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第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


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偽りの五夜目4

「ほら、ちゃんと受け入れろ。お前が誘ったんだろう?」


 散々もてあそばれた末に、解放される。ランドルフ様は衣服をまとうのもいとわしいようで、乱雑に整えて部屋を去って行く。


 そのとき、刺激臭が消えて、私は声をひそめて泣いた。

 今が不運なわけじゃない。これまで幸運すぎたのだ。


 ひりひりと痛む身体を引きずって、ウィリエール様の元に向かう。


 どんな事情があれ、私はウィリエール様の無実を晴らすために動かなければいけない。


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