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読んでくださりありがとうございます!

入学式も終えて、3年生としての生活にも慣れてきました。

1日のコマ数が増えてちょっと大変ですが、慣れたらこんなもんかって感じですね。


あ、ちなみに生徒会に入ってくれた1年生は全員で3人です。

ルワンダ・クスクリスト君と、フィクシリア・ルレクト君と、レベッカ・リズレフちゃんっていいます。

ルワンダ君は褐色系のソース顔系イケメンくんで、結構元気です。無邪気な所もあって、こげ茶のくりくりした瞳で見つめられると、弱っちゃいます。ガタイは結構いいのに、ちょこちょこ動くので、よく黒の癖っ毛がぴょこぴょこしてるのを見れます。

フィクシリア君は、色白系の塩顔イケメン君です。白を通り越して後ろが透けて見えそうなほどの色白くんで、加えてアルビノなので髪をも白く神秘的です。でも、綺麗系な顔をしてる割には言葉遣いは乱暴で、ヤンチャ系です。

ちなみに、お二人とも攻略対象ではありません。

レベッカちゃんは、ほんわかした感じの普通の公爵令嬢ちゃんです。薄めブラウンとボブヘアで、瞳も同じ茶色です。ほわほわした可愛らしい感じの女の子ですが、意外と芯がしっかりしていて強かです。


実は、レベッカちゃん、既に事件を起こしていたりします。

まず、生徒会での顔合わせをした日のことです。

シュタレリンくんが己の属性をふんだんに生かしてこんな自己紹介をしました。


『僕はカラクレア・エメラルド・シュタレリンといいます。こんなに綺麗な子達が生徒会に来てくれて、本当に嬉しいよ。綺麗な子達に囲まれて、僕は幸せ者だね。正に両手に花だよ。特にリズレフ嬢。貴女はとても美しいね。貴女のような人と…』


そこから、砂糖がキラキラになりそうな台詞が続く予定でしたが…ここでシュタレリンくんの台詞をぶった斬って、レベッカちゃんがこちらに尋ねてきました。


『この方はいつものこのような感じなのでしょうか?』


『ああ。うん。そうよ。』


『では、ぶっ…注意を申し上げても、何も咎めは受けませんか?』


『うん…そうだけど…』


次の瞬間、レベッカちゃんはどこからかハリセンを取り出しました。

そして、大きく振りかぶって…殴ったんです。シュタレリンくんの右頬を。こんな一言付きで。


『ごちゃごちゃうるさいです!!自己紹介は簡潔にしてくださいましーーーー!』


『え?あ、うわああああああ!!』


当然、私を始め、ソフィーとヴィネットちゃん、リーフィーちゃん、ルーニャちゃんは目が点になりました。シュタレリンくんは悲鳴を上げてぶっ飛び、ルワンダくんはオロオロして、フィクシリアくんは爆笑してました。

まあ、そこでめげるシュタレリンくんではないですけど。

すぐに復活して、『意外性があって良いと思うよ!』とニコニコしながら言っていましたけど。


本当の所を言うと、それによって3年の先輩2人はちょっと安心していたりします。

ヴィネットちゃん始め、2年生の女の子達はシュタレリンくんについて来て、生徒会に入っています。加えて、今年の新入生は3人中2人が男の子でした。なので、シュタレリンくんに強く言える子がいないんじゃないか、と心配していたんです。

この調子でしたら、杞憂で済みそうですが。


ハリセンを持つとキャラ崩壊しますね、レベッカちゃん。


「リリー?なにぼーっとしてるの?仕事しなさい。しーごーと!!」


「あ…はぁい。ごめんなさい……鬼会長」


「聞こえてるよ?」


「はい!ごめんなさい!働きます!!今すぐ!!!」


「よろしい。」


下手するとレリィ先輩より怖いですからね、ソフィーさん??


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今年の文化祭も賑わっておりますねぇ。

学園中の彼方此方に、生徒達の楽しそうな声が響き渡っておりますよ。


え?私は何をしているのかですか?

そうですね。

ヒントを差し上げますから、考えてみて下さいください。


ヒント1つ目、私は今生徒会室にいます。

ヒント2つ目、私とソフィーの2人が生徒会室にいます。

ヒント3つ目、卒業式を思い出してください。


もうお分かりですね?

ソフィーさんが、閉会式の挨拶を考え切れてなかったらしく、それに付き合わされているのです。

ついでにカイリもです。


「ソフィー。早くしてーーー。後輩の出し物見に行きたいんだけどー?部活の担当時間迫ってるんだけど?」


「あ、んーちょっと待ってくれると、非常に嬉しい。」


「はいはい。」


なんやかんや言って待ってくれるカイリは優しいですね。

そして、何も言わずに待つ私も優しい…んじゃないんです。普通に生徒会の仕事も残ってるので、書類を捌きまくってるだけです。

待たされてるのはカイリだけです。


ちなみに行っておきますが、この学園の生徒会は日本のものと結構似ています。

クラス、部活ごとに出し物をして、その売上を競ったり、中央のステージでミスコン・ミスターコンをしたりします。とは言っても、中等部なので全部こじんまりとしてます。

高等部メインですからね。高等部を楽しみにしてろという事なんでしょうね。

それから、売上というのは生徒会が用意した半券のようなものの数で競います。

あらかじめ生徒に一律でお金を取り半券を渡します。生徒は、商品を買う際に半券を支払うという形になっています。


「これでよし!!リリーは大丈夫?」


「あ、うん!別に今日までの物じゃないから良いよ。」


「よおし!文化祭回ろっか!」


「ようやくかぁ…」


待たせちゃってごめんなさいね、カイリ。

今日はめいいっぱい楽しみましょうね!!


「はじめどこから行く?」


「えーっと…りんご飴食べたい!!」


「じゃあ、3年2組の出し物だね…ソフィーは?」


「私は、喉乾くし、ソーダ飲みたい!そういうカイリは?」


「ん?私?私は…なんか塩辛いの食べたいかな。」


「んじゃあ、初めに2年1組のサンドウィッチカフェいこっか。そこ、ソーダあるっぽいし。」


「ああ…そこ私の後輩いるわ。ちょうど良いかも。」


「そう?そろそろお昼だしね…で、そのあと3年2組の祭飴やさん?に行こうか。」


「おーけー!」


「よし、それで行こう!!」


今年は食べまくりの日になりそうですね。

今お腹空いてるというのもありそうですが。


「リリー?早く来ないと置いてくよ?」


「はやくー!」


「あ、うん!今行く!!」


中等部最後の文化祭ですからね。

めいいっぱい楽しみましょう!!

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