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誓いの六夜目3
私は既に覚悟を決めていた。
どんな形になるのか、何の形にもならないのかもしれない。けれど、自分の気持ちが向かう先だけはハッキリと分かっていた。
私はウィリエール様のお話に、耳を傾ける。私も同じ気持ちです、とお伝えすれば、ウィリエール様が、今まで見たこともないほどの柔らかな笑みを浮かべた。
「ミリアを護るよ」
太陽も恥ずかしがってしまうほど、華麗な笑みだ。この方こそが王にふさわしいのではないか、と思ってしまう。けれど、その後に続く言葉は、王と言うよりも悪魔の言葉だ。
もし、害をなす者がいればそれが誰であっても葬り去る。
麗しい顔に似合わない残酷な言葉を紡ぎ出すのだ。この清らかな方がおっしゃるような凄惨な事態にならないように、私が尽力すればいい。
ウィリエール様の腕の中に、おさまる。
少しだけ痛いかもしれないけれど、ミリアを護るために一つだけお願いがあるんだ。
ウィリエール様に導かれるままに牙を受け入れる。噛みあとからウィリエール様の血を受血した。




