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我が君の投獄1
私が褒章を受けたその日、ウィリエール様の自室から不法な幻覚剤の粉が見つかった。
身体の力を過剰に引き出すとされる幻覚剤は、国の法律で利用が厳重に取り締まられている。個人精製を疑われて、ウィリエール様は投獄されることなった。
ヴィルヘルム様から報告を聞いた私は、驚きのあまり言葉を失う。けれど、事態を理解した瞬間に、私はすぐに監獄へと走っていた。
監獄は裁判所に隣接している。当然ながらウィリエール様は一般市民と同じ場所には入らない。
まだ疑いの段階のために、拘置されている段階のようだ。私は裁判所に駆け込み、すぐに面会証を発行してもらう。
ウィリエール様が面会所に出てこない、と言うので、看守から直接牢獄の前に行く許可を得た。地下階段を下りていき、聞かされていた番号の刻まれた牢へ向かう。
ウィリエール様の牢は簡素な部屋のようだ。簡素な寝台や書き物台しかない、簡素な部に清らかな王子が座している姿には違和感がある。




