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γヒガツメ①


アラビンから移動することにした。ヒガツメがほくそ笑んでいる。

そういえば突拍子もなくワコクにもカレェはあると言っていたが、だからカレェしかなさそうな印象のインダではなく中々こられないアラビンを通過してあわよくば観光する気だったのだろうか。

大体他のメンツも自国の近くにない国を選んでいたし、みんな観光したかったに違いない。


「アラビンの名産品、占い師の他には何かありますか?」


アルはアラビン入り口のパンフレットを手に、観光気分を包み隠さずラウミィスにたずねた。


「占い師は売っていないから名産品ではないな」


とルサッデが言う。


「おまえたちこんなときに観光気分か」


ラウミィスはあきれている。


「アラビンといったら石油あるある」

「僕は石油より宝石がいいですね」


なんだかんだで彼等もアラビンの名物を探している。


ヒガツメは話についていけないのか空気になっている。ワコクの人間は奥手だときくのでそういうものなんだろうか。


「マゼルちゃん、もしかしてヒガツメ好きなの?」

「え、なんで?」

「じっと見てたしヒガツメの行きたいほう選んだじゃない?」


「好きというか、なんだか空気っているから」

「……」

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