第4話 我慢できない。
◆◆◆◆
「──なんか最近の伯人、元気そうだねっ」
「え、そう……?」
今日も、普段と変わらず、いつも通りの未姫が迎えに来た。
一緒に登校する道すがらの一幕。
「……なんかちょっと前まで、なんか元気なさそうだったからさ。大丈夫そうで良かったよ」
背中をポンポンと叩いてくる。
その慣れなれしさが今は腹立たしい……。
「あ、ハハハ……」
(──未姫の惚気話なんて聞いてたら、元気もなくなるよ……)
「あたしもね、先輩におっぱい、たーくさん揉まれながら、エッチなことしてると、毎日すっごーく元気出るんだ! 伯人も元気そうで良かった!」
「……ハハッ……どうも……」
(……あぁ……! 早く琴葉とエッチして、このモヤモヤを晴らしたい……)
◆◆◆◆
「……いらっしゃい、伯人さん……って、キャッ!」
琴葉の部屋に行った俺は、早速彼女をベッドに押し倒し、服の上から大きな胸を鷲掴みにした。
「──アァん……、胸そんな強く揉まないでくださいよ……! というか、今日はエッチしないって言いませんでしたっけ……?」
「ごめん……未姫の惚気話を聞いてたら、どうしても、我慢できなくって……」
「はぁ……分かりました。無理やりされるのも嫌なので、OKとします」
「良かった……!」
「……ただ、その代わり、私からお願いがあります」
「……お願い?」
「エッチしたあとは、一緒にデートに行ってください」
「そんなことでいいの……?」
「ホントは順序が逆なんでしょうけど……我慢できないのでしょう?」
「う、うん……」
◆◆◆◆
「はぁ、はぁ……」
荒い息をつきながら、生まれたままの姿で抱き合う俺たち。
「はぁ……疲れました」
「……疲れたなら、もう休む……?」
「……いいえ、駄目です。ちゃんとデート行きますよ……シャワー浴びて着替えたら出ましょう。時間もないですし、ふたりで入りましょうか」
シャワールームへとふたりで向う。
なかなかに広いシャワールームで、ふたり入っても余裕だ。
「……にしても、琴葉ってすっごく可愛いし、エッチの有無はともかく、付き合ったことないなんて不思議だよな……」
「しつこいですよ……? 恋愛なんて面倒なだけじゃないですか。いま伯人さんとしてるのは、友達と恋人の狭間にある関係ですから」
お互いササッと身体を流し、急いで着替えを済ませる。
「エッチに時間がかかりましたし、すぐそこのダリーズに行きましょうか」
「そうだね。急ごう」




