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所有権は誰のもの?

そんなこんなで強制的な社会勉強も終わり、ロー兄に尊敬の念が湧いた頃、お城ではちょっとした騒ぎが起こった。

元の持ち主が訪ねて来たのだ。

正確に言うと、元の持ち主の、娘が嫁いだ先で生んだ子供・・・を連れた、お父さん。

まあ、元義理の息子さんですね。

それで、自分の子供が本当の持ち主だと主張し始めた。

ちなみにお嫁に行った娘さんは元の持ち主の4番目の子供だそうですが、とっくに離婚されてました。

良く考えると、この人お城と関係ないんじゃないのかなあ?

「うちの子供に速やかに引き渡すこと。」

『・・・えー・・・おぼっちゃんは・・・おいくつですか?』

「今年で5歳だ!」

「「「・・・」」」

『誰か、町長さん呼んで来てくれる?』


「・・・えー・・・えー・・・簡潔に言いますと・・・引き渡しはできませんね。買い戻す事はできます。」

「なぜだ!」

「・・・元の持ち主が、手放したのは20年前です。それも、自力で売る事も出来ず、町が土地だけの代金として、ギリギリの金額を出したんです。町としても小さい金額ではありませんでした。それを、突然引き渡せと言われても、今この辺りの地価も上がってますし・・・」

「くじでただで手に入れたんだろう!?」

「それは町が出したから承知してます。ただ、この方たちのおかげで、町の知名度も上がり、転居して来る人もいますし、お店も増えて活気づいています。町としてはこちらの方が大きいので。」

「裁判にするぞ!」

「どうぞ。勝てないと思いますよ。」

疲れたけど、帰っていただいた。


それからも、来る来る・・・自分は正当な持ち主だ!という主張の人達が。

そもそも、300年前にこの城を建てたのはうちだ!とか言われても・・・


今年は本当にお客さんの多い夏でした。


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