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0491勇者の血潮
「もうこうなったらあいつにかけるしかないわ! やるわよ! 僧侶!」
「え、魔法使い!? まさか祝福と加護を同時に!? でも、それしかない!」
「ぷるぷる! 出来ることがあるならはやくしてください! わっ目つぶし酸液どぴゅっちゅ!」
コボルトは僧侶たちを脅かしてもいた、だがそれを上回る勝算が、彼女たちにはあるのか?
「「!!!オールブレス!!!」」
ドクン、ドクン、ドクン! 勇者の血潮が湧きおこり疲れ切った五体に新たなる力が湧いてくる!
「なんだ?! この感覚は! この感覚は! ハハハ!」
一振りで100のコボルトの首が飛んだ、一突きでコボルトの陣が崩れた、
走れば常に敵の背後に回れた、コボルトの防衛陣地の全ての場所に勇者は巡り、
たった一人でコボルトの包囲網を作り上げた!
「ひぃいぃぃ!? 敵は何人いるんだ!? 至る所で仲間が、死んでいく!? アッブパア!?」
気付いた時には敵の本陣にまで、勇者の剣は届き、万軍は万死に値した!
「――――――やはりそうなるか、さすがだゴブリン殺しよ、あたい1000万の死神よ」




