ギルドへと
農作業も終わり宿に戻る
すると
「にいさん!もうそんなに動いて大丈夫なのかい?」
「まぁ、本当に軽くなんで」
「そうかい?まぁ、あまり無理はしないでくれよ!」
「はい!」
トーマスさんの問いに軽快に答える
「あと、実はギルドのハイツさんがにいさんに会いたいってそうギルドの冒険者が言ってたぞ?」
「ハイツさんが?」
「ああ、体の調子が戻ったら伝えておくって言っといたよ!」
「わかりました・・・」
「まぁ~たぶん今回のことを聞きたいんだと思うぞ?」
「そうですよね、わかりました」
たぶん答えたときの顔が不安に見えたのだろう
トーマスさんが気を使った答えをしてくれた
しかし、不安があったわけではない
端末に更新されてたギルドへ行くこと
それと関係があるなら多分今回の出来事についてだけではなく
あたらしい出来事が起こる前触れみたいのものか・・・
そんな風に感じていただけであった
「あとにいさん!今日はあんたのために薬草を混ぜた風呂だからゆっくり浸かってくれよ!」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
そういって風呂の時間を待ちながら今日の汗を流そうとウキウキした
・・・
翌日
「やばいわ~」
起きて体の驚くような軽さに感激
「やっぱ、お風呂?湯につかる??あれは体にしみるバイ!!」
幼いころは湯につかるのは好きではなかった
だって、熱いし・・・暑いし・・・
だが!
年を重ねるごとに湯船につかることの素晴らしさに気づく・・・
体にしみわたるお湯の温かさ・・・
ほぐれる筋肉・・・
湯上りに感じるスッキリ感・・・
これは年を重ねたものにしかわからないだろうと思っている。
ちなみに某猫型ロボットがいつもドアを開いたら風呂に入ってる彼女は除く
「ふぅ~今日はこんなにいい気分だ!こんなこんな時こそ町の赴き次の段階に行くそんな日だな!」
気分新たに昨日のトーマスさんの言っていたハイツさんへ会いに行くことにした
道中は特に問題なくミアムの町へ到着
相変わらず景観と雰囲気が合わない町である・・・
そんな中町の中を歩いていると
「にいさん?この町は初めてかい??」
よく漫画とかで出る小悪党の典型のような人物が声をかけてくる
「?いや、二回目だけど・・・」
「なんだい!来たことあったかい!!あれかい?買い出しだろ?ならいい店があるんだ!!」
軽快に話しかけてくる小悪党A・・・
この手の客引きは正直いいことがあるように感じられない
現実世界でも夜の繁華街には行ったことあるけど・・・
この手の客引きは危険センサーが反応して避けて通るのが常である
「いや、決まってるからいいよ」
「そうのかい!?なんならその店よりこっちの店の方がいいと思うよ??」
あ~なんかこのいかがわしさ・・・
別に世の中すべての客引きさんがいかがわしいとは言わない
健全な人もいるでしょうとも・・・
しかし、このいかにも!!みたいな客引きは・・・
下心しか感じないな・・・
「ギルドに行くからいいよ」
「ギルド!!」
ギルドの言葉を出した瞬間相手の形相が変わった
「なんだ!!ギルドの人間かい!!こんなところうろついてないでさっさと消えな!!」
呼び止めてきたくせに態度を180°変え
悪態をつきはじめた
「・・・」
正直かなりイラっときたがこんなところでもめ事をおこすのも気が引けるので
そのままスルー
そう僕は大人・・・
怒りをそのままぶつける程子供ではない・・・
たぶん・・・いや、一回やってしまってるな・・・俺・・・
その後歩いてる俺にその男は延々と嫌味をぶつけてきたが
ギルド近くになるといつの間にか退散していた
「・・・うっとうしかったな・・・」
本音が漏れる
そして一つ明白になったのは
この道ではギルドと町に確執がある
それはわかった
「今日はハイツさんとじっくり話す・・・そんな日なんだろうな」
そんな思いを抱きながらギルドの扉に手をかける
扉を開くとそこには何か業務をおこなってるハイツさんが
「こんにちは」
声をかけるとぱっと頭を上げてこちらを見上げる
そして
「タケシさん!!お待ちしてました」
そう言ってカウンターからこちらにやってくる
「今回は本当にお疲れさまでした!そしてインファイトベアーの討伐・・・お見事でした・・・」
ハイツさんが笑顔で声をかけてくれる
「いや、あれは私一人の力では・・・」
「それでもこの地域でインファイトベアーを退治できる者は・・・そういるものではありませんよ。しかも、ケガ人死人共になく終わる・・・それがいかにすごいことか・・・」
ハイツさんは考え深げにいう
「まぁ、けが人がないのは間違えかな?俺が大けがしましたし」
笑いながら答えた
「確かにそうでしたね。傷の方は大丈夫ですか?」
ハイツさんも笑いながらこちらの体を気遣ってくれた
「はい、だいぶよくなりました」
「そうですか!それはよかったです!!」
和やかに会話をしながらこちらから本編に切り込むことにした
「で、今回話がしたいとのことだったようですが・・・」
「はい・・・立ち話もなんです。こちらの部屋で話しましょう」
そういうと他の職員を奥から呼びフロントを任せ
俺は二階へと案内される
これからどのような話がされるのか・・・
部屋で話すほど長いもしくは重要な話が始まるのだろうと
心を決めて部屋に入るのだった




