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少々遅れてすみません!
読んでいただきありがとうございます!
さて…月日が流れるのは早いもので、2年生になりました。
今日は新入生の歓迎会です!!
今日まで寝る間を惜しんで(実際に睡眠時間をゴリゴリ削って)準備しました。
どんな子が来てくれるでしょうか?
楽しみですね!!
「リリー?早く行かないと遅刻するわよー?」
「あ、うん!今行く!!」
歓迎会では、レリィ先輩がスピーチされるらしいです。
なので、私達生徒会も前に立たなきゃ行けないんですよね。
たぶん、目立ちますよね。はぁ…
「リリー?なにため息ついてるの?」
あ、別に深い意味は無いですよ?
目立つのがあまり好きじゃないだけなので。
「リリー、シャキッとしなさい!仮に生徒会でしょう?」
わわ!リア先輩!
背中を思いっきり叩かれました。
…地味に痛いです。
「リアちゃん?暴力は良くないよ?」
テラクレス先輩がそう言いましたが…
「あれを見てもそう言える?」
「…や、無理だな。ちょっと殴ってくる。」
あ、行ってしまいましたね。
え?なんで物騒なこと言っているかですか?
それは、私の視線を追っていただければ分かります。
はい。
視線の先に居るのは、カイリに絡むタオイラ先輩です。
カイリに邪険に扱われているのに、一向に諦めずに話しかけています。
生徒会の権威を削りまくってますね。
あ、テラクレス先輩が来ました。
なんか言って…殴られてますね。
有言実行してます。
あ、首根っこ掴まれて戻ってきました。
「ここ立ってろ!馬鹿!!」
「馬鹿?!ちょっと酷くない??てか、暴力反対〜」
「なに後輩にちょっかい出してんだよ?迷惑がられてるだろ?」
「でも、何もしなかったらなんも変わんないじゃん?動くが正解〜」
「それは後でやれ。今は生徒会の仕事しろ!」
「はいはーい。」
いつもと微妙にキャラが逆ですね。
1年生くるから焦ってたりするんですかね?
カイリ、ミーハーですし。
「静粛に。」
あ、レリィ先輩が喋りはじめましたね。
大人しくお話を聞きましょう。
「今日は、新入生を迎える日です。3年生の皆さんは去年と同じよう、いやそれ以上に楽しく、2年生の皆様は先輩として相応しく迎えましょう。」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
普段、話していると生徒会長である事を忘れてしまいますが、こういう事があると改めて会長だなーと思いますね。
去年はビシッとしたカッコいい先輩だと思いましたっけ…
「では、新入生を迎えましょう。各々の場所に待機して下さい。」
さあ、私も担当の子を迎える位置にいきましょう。
男の子でしょうか?女の子でしょうか?
「では、新入生の入場です。拍手でお迎えください。」
パチパチと暖かい拍手が辺りに響きます。
いらっしゃい、これからよろしくねという気持ちが篭ったものです。
去年はドキドキしてて、聞く余裕もなかったですが、今はしっかり聞けます。
こんなに暖かかったんですね。
「さあ、1年生の皆さん。目の前にいらっしゃる先輩が今日の担当先輩です。自己紹介をどうぞ。」
おっと、並び終わったみたいですね。
目の前にいるのは…気の弱そうな男の子です。
そういえば、新1年生には攻略対象の男の子がいましたっけ。
甘えんぼの男の子でしたね。
愛嬌があって、小さくて可愛かったです。
名前は…確か…
「あっあの、僕、カラクレア・エメラルド・シュタレリンと申しますっ!以後お見知り置きを!!」
そう!カラクレア・エメラルド・シュタレリン君です
よ!
ってあら?その自己紹介、目の前の男の子が言ったような気がするんですが…
「えっと…シュタレリン辺境伯の…」
「はい!息子です。」
ビンゴです!!
シュタレリン辺境伯には、男の子は1人しかいません。他は全員女の子です。
なので、この子が最後の攻略対象さんですね!
…私引き強すぎません?
去年も今年も、攻略対象さんと当たっているような気がします。
なぜでしょうか?
「…あの…」
あ、自己紹介していないせいで、すごく不安そうにこちらを見てます。
ごめんなさいね…
「あ、リリアーネ・トパーズ・エクステリアスと申します。以後よろしゅう。」
「あっ!はい!よろしくお願いします!」
一生懸命ないい子っぽいですね。
弟みたいで可愛いです。
タグを思い出しますね。
…そういえばあの子、腹黒って言われてたような気がするんですけど…ま、そんな事ないですよね!
「では、行きましょうか?」
「はい!」
見た感じウォークラリーはまだ始まってないみたいですけど、スタートラインには立ってた方がいいでしょう。
…にしても後輩って可愛いですね。
一つしか違わないはずなのに、だいぶ子供に見えます。
「それでは、ウォークラリー…スタートです!!」
あ、始まっちゃいましたね。
でも、まあいいでしょう。
順位よりも、校内をしっかり回る事が大事ですし。
「ウォークラリー…なんですか?」
「うん。そうなの。楽しみながら校内を回ってもらうためにね。」
「なるほど!!」
目をキラキラさせながら、校内を見て回るシュタレリン君は可愛いです。
ちなみに、ウォークラリーの問題を貼り付けたのは私達生徒会です。
本来なら公平を期すために、生徒会は参加しないほうが良いんですが…
人数の関係で私たちもやる必要があるんですよね。
ちなみに全校生徒のうち、このウォークラリーに案内人として参加しているのは、2分の1です。
残りは、寮の準備をしているんですよ。
「先輩!あの建物はなんですか?!」
え?あれですか?
あれはですね…
「あれは、食堂よ。」
「食堂ですか!そんなのもあるんですね…」
あるんですよ。
私も、初めて知ったときはちょっとびっくりしました。
…二種類食堂がある事に…
「僕の領地では、内陸のせいで魚がなかなか食べられなかったんです。ここでは食べられるんですよね?」
「もちろん!色んな種類の物があるわよ。でも、寮で出る食事も美味しいから…食べすぎると太っちゃうわよ?」
「そっそれは…気をつけます!」
シュタレリン君、自分から質問してくれるので、案内しやすいですね。
…テラクレス先輩、喋りにくい後輩ですみませんでした…
「あ、そろそろ講堂ね。」
「もう着いてしまいましたね…」
「道に迷いそうでしょう?」
「はい。建物が多すぎて…」
「始めのうちは迷ったら、近くの先輩に聞きなさい。そうじゃないと遅刻しちゃうわ。」
これは、実体験にも近いアドバイスです。
どこだろうっていう感じでウロウロしていると、授業に遅れます。確実に。
「分かりました。気をつけます!」
「あと…」
「?」
「部活に困ったら生徒会においで。歓迎するわ。」
「…わ、かりました。そうします。」
勿論、勧誘も忘れません。
あまりにもアホだったらしませんが、この子は飲み込みが早そうですし、即戦力です!!!
…え?他の部はしてるかですか?
そんなの知りませんよ。
してようがしてまいが、これは一種の作戦ですから!




