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 しかし童貞から卒業する時はくる。

 小遣いやお年玉をタメ続け、祖父母を困らせながら店のバイト(本人はそう思ってる)をし、そうして貯めた金で卒業の時を迎える。

 いや、ちがうな。


 PCと結ばれる時が、だ!!!!


 キモいとか、聞こえねーよ。

 PCがほしい。

 PCのアドベンチャーゲーム(ADV)がヤリテー。

 それしか考えられなかったんだ、あの頃は。

 しかし本命の機種が“高嶺の花”すぎて、五番手か六番手かも分からぬ娘(PC)の手をつかんでしまったのは、まあ…………ウカツだったと思ってない。むしろ失礼!

 とにかく、だ。

 手に入れたよ。アイツをな。


 その名はPC6001mkⅡ。


 我が○○家に燦然と輝く初代ゲーム機だ(言い切ったが、本来の使い道ではない)。

 これでも7万円もする、腹切り感覚の高負荷商品であることは伝えておかねばなるまい。ぶっちゃけこれしか選べなかった。他は高すぎるし逆に『MSX』じゃグラフィックに不満があったんだよー。いや、MSXユーザーを敵にしたいわけじゃないんだが。あとファミコンはアーケードゲーム主体だったんで論外。

 んで、買ったわけだが。

 すなおに喜んだし、誇らしかった。

 オレにとっては大事な大事な宝物だ。あー『サラダの国のトマト姫』を起動させた時の感動ったらない! いまだにオープニング音楽をハミングできちゃうぜ。


 それはそうと、基本のマシンスペックが低すぎて当時の本命タイトルをほとんどリリースしてもらえなかった哀しさったらない。あれだけ苦労して、背伸びしまくって手に入れたP6で、できるゲームがかぎられていたんだからな。

 あの名作『ハイドライド』もⅠだけでⅡは出してもらえなかった……Ⅰプレイしただけでも胸いっぱいだが。そうだな。礼は言わないと。

 ありがとうT&Eソフト。


 でもさ。

 そうは言ってもさ。

 やっぱ、有名タイトルやりたかったよ。

 『ウィザードリィ』『ウルティマ』『無限の心臓シリーズ』『ブラックオニキス1,2』『ドラゴンスレイヤー・シリーズ』……あれ、後半MSXリリースされてるやんけ!

 クソクソ、どうなってん?

 容量なんて何とかなるだろ。

 テープ読み込みだろーと(ロードに15分? とにかくPCもプレイヤーもゲームをはじめるまえの神降ろし的な神聖な感じの儀式的なアレが必要とされたのだ!!)、とにかく思い切って10本組にするとかして、出してくれよ、出せやゴラァ!!(無茶)

 20本ロードだって遠方視訓練しながら2時間根性ロードくらいしてやるぞ、デルタフォース並みの精神耐久性を誇るP6ユーザーの気合いを舐めんなよ?! あ?  


 でも視力は悪くなりました。もうガッタガタ。

 『タイニー・ゼビウス』にぼくの目は殺されました……。恨んでいませんが。

 ゲームという戦場で戦う者の宿命なんだよ。

 あ、冬の木枯らしが目に……

 なんか、しみじみと昂奮しちまった。



 話進まん。





FFドコよ?

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