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バーレノンという町で
「私のサリーちゃんはどこ!?」
「ウチのマイケルもいない!!」
「あの子はどこなの!?」
ここは、とある田舎の町、バーレノン。
今ここで、大変な事件が起きていた。
なんと、町の子供達300人が、一気に失踪したのだ。
「聞いてくれ、ウチの宿に止まっていた、あの『対魔霊師』が朝起きたらいなくなってたんだ!! 多分アイツの仕業だ!! アイツが子供達を誘拐したんだ!!」
「でも、何で!?」
「あの野郎、俺達が『魔払い』のお礼をきちんとしなかったから……」
その時、三人の男女がその町を通りかかった。
「なんか、物騒な事になってるわね」
と言ったのは、長い金髪の、頭に紫色の不気味な麦わら帽子(巻かれているリボンが真っ赤な為、更に不気味さが高まっている)を被った、背の高い女性だ。
「確かに、ただ事じゃ無さそうだな」
と言ったのは、大柄の太った男だ。太っているといっても、脂肪ばかりではなく、そこそこ筋肉質なようだ。緑のズボンに赤い上着といった格好で、更に青のトンガリ帽子を被っている為、かなりカラフルに見える。
「ちょっと見ていくか」
最後に言ったのは、短い黒髪の少年だった。




