二人の冒険者
「おじさん?大丈夫かい?」
さっき剣でモンスターを切り裂いた青年が話しかけてくる
「あ、ああ。大丈夫。ありがとう」
そこに女性が近づいてきて
「こんなところで一人なんて不用心ですよ」
そういって笑顔で近づいてくる
二人とも若い感じで見るからに冒険者という感じだ
「助けてくれてありがとう」
二人に話しかける
「いいえ、困ってる人を見捨てることなんて、しかもかなり危険な状態でしたし」
青年はそう言ってくれた
なかなかの好青年である
そんななか女性の方は少し周りをみて
「・・・あの・・・周りにアイテムが無数に落ちてますが・・・これは?」
「ああ、それはさっき倒した奴のです」
「倒した?あの二体だけではなかったのですが?」
女性のほうは何か驚いた様子で聞いてくる
「?はい。何体いたのかな?とりあえず何匹かいて最後の二体にちょっと」
苦笑いして返すと
「え!!」
驚いていた
そして男性も
「一人で囲まれてそして、あの二体以外は倒したと?」
「そうですね~」
その返しに男性の冒険者も驚いていた
「?どうしました?」
その様子に疑問を投げかけると
「いいえ、一人でこの数を相手できるなんて・・・あなたはギルドの専属の冒険者か何かですか?」
「ギルド専属?いいえ、ただの旅人ですよ」
「・・・」
固まる男性
女性も
「ただの旅人・・・本当に?」
「はい」
疑問を普通に返す
「・・・」
「・・・」
固まる二人
数秒後
「あ!すいません。少し驚いでしまって」
男性はそう返してくれた
何か変な空気になったので
「そういえば、あなた方は冒険者ですか?」
とりあえず当たり障りのない質問をする
「はい、フリーの冒険者です僕たちは」
そう返答してくれた
「私はリゼ、そして彼はロッド。まだ始めたばかりの駆け出しなんです」
そういって自己紹介をしてくれたリゼ
それに応えるべくこちらも
「私はタケシといいます。今回は本当にありがとう」
自己紹介と感謝の念をもう一度伝える
「タケシさんですか。変わったお名前ですね?ここ近辺の方ではないのですか?」
「はい、まぁ~遠いところからきてまして」
「そうなんですね、ところでタケシさんはなぜこんなところに?」
「あ~、ちょいと自分磨き的なところですかね・・・」
「は、はぁ?」
ロッドは顔に疑問を浮かべていた?
「あ!!お二人はなぜここに?」
その問いにリゼが答える
「私たちは街で依頼を受けてこの森に、リスクの実というのを探してここまで来ました」
「そうなんですね・・・リスクの実?」
その話になにか身に覚えがあった
ここ数日森をウロウロしてここで採取できるものはしていた
その中にたしか・・・
「あの・・・リスクの実ってこれですか?」
かばんから取り出して見せる
「あ!!」
リゼは驚きの顔を見せる
「やっぱりそうでしたか!よかったらどうぞ」
「え!?どうぞって!?」
ロッドは驚いていた
「あ、まだ数あるんでどうぞ」
「「・・・」」
唖然としている二人
「どうしました?」
「いいえ、これって森の奥なんで生ってるのよくとれましたね?」
「最近この辺をウロウロしていたので奥の方にも行ってまして・・・・なにか?」
二人はだまっていたがリゼが声をかけてくる
「もしかしてタケシさんはかなりの上位冒険者ですか?」
「?どうなんでしょうね?」
「どうなんでしょうって・・・さっきから予想外のことばかりで・・・実はさっきもそのままで大丈夫でした?」
「そんなことはないですよ!あれは危険でした!」
「そうなんですね・・・」
なにかすこし信じられないものを見るように目をむけられる
そしてロッドが
「あ!この量のリスクの実があればもう依頼は達成されたものなんで、よかったら一緒に町まで帰りませんか?」
「町ですか・・・」
そういえば最近ずっと外だから物資が無くなってきたな・・・
「わかりました!ご同行させてまらいます!」
「よかった!!人数は多い方が安全なんで」
ロッドはそう言いリゼに目を向ける
「そうね、よろしくお願いします」
リゼはそういって握手をするよう手を出す
それに手を差し出して握手する
そして流れでロッドとも握手して森を抜けることにした
久しぶりの町に少しワクワクしながら
二人と向かうのであった




