表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第十王子との人違い一夜により、へっぽこ近衛兵は十夜目で王妃になりました。  作者: KUMANOMORI


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/121

嫉妬心2

 しばらく天井を見あげていたら、誰かが部屋に入ってくる気配がある。

 喧嘩のような話し声がした。


「なんで、近衛兵を捕まえたんだ?今はルートランお兄様とキーリムお兄様のこともある。下手に動くのは得策じゃない」

「騒動に紛れて始末できればいい。ちょうど、手を貸すと話があった」


「何でそんなにその近衛兵に拘っているんだよ、お兄様」

「気に入らないんだよ、あの女」


 声音は同じだけれど、発している言葉の温度がそれぞれ違う。怒りを表現している声と、戸惑いの声。

 恐らくエルドナード様とレイナード様だ。


 お二人がやって来て、私を見おろす。私に向ける視線の質も、それぞれ違った。エルドナード様の視線は、困惑の眼差しだ。

 一方のレイナード様の眼差しには憎しみにも似た激しい感情がこもっている。


 ――――どうして、そんな顔をなさるの?


 レイナード様が私の脇にしゃがみ込んできて、私のシャツの襟を掴んでくる。


「この女が傷物になれば、バカバカしい婚約はなくなるんだろうか」

 遠い眼差しをしながら、こちらを見つめてきた。エルドナード様が息を飲む。


「婚約?お兄様、まさかっ」

 レイナード様は私のシャツの胸元に手を滑らせてきた。あ、と声をあげると、片手で口を覆われる。そのとき、どこかで香ったような香りがした。


「こいつを、犯す。手伝え」

 レイナード様が言ったとたんに、エルドナード様の手が私のボトムスの前に触れてきた。信じられない言葉を聞く。


 口を覆われて声が出せないままに、お二人に衣服を剝かれていった。床に触れる背中が冷たい。のしかかって来るレイナード様に、手を押さえつけるエルドナード様。


 ぞわっと腰から背中をかける感覚に、身震いがした。何か身体の中を這いのぼって来る感覚がある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ