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乙女ゲーヒロインにおとされるのを待ってたら、エロゲーの主人公におとされました  作者: KUMANOMORI


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20/24

初めてのイベント


 かつて龍とユニコーンの交配を達成したので、イゾルデと名づけて、今は厩舎に繋いでいる。イゾルデはベースがユニコーンで、羽根や尾がドラゴンだ。虹色に輝く身体が美しい。


 暇なのでイゾルデに遠乗りしようと思って厩舎に行けば、ルークがいた。


「よ、最近会わなかったな」

 とオレは声をかける。

 ブラックアウトして以降、ルークと会っていなかった。


「ごめん、ラウリィ。無理やりあんなことをして」

 肩を落としながら、ルークは言う。


「いや、言うな。何をしたかは」

 オレはルークの目の前に手の平を差し出して、口止めをする。


「変換されるという仮説があったんだ。俺のしたことが、ラウリィの世界観ではたった一言で変換されていくと思った。でも互換性がなかったんだ」

「良かったじゃないか、それが分かって。実証実験は大切だ」


「そのせいで、ラウリィは倒れただろ。悪かったよ」

「問題ないよ。ところで、イゾルデに乗って遠乗りするか?ルークが乗るなら、オレはトリスタンに乗る」とオレはルークに聞く。


「正直、興味ないけど。ラウリィのルートはそういうのなんだろ?」

「そうだな」


「だったら、遠乗りするよ」

 とルークが言ったので、オレは少し嬉しくなった。


 思えば、誰かと遠乗りをするのは、初めてだ。なんたって、攻略してもらえていないんだから。


「なんか、嬉しいな」

 思わず口元がほころんでくるのを感じつつコメントしたら、ルークが驚いた顔をする。


「ラウリィのそんな顔見たの、初めてだ」

 と言うのだった。

 そんな変な顔をしている自覚はない。


 見ればルークは前髪を分けていて表情がハッキリと見えるようになっていた。

 長い睫毛で縁取られたクッキリとした目のライン、そして綺麗な双眸を持つ、美青年だ。


「乙女ゲームの攻略対象になったのか?」

 と言えば、

「違う。ラウリィのパラメータをあげると、見た目がこうなるんだ」

 と言う。

 大概意味不明だ。


「じゃあ、遠乗りしよう!親友!」

 今までで一番、気持ちが高揚していた。


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