Chapter Ⅷ ネームイーター
数分もすると悟は目を覚まし、再び本を読み始めた。まるで何事もなかったかのように。
「なあ、悟……。お前いま、なんか変じゃなかったか?」
「え? 変って?」
「だからその……。本を読んでる間、変な感じしなかったか?」
「ひどいなぁ、さいとーくん……。たしかに僕は、なんで世界史資料集なんかでニヤニヤできるの? ってよく言われるけど、別に変な人だからじゃないよ」
「あ、ああ……。そうだな」
どうやらさっきのことは記憶にないらしい。それにしても、今のうわごとみたいなやつは、本当に記憶が音声に変換されて出てきてたのか……?
「あ、そっか。僕たち“歴研ポツダム会談”してたんだっけ。ごめんごめん、何かあったの?」
妙なところで鋭いのが悟の特殊スキルだ。下手にごまかして墓穴を掘る前になんとかしよう。視線で雪花に助けを求めたが無視されてしまった。くっ、なんて冷たいやつ。
「そ、そうだ悟。いま名案を思いついたんだ! 安心しろ雪永、ネームイーターの一体や二体、∞騎士であるこの俺が楽勝で倒してやる!」
「わあ、すごいねえさいとーくん。名案って?」
「どうせまた勢いだけでしょ」
「“目醒めし者”の目を甘くみてもらっては困るぞ雪永! メモリアフォリスを使えばどんな記憶も手に入る……。お前はニセ雪花に記憶を盗まれ、パスワードを奪われた。ニセ雪花はネームイーターだったんだよ!」
勉強に戻っていた雪花は苦々しい顔でポテトチップスをくわえ、パリパリいわせた。
「そんなわけないでしょ。雪花ちゃんは友達だもの」
「それじゃ、メールでメモリアフォリスが送られてきたのはなんでだ? どう考えても怪しいだろ!」
「私の友達を疑うのもいいかげんにしてよ。なにかの間違い! ……そうに決まってる」
「そうだよさいとーくん。だってその人は愛知県に……」
悟がはっとした。
「機械オンチのお前でも気がついたか悟。そうだとも! ニセ雪花は雪永を知っているだれかがなりすました実在しない人物! 雪永、お前の友情は幻にすぎなかった……。これが現実だ、現実なんだよ!」
「あんたに現実を語る資格はないでしょ!」
「じゃあニセ雪花に直接聞いてみろ。あのURLはなんだ? ってな!」
「……わかったわ。やらなかったらやらなかったでまた私の友達を侮辱するんでしょ。雪花ちゃんにメールしてあげる。でもそんな失礼なことは聞けないわよ。まずは近況報告だけするからね」
「いいだろう。じゃあ本当に愛知にいるかどうか確かめるために、向こうの天気を聞け」
雪花がメールを送ると、ものの数分もしないうちに返信が来た。
from: 佐藤雪花
〈 Ψ(※・v・※) 〉
2016 2/26 Fri
ヒサシブリ☆☆
ウン、うぃすぱ見てたょ
どうかしたのカナて思てたけどそうだたんだ!!
元気だしてね…
今日は朝からザーザー降てる↓↓↓
部活中止ダヨ
またメールするね♪
「……いいかげんにしろっ! カワイイとでも思ってるのか!? 読みづらくて仕方ない!」
「人の勝手でしょ。……どう? 雪花ちゃんは現実の存在。わかった?」
「いや、まだ天気を調べてない。愛知県の天気は……と」
ネットで調べると中部地方全域雨となっていた。
「ほら、雨でしょ? あっちはもう春みたいね」
「ま、まだわからないぞ……。ニセ雪花の高校はどこだ?」
「豊高。愛知県立豊岡高校よ。……まったく、しつこいんだから」
「トヨオカ高校……と」
エッグル検索すると見つかった。……たしかに実在する。しかも、グラウンドの水はけが悪いため雨が降ると伝統的に屋外の部活は中止になるとまで出てきた。
「ぶ、部活のホームページに本人の名前がなきゃ信用できないな!」
〈豊岡高校 佐藤雪花〉で検索。
ヒットした。リンクから跳ぶと大会の記録が書かれた部活のホームページに出た。名簿に名前がある。トップページ。部員全員の仲良さげな集合写真。
「はい。同じ子でしょ?」
雪花が見せてきた携帯には、パソコンの画面とは違う写真だが同じ顔が写っている。
「……まだだっ! 俺はだまされない……! だまされないぞっ!」
「あきらめなさいよ。あっちの雪花ちゃんはなりすまされてなんかない。これが現実」
雪花の勝ち誇ったような顔がしゃくにさわる。
「いや……。わかった。ニセ雪花の存在は認めよう。本人である可能性もなくはない。だがしかし! そいつがネームイーターじゃないとはまだ言い切れないな!」
「……ほんとに、人を疑うことにかけては素晴らしい執念を発揮するのね。少しはそのエネルギーを、人を信じることの方に傾けられないわけ?」
「ふん、お前のように信じてバカをみるのはごめんだ。悟、お前も何か言ってやれ!」
「うーん……。愛知の雪花さんのほうは、雪永さんの顔を知ってるの?」
「うん。さっきの写真と交換で送ったから」
「よし雪永! お前のことだ、写真を送ったときの返信が残ってるんだろ!? ストーカーかどうかリアクションで判断してやるから見せてみろ!」
「……いいわ。でもこれで最後だからね!」
「約束しよう、これで手がかりがなかったらニセ雪花のことはもう疑わない」
さすがは過去にこだわる女。雪花は一年も前のメールを律儀に保存していた。
from: 佐藤雪花
〈 カワイイ!! 〉
2015 4/25 Sat
雪花ちゃんカワイイね☆☆
髪の毛長くてイイなぁ/// ∇ ///
ぴかぴくのゆなちゃんに似てるっていわれない??
「……ぴかぴくのゆなちゃんってだれだ?」
「雪花ちゃんが好きなアイドルの子みたい。あんまり有名じゃないけど」
〈ぴかぴく ゆな〉で検索。
ファンサイトに跳ぶ。わりと凝った造りで、新曲のプロモーションビデオらしきものが出てきた。
「へえ、見てみようよ。雪永さんに似てるんだよねえ?」
「まさか。こいつがアイドル似だったら誰だってテレビに出れるぞ」
曲名は “開花☆ぐらじゅえーしょん”。再生すると軽快でキラキラした感じのイントロが流れはじめ、女子が数人出てくる。いかにもアイドルって雰囲気だ。……が、よく見るとなんかおかしい。
「……こいつら、なんで部活のユニフォームで踊ってるんだ?」
野球、バレー、テニス、バスケ、陸上、新体操……。まるで運動会の部活対抗ダンスだ。しかし、服装は違ってもデザインや色が統一されているので妙に一体感がある。
「メンバー全員が現役で運動部に入ってて、それが売りなんだって。ちなみに紅白戦ができるように六人なんだとか」
「それはまたマニアックな……。そこまで差別化しないと生き残れないのか?」
むしろそのおかげで無名な気がするが、ともかく歌が始まった。
「あ~っ!」
悟がらしからぬ大声をあげた。
「どうした悟。また歴史関係の何かでも見つけたのか?」
「ち、違うよ……。だってこの人、雪永さんそっくり……」
マイクで歌う、陸上のユニフォームを着た女の子。熱い視線をカメラに送り、水色のリボンで留めた長い黒髪を生き物のように躍らせる。
「……いや、そこまで似てないだろ」
「似てるよ、すごい似てる! 雪永さん、本人なんじゃないの……?」
「あはは。だったら受験勉強なんてしてないってば」
悟は画面と雪花を何度も見比べる。
「たしかに陸上部で髪が長いってところは一致してるが……。顔は別人だぞ。まあ、雰囲気は近くなくもない」
「近いどころじゃないと思うけどなぁ……。ね、葉木谷さんもそっくりだと思うよねえ?」
「……はい」
金髪のみつあみが優雅にゆれる。ソフィアならこうして普通の服で座ってるだけで金に……いや、絵になりそうだ。
「私もそこまで似てないと思うけど。彩戸くんも昔から顔知ってるからそう思うのよね」
「ああ。だろうな」
なんか久々に雪花と意見が合った気がする。椅子に寄りかかった雪花の長い髪が宙に遊んだ。髪型は同じだし髪質もつやつやして一緒だから、後姿では見分けがつかないかもしれない。
……待てよ。長い髪……? ……そうか!
「ふふふ……。わかった! わかったぞ! 一本の線につながった! すべての犯行が、今っ!」
「ほんと? すごいねえ、さいとーくん!」
「どうせまた勢いだけの思いつきでしょ」
「残念だ……。残念だよ雪永。どうやら夢幻力を持たないお前は受け入れられる器ではないようだ。この世界の真実をな……」
「もったいぶらなくていいから早く言いなさいよ」
「驚くなよ……。犯人はぴかぴくのゆなのファン! ゆなに似ている雪永が本人だと思い込み、確かめるためニセ雪花を装ってメールで接触、メモリアフォリスで記憶をコピーした! しかし、記憶を解析した結果、残念ながら雪永はゆなではなかった……。憤慨した犯人はストーカーへと豹変、日記は盗み見るわ携帯は盗むわウイルスは送りつけるわやりたい放題! エスカレートする犯行はついにアカウントを奪って雪永になりすますに至り、怖がる本人を監視することに快感を覚えつつある今日このごろっ……!」
「そっかぁ! そうだったんだね! すごいよさいとーくん!」
ふっ、少し決めすぎたか……。あまり推理がさえすぎて悟のお株を奪っては良くない。雪花に至っては唖然としている。
「どうだ雪永、何も言えないようだが……。世界の真実を受け入れて、夢幻から現実へと覚醒する決心はついたか?」
「あえて何も言わなかったんだけど……。お望みなら言わせてもらうわ。私とアイドルを見分けられないような部外者がどうやって学校に侵入したの? 入れたとしてもロッカーの番号はどうして知ってたの? しかも、他人の記憶を盗むなんてことが現実的にありえるの?」
「なっ……! お前……!」
痛いところをクリティカルについてくる。さすが武闘派ロール。
「ほらね。そんなの推理じゃないわ。地に足のつかないフィクション。彩戸くんの大好きなね」
「……くそっ! 見てろよ! なんとか証拠を見つけてやる!」
本人に肉迫するほどのストーカーだ。よほどゆなに熱心と見える。このファンサイトの作者なんて一番怪しいんじゃないか!?
プロフィール欄。名前は“ぱぺ☆”、“自称ぴかりん☆ぴっくファン第一号”……。 “ぴかぴく”は略称だったらしい。
ブログだけでなくネムアルでサークルも立ち上げている。そこへリンク。本名は紙山英紀。連なってぴかぴくファンの名前。
なるほど、ここにいる全員が容疑者候補……。
「……えっ?」
「どうしたの? さいとーくん」
「……いるぞ!? ニセ雪花が!」
佐藤雪花のページ。顔写真はなかったが出身地、部活など真・雪花の証言と一致していた。
「そりゃいるわよ。雪花ちゃんだってぴかぴくファンなんだから」
「紙山はニセ雪花と接点があるということだ! しかも個人で手の込んだサイトを作っている。ネットに詳しければメモリアフォリスも使いこなせるだろう……。偽装してメールで送るくらい楽勝じゃないか?」
紙山英紀のページ。やはり顔写真はない。
「出身地は……愛知県! ますますニセ雪花との共通点が出てきたぞ! ……そうだ、ウィスパーはどうだ!?」
pape_pic256 「日曜はアキバLIVEですね☆ サポーターみんなで気合入れて応援しましょう!!
「出た、半角カタカナ! これはもう言い逃れできまい!?」
「偶然でしょ。百五十六文字までって決まってるんだから、文字数の節約よ」
「よし、じゃあはっきりさせようじゃないか! “歴研東方遠征”によってな!」
「東方遠征? そっかぁ、ギリシャに復讐だね。僕も行くよ!」
悟は即座に賛成だったが雪花の反応は鈍い。
「また勢いだけでそういうことを……。顔も知らない人をどうやって探すのよ。せいぜい頑張って領土でも広げてらっしゃい」
「なに言ってるんだ。お前も行くんだよ」
「は? 私が? どうしてよ?」
「パーティメンバー以外を同行させるのは不本意ではある。しかし、お前は紙山と顔見知りかもしれないからな。ましてやつはお前そっくりなアイドルのファン。気づけば何かしらのリアクションがあるだろう。それに、俺たちはお前のために紙山が犯人かどうか確かめてやるんだぞ」
「別に頼んだ覚えなんてないから! だいたい彩戸くんは冒険とやらをしたいだけでしょ」
「ソフィア。雪永に“……”と言ってくれ」
ソフィアの横顔がこくっと静かに揺れ、瞳の紺碧が雪花をとらえる。
「雪花ちゃん……。やっぱり、私と一緒じゃ行くの嫌かな……?」
「な、なっ……!? そっ、そんなことない! 絶対そんなことないからっ!」
一度戦った相手の弱点は忘れない。それが∞騎士というものだ。
「これで決まったな! 日曜は秋葉原へ東方遠征だっ! くう、わくわくするぜ……! これぞ冒険だ! 冒険だよ!」
「はぁ……。なんでこんなことに……」
雪花は結局後悔しているようだが、未来だけを見据える俺には無縁の話だ。
「……待っていろネームイーター紙山、必ずお前を倒してみせるっ!」
→
午後三時、学校最寄りの関戸駅改札に集合のはずだが、十五分待ってもまだソフィアが来ない。
「……遅いねえ、葉木谷さん」
ダッフルコートに両手を突っ込んだ悟が寒そうにしている。ベンチで単語帳を開いている雪花はマフラーをきつく直し、デニムの足を組んだ。
「ねえ、時間まちがえて教えたんじゃないでしょうね」
「そんなわけないだろ。……にしてもおかしいな。ハイパーサイメスのあいつが忘れるはずないんだが……」
「……あれ?」
「どうした、悟」
「もしかしてあの人、そうじゃないかなぁ……?」
指先を追うと、デコレーションケーキみたいな人影。一歩ずつこちらへ近づいてくる。
「なっ……! なんだお前、その格好!?」
「わあ、すごい! 可愛いよソフィアちゃん!」
おとぎ話に出てきそうなエナメル光沢のシューズ。飴細工かと思う白いタイツを花びらのスカートが覆い、テレビでしか見たことないメイド服のような襟に幾条ものリボンが交差する。ここまでして別に照れくさそうなわけでもないソフィアの顔の上で、当然のようにカチューシャはフリル付き。
「……葉木谷さんって、普段はこういう服装なの? びっくりしたなぁ」
驚いているのは俺たちばかりではない。駅前の人たちがそろってものめずらしそうに通っていく。
「ちょ、ちょっと待て! まさかその格好で行く気か!?」
「……はい」
「なによ? 気に入らない? こんなに可愛いのに」
そう言われればそんなに悪くな……いや違う違う!
「かっ、可愛いかどうかなんて関係ない! こんな目立つ服で行けるわけないだろ! 今からどこへ行くと思ってる!? 秋葉原だ! オタクの聖地・秋葉原だよ!」
「……まさに“メッカ”だねえ」
「あら、逆に溶け込むから良いんじゃない? メイド喫茶とかあるし」
「溶け込んでどうする! “写真撮らせてください”とか言われて行列ができて行動不能に陥るのがオチだ!」
「た……たしかにそうかも」
今でさえ学生が携帯を構えたり子供が指をさしたりしている。本場じゃこれではすまないだろう。
「だいいち、その衣装はサヴァンっぽくない! これじゃ別のロールだ。せっかく俺が夢幻カットとレザージャケットで∞騎士らしさをかもし出しているのに!」
「……悪いけど、それは共感しかねるわ」
「というわけでソフィア、悪いがもう少し地味な服に着替えてきてくれ。できるだけ夢幻力に補正のありそうな装備で頼む」
「……はい」
「でも、時間大丈夫かなぁ?」
「まだ大丈夫だ。ライブの開場は六時半。紙山は四時ごろ着く予定だとウィスパーで言ってたからな。……くく、まさか逆に俺たちから監視されてるとは思ってもいまい!」
「……そういえば、ソフィアちゃんってどこに住んでるの?」
「……あちらです」
「え? ……あれ? あれなの!?」
ソフィアが細い指で示した先は、駅の目の前にある大きなマンションビルだった。
「へえ、葉木谷さんあそこに住んでたんだ。さすが王女様だねえ」
「……もしかして、関高にしたのは近いからか?」
「……はい」
都立の関戸高校はそれほど高い偏差値じゃないが、ソフィアの記憶力ならどんな編入試験だろうと楽勝に違いない。学校なんて選び放題だ。
「でも着替えさせちゃうなんてもったいないな……。そうだ、リエちゃんに写真撮ってあげよっと。ソフィアちゃん、こっち向いて!」
カシャッ。……媚びたファッションのわりにすまし顔のソフィア。なんというギャップだ。
「また例の“今日の一枚”ってやつか。アカウントは奪われてるってのにご苦労なことだ」
「んー……。そうね。パソコンに保存しとく」
→
なんだかんだで秋葉原に着いたのは四時半になってしまった。改札を出るなり雪花が咳き込みだす。
「こほっ! ゴホッ! うえっ……」
「雪永さん、大丈夫?」
「なんだ、花粉症にでもなったか」
膝に手をつき、カーテンのような髪から声がもれた。
「花粉症はくしゃみでしょ……。だって、なんか変なにおいがするんだもん。なんなの……下水みたいな排気ガスみたいな」
「そうか? 悟、お前は?」
「うーん、僕はわからないなぁ……」
「うう、最悪……気持ち悪い。空気は汚いし、さっきから宣伝とかポスターでなんかよくわかんない絵がいっぱいだし。噂には聞いてたけど秋葉原ってこんなとこだったんだ……」
「たしかに漫画やアニメで有名だが別にそれはいいだろ。お前、非現実アレルギーでもあるのか?」
ゲームに敵対心があるのも絶対法則の一つだとすればうなずける。何の気なしにポスターを一瞥すると、見慣れたタイトルロゴ。
「こっ……これは! ジ・エンド・オブ・ドリームスσ!? そうだ……今日発売だったんだ!」
「あっ、本当だね。さいとーくん、買いに行かなくていいの?」
「ああ。一応予約してあるからな。明日か明後日には届くだろうが……」
新しい冒険のことを思うと体がうずうずする。が、今はひとまず後回しだ。
「さいとーくん! 紙山さんがささやいたよ!」
ついに一人でもウィスパーを見られるようになったらしい。電車の中でみっちり使い方を仕込んでやった成果だ。
「来たか! 秋葉原には着いたのか!?」
pape_pic256 「秋葉いん☆ テンション高まる!!!
「……ははは! 自ら居場所をばらすとは愚かな! 今こそ貴様の息の根止めつくしてくれるわっ!」
「さいとーくん、乱暴は良くないよ……」
「わかってる。ちょっと熱い展開になってきたものでついな! いいぞ、この感じ……燃える! 燃えるよ、冒険心がっ!」




