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強襲

村に帰る道中なにか騒がしい・・・

「これは・・・まさか!?」

そういって急いで村にいくと

モンスター数十匹と村の人たちが交戦している

「盾は前に!!一度攻撃部隊はさがって!!」

指示が飛んでいる

声的にニックさんのようだ

「攻撃部隊!!さがって!!」

イルが攻撃部隊を指揮してる

指示どうり盾が前に出るが数に押されてすこしづつ後退している

「村の中には入れるな!!!」

トーマスさんが盾を持ちながら叫んでる

声が飛び交う中やっとモンスターの群れの後ろにつく

そして間髪いれずに後方にいるモンスターを蹴る上げた

「ぶーーーーー」

ピクピク

モンスターは一斉にこちらに目標を変えた

「おっさん!!!」

「にいさん!!!」

村から声が飛んでくるだがそれに答える余裕はない

モンスターを蹴り上げたのは声を出させるため

少しでもこっちに気が向くようにという作戦だったが・・・

効きすぎた!!!!!

予想外の量がこちらに向いてきてしまった!!

「まずい!!」

そう思い木づちを構える

「「「きゅっ!!」」」

突撃ウサギが束になり突撃してきた

ドドド!!

「オラ!!」

一匹倒すことができたが攻撃の態勢で体を崩してるので

そのまま突進を受ける

「なあぁぁ!!」

吹き飛びそのまま転がる

それをまた次の群れが狙ってきた

そのとき

ドン!!ドン!!ドン!!!

木の盾を叩き叫ぶ村人

「「こっちだ!!!」」

「「どうした!!!」」

声が飛んでいるその中で

「にいさん!!逃げろ!!!」

トーマスさんの声が混じって聞こえる

どうやら俺を逃がすために注意を引いてくれてるようだ

「ぐうぅ・・・」

危なかった・・・

あのままだとモンスターに追撃を食らい続けるところだった・・・

トーマスさんたちの声が効いたのかそちらにまた注意が向く

情けない・・・

助けるところか足手まといに・・・

悔しかった・・・

「ちくしょーーーーー!!!」

叫んだ

ザッ!!!

またこちらに注意が向く

「ばか!!!にいさん!!」

トーマスさんの怒号

しかし、その怒号よりも自分の不甲斐なさが悔しかった

あれだけ子供たちにいい顔して

いざというときなにもできない・・・

このまま助けられてもたぶん自分が許せない

「異世界に行きたい」などと言って

来たものの現実世界と変わらない

何もできない人間・・・

あこがれだけで来た俺を助けてた人たちに

何も返せない人間・・・

「くそが!!!!かかってこいや!!!!」

不甲斐ない思いが自分を奮起させた

そして、木づちを捨て元のスタイルに

盾とこの体!

こっちの方がしっくりくる!!

声に反応してか数匹のモンスターがまた突進をしかけてくる

それに対して正面から盾を顔面目掛けて振り切る

ガン!!!

するとモンスターはピクピクタイムなく消える

「!?」

そして木づちのように物を振るわけでもないので態勢もさほど崩れてない

なんのでそのまま次のモンスターに蹴りを入れる

「ぶーーー」

蹴りのモンスターはピクピクタイムをしている

だがこれで流れをつかんだ

正面から来るモンスターは盾で殴るか、いなす

そして次の攻撃態勢の整ってないモンスターは蹴り

ピクピクタイムを利用してしばしの柵になってもらう

単純な攻撃しかない奴らだからこれの繰り返しで

こちらのペースに付き合ってもらう!!

「きゅーーーー」

「ぶーーーーー」

諸々モンスターの断末魔が続く

「今が好機です!!攻撃隊!!」

「おう!!いくぞ!!」

ニックさんが後ろに気を取られている今がチャンスと

イルたちに指示

「「「「「「おぉぉぉぉ」」」」」」

イルやリオン、マリアやリディアの姿が混じっている

これで形勢は逆転

モンスターたちはくしくも挟撃される格好になる

前方で攻撃を食らったことでこちらの圧倒的に数の少ない俺の方に流れるが

突進や攻撃を仕掛けてくるモンスターは少なくそのまま通りすぎ

逃走を図ってるようだ

もちろんこちらに攻撃をしてくるのは容赦なく排除した

そうしてまもなくモンスターの群れは拡散し

村は無事に乗り切れた

「「「「「やった!!!」」」」」

「「「よかった」」」

さまざまな声が聞こえる

俺は歩いて村の人たちの方に向かうと

「にいさん!!あんた!!!ほんとなにやってんだ!!!」

トーマスさんが切れていた

そして

「おっさん!大丈夫か!?」

イルたち、ニックさんもこちらに来る

「トーマスさんにニックさん、そしてイルたちも・・・大丈夫だったか?」

「それはこっちの言葉だ!にいさんあんな無茶して!死ぬ気かい!!」

トーマスさんは怒りが収まらない様子

そしてニックさんも

「本当です!!あのまま大群に襲われたら命の危険すらあるんですよ!!」

その言葉に子供達も心配し

「おっさん!あんたは強いけど・・・無理すんなよ!」

イルが言う

「申し訳ない・・・でも、あのままだといけない気がしたんだ・・・」

安堵と疲れそこから出る言葉には覇気がなく

ただ安心したという気持ちだけをのせて口からこぼれる

その様子にみんな気が抜けたのか一様に落ち着きを見せる

「・・・まぁ、たしかににいさんのおかげで突破口ができた・・・しかし、一人で何て無茶はよしてくれ・・・」

そうトーマスさんは口を開き

「村が守られればみんなは喜ぶ・・・けど誰かが犠牲に・・・しかも今まさに尽力してくれてる人を犠牲に生き残ったんじゃ・・・喜べんからよ・・・」

そうつづけた

「すいません・・・でもトーマスさんのくれた盾・・・これが俺を助けてくれました・・・ありがとうございます」

そういって山賊退治の際にもらった皮の盾を掲げる

本当に盾のおかげで何とか攻撃をしのぎ

次の攻撃へ・・・

しかも、シールドアタックを効果的に使えて

かなり優位に戦闘できた

トーマスさんは不完全燃焼のようだがこれ以上言うことはなかったようだ

「タケシさん!!とりあえず治療を!村でみんながやってくれます!」

「わかりました」

そういって村へと歩き出した

「あと、タケシさん!」

ニックさんが話しかける

「どうしましたか?」

「実は今回、彼らがすごく活躍してくれたんです」

そういってイルたちに目線をむける

「いや・・・」

その目線に照れているのか視線を外す

「この子たちがいなかったらもっと早く村は破壊されていたでしょう・・・」

ニックさんがいったあと

「ああ、人は無事だったかもだが・・・損失はひどかっただろうな・・・」

トーマスさんも続いた

「僕が村にモンスター近づいてるのを知らせると彼ら五人でモンスターの動きを散らばらないようにしたり、前衛、後衛の知識を伝えていたり・・・本当は指揮もイルに任せたかったんですが、そこは僕にと・・・」

「ニックさんの方が全体見れるしな・・・俺は攻撃にいた方がいいとおもってよ・・・」

「そうか・・・よくやったな!!君たち!!」

そう告げると

「たいした・・・ことじゃねぇ・・・から」

ともじもじしていた

イル以外も照れ臭いのか妙なテンションでいる

でも、なんかよかった・・・

村が守れたのもそうだが・・・

そのために子供たちが動き

そして教えた知識を使い

それを村に返している・・・

これは当初目的としていた動き・・・

こんなに早く結果が見れるなんて・・・

うれしいな

そうかみしめて村に入る

そこではジンがみんなの手当てに走っていた

誰一人としてサボらず動いていた現状に

熱いものを感じながら手当てをうけた


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