表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/63

特訓の朝

コンコンコン

「ぐぅぅぅぅーーーーー」

コンコンコン

「にいさん!!!」

「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーー」

ガチャ!!

「にいさん!!!!」

「へぇ??」

「いつまで寝てるんだい?あの子たちはもう起きてるよ!」

「あの子たち・・・」

「ほら!寝ぼけてないで起きなよ!!」

おっさんがおっさんに起こされる朝・・・

昨日から若干シリアス展開のうえに

某不良更生野球漫画や

某昭和ラグビー熱血ドラマのように

慣れないキャラをやったために疲れがでたようだ・・・

「ふぅ、いつのまにか異世界生活から熱血学園モノにシフトチェンジするところだったぜ・・・」

だが、現実これから子供たちの面倒をみるのだ

ここはひとつ自分に熱血教師を憑依させて

素敵なグットライフを作りましょう!!!

「では!!」

着替え、朝の支度を済ませ子供たちが待っている広場へ向かう

すると

「おっさん、おせぇ~」

イルが声をかけてくる

〈そう彼がイル!彼はこのチームの中心的人物!口は悪いがほんとうは・・・〉

「お・・・!おい!!!おっさん何遠い目して突っ立てるんだよ!!!」

はっ!?

つい意識がトリップして俺の中の熱血教師を起動させてしまった!?

「おう、悪い悪い」

「ホント大丈夫かよ!?」

こればかりは俺が悪いなしっかりせねば!!

「てか、おっさん・・・やっぱヤバいよな??」

「ヤバい?ヤバいとは??」

イルが突然言い放つ言葉に単純に気になり聞き返す

「いや、なんていうか・・・こう怖くてヤバい!とかじゃなくて人間的にヤバいというか・・・」

「人間的に?ほうほう・・・それはつまり・・・どういうこと?」

言われたことにピンとせず聞き返す

「・・・普通の人とずれてるみたいな・・・」

「ほ~う・・・・」

「正直、俺以外はまだあんたが怖いって・・・」

「ほ~う・・・・・・・」

みんなの方に目を向けるが誰も目を合わせてくれない・・・

俺、熱血教師!!とか思っていたのはどうやら俺だけのようだ・・・

「うん・・・まずあれだな・・・うん、あれだ」

言葉がでないぜ!!

しかしなんでこんなに引かれてるのか・・・

!!

そういえば

称号だ!!

『変人』

『周りから変な人だと思われチンピラに絡まれずらい』

あれがここでいきるとは・・・

伏線回収!!抜け目なし!!

しかし!今は裏目!!!

「・・・よし!!君たちこれから君たちにはこの村で生きていくためのことを教える!!」

真面目なことを言って空気を変えねば!!

「まずこの村は農業が中心だ!その仕事を覚えてもらう!しかし!!」

変な雰囲気は大声でごまかすことにした

「君たちにはもう一つ覚えてもらおうと思う!」

「もう一つ?ってなんだよ?」

イルが聞いてくる

「それは戦闘だ!」

「はぁ?それならもう俺とリオンはできる!」

「ほかの子は?」

「他って・・・ジンやマリアとリディアのことか?」

「そう」

「あいつらは町にいたから基本できない・・・でもなんでみんななんだよ!?」

イルが聞いてくる質問に俺が考えていたことを話す

「君たちにはこれから村で生きてもらいたいそう思ってる・・・それはわかるかい?」

「ああ、それは・・・わかる」

「それは君たちの今後もそうなんだが村の今後もあるんだ」

「村の?」

「率直にこの村は今、若い子がいない」

「若い子がいないって、ちいせぇガキがそこらにいるだろ?」

トーマスさんとのやり取りをもう一度かみ砕いて伝える

労働力となる若い力の流出

それにともなう村の老化と農業の衰退

そして近いうちに起こるだろう村の消失

それを聞いていたイルは

「あー・・・ごめん、ちょっと・・・」

理解できてないようだしかし

「つまり、私たちが村を支える力になるということですか?」

リディアが答えた

「そう、もし今までの話がわからないならそこだけでも理解してほしい」

リディアは話が分かるというか賢い

他の子がどうこうというより

この世代の子たちに未来がどうとかは伝わりづらい

そこを理解できるのだなかなかである

「支える力・・・それはわかった。でもなんでそこで戦闘なんだ?」

イルが話を戻す

「さっきも言ったように若い人が少ないってことは戦える人がどんどん減っていく。そうなるといつ村にモンスターがなだれ込むかわからないだろ?そのとき、君らが戦闘の技術を持つことで村を守れる」

「まぁーそうだな・・・」

さっきの難しい話の流れからかすこし反応が鈍い

「わかりやすく言うと仲間を守るためってやつだよ?わかるだろ?イル?」

「ああ、わかった!」

イルは理解したようだ

「みんなもわかってくれたかな?」

すると一同頷いた

「じゃ、これから外でモンスター狩りといきたいが・・・」

「?」

「イル、リオン、ジンは俺に攻撃受けて負傷したろ?具合はどうだ?」

ケガの確認をする

一応戦闘するなら体調は大事だ

「俺とジンは大丈夫だ、でもイルは・・・」

「大丈夫だ」

「でも!!」

「大丈夫!」

・・・・

リオンがイルを心配している

確かに一番ダメージがあるのはイル

いくらなんでも一日じゃ全開しないだろう

村の薬を使ってはいるとのことだが・・・

「そうだな、イルは今回見ていてくれ」

「はぁ!?それじゃ意味ねぇだろ!!」

「そんなことはない、今回はただただ戦うことを知るだけではないからな!」

「ん?」

「君たちには軽い戦術というのを身につけてもらう」

「戦術?」

「そう戦術、軽いもんだけどな」

イルは納得できてないようで

「それなら俺たちが山賊をしていた時にやっていたろうが?」

「あれは戦術とは言わない。ただグループを分けて休憩していただけで役割は機能してなかっただろ?」

「そうなのか?」

「だから俺一人にやられたんだよ、もし役割がちゃんとしていたら俺は勝ててないかもしれないからな」

「・・・・わかった、その戦術ってのを教えてくれ」

このチームは良くも悪くもイルを中心とした動きをする

それはイルが戦闘できるという点がありみんなを守るという役

さらには面倒見のいいところでそうなっているのだろう

だが、村で生きていくことになったときに

イルがいなければ何もできないでは困る

一人一人何らかの役目を背おい

一人一人の個性を生かして村に還元してほしいのだ

そのためにまずは俺が教えれる戦闘において

一人一人役目をもらい連携していくそれを覚えてもらおう

そこからみんなの個性を知り

村の仕事にも振り分けたいなという思惑だ

ともかく村の外に行きモンスターで練習開始だ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ