが古い商店街を白く照らしている。

そして彼はぼんやり思った。

(この人、政治家向きかもしれないな……)

言ってることは無茶苦茶なのに、なぜか周りが動いてしまう。


*


しばらくすると、事務所のドアが開いた。

「直人君、戻ったよ」

敏夫だった。

ネクタイを少し緩め、手には役場の封筒を持っている。

外回りから帰ってきたばかりらしく、額にはうっすら汗が浮いていた。

「敏夫さん、お疲れ様です」

「いやぁ、暑いね……」

敏夫は苦笑しながら椅子へ腰を下ろした。

窓の外では、じりじりと夏の日差しが照り返している。

商店街を歩く人影も少ない。

「いない間、電話とかなかった?」

「特には無かったですけど……誰かから掛かってくる予定だったんですか?」

「いや、役場に問い合わせしててね」

敏夫は封筒を机へ置いた。

少しだけ間を置く。

「ちょっと困ったことがあって……」

グリフは自然と顔を上げた。

敏夫は普段、あまり“困った”という言葉を使わない。

感情的にもならない。

だからこそ、その言葉に妙な重みがあった。

「……そういえば直人君って、中高生時代はこっちだったよね」

「そうですね。倉沢です」

「その時、若い子たちのリーダー役やってたって聞いたけど」

グリフは思わず笑った。

「あー……リーダーっていうか、巻き込まれて担ぎ上げられた感じですよ」

「そうかな」

敏夫は穏やかに言った。

「担ぎ上げられること自体、なかなか無いと思うけど」

「直人君って、人を引っ張っていく力みたいなのあると思うんだよね」

「いやいや、そんな立派なもんじゃないですって」

グリフは椅子を回しながら苦笑する。

「単に不良グループに担がれただけです」

「ほら、俺、じいちゃんに剣道教えられてたじゃないですか」

「でもあれ、剣道っていうより戦闘術なんですよ」

敏夫が笑う。

「戦闘術」

「なんか戦国時代から続く流派らしくて。棒でも椅子でも、その辺の物なんでも武器にするんですよね」

「で、中学のとき不良に絡まれて……ボコボコにしちゃって」

「そのあと、不良グループ内の派閥争いみたいなのが起きて、“こっち側のリーダーになってくれ”って言われて」

「それで勝っちゃったんですよ」

敏夫は思わず吹き出した。

「勝っちゃったんだ」

「はい。なんか知らないうちに」

「でも受験あったんで、しばらくしたら後輩に譲りました」

「そうなのか……」


敏夫は少し考え込むような顔をした。

「でも今でも、その時の知り合いに影響力あるんじゃないの?」

「どうだろう……」

グリフは天井を見た。

「今年戻ってきたばっかですし」

「その間、15年くらい連絡も取ってないんで……」

「普通の友達とは、たまに連絡ありますけど」

「そいつも東京出てるし……地元に誰残ってるかなぁ」

敏夫は小さく頷いた。

「そうか……」

その返事は、何かを確認したようにも聞こえた。

事務所の外では、工場の換気扇が低く唸っている。

下からは、春子と職人たちの声が聞こえてきた。


「だから“冷やしアマン”は冷たくてもサクサク感必要なの!」

「無理ですって春子さん!」

「無理じゃないから試すの!」

いつもの騒がしさだった。

だが、その明るい声が妙に遠く感じる。

敏夫は机の上の封筒を指で軽く叩いた。


*


「……実はね」

声のトーンが変わる。

「倉沢でも、太陽光発電をやろうって話が出てるんだ」

「太陽光?」

グリフは少し驚いた。

「確かに原発があんな風になって……必要ではありますよね」

2011年。

東日本大震災。

そして福島第一原発事故。

あの映像は、日本中の人間の感覚を変えてしまった。

計画停電。

節電。

東京でも、その言葉を何度も聞いた。

「いいことじゃないですか?」

だが、敏夫は曖昧な顔をした。

「……いや、それがね。いいことばかりでもないんだよ」

窓の外をちらりと見る。

「東京から、いくつか業者が来ててね」

「なんか揉めてるんですか?」

敏夫はすぐには答えなかった。

「……ここじゃ、ちょっと話しづらいかな」

工場の下では職人たちが働いている。

誰が聞いているか分からない。

敏夫はそういうことを気にする男だった。

「夕方、直人君の店行くよ」

「店、夜開けるんだろ?」

「閉まる頃にでも」

そう言うと、敏夫は立ち上がった。

「じゃ、ちょっと役場に電話するから」

そのまま奥の部屋へ消えていく。

ドアが閉まった。


グリフはしばらく動かなかった。

パソコンの画面には、注文管理システムが表示されたままになっている。

発送先の住所が並ぶ。

だが頭には入ってこない。

太陽光発電。

東京の業者。

役場。

そして、“リーダー役”という妙な話の振り方。

窓の外では、強い夏の日差しが商店街を白く焼いていた。

アスファルトの上で、陽炎が揺れている。

ふと、ルンザットを思い出した。

あの島でも、“外から来た話”は、最初はいつも良い話だった。

新しい仕事。

新しい金。

新しい時代。

だが、気づいた時には、村の空気そのものが変わっている。

グリフは無意識に、指先で机を軽く叩いていた。

その癖は、考え込む時にディオがよくやっていたものだった。


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