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やっと無双タイム

「それって初心者の参加OKですか!?」



「え!?ああ。300人までは参加できる大型レイドだが...」



「すみません!このレイドイベントに参加します!!」



「早っ!?」



そんなわけで依頼を達成するために本気でレイドに参加することを決定した。なんでこのタイミングでレイドなんか起こるんだ...!幸運値仕事しろよ。


しかし夜のレイドか...この辺だとレベル20くらいが適正のレイド討伐になりそうだ。

しょうがない。ここでレベルアップを図れるということにしておこう。



「冒険者の皆さん、まもなくモンスターの群れが到着します!討伐モンスターの数、レベルによっては追加報酬が発生しますので、張り切って村を守ってください!」



村に駐留していたギルド派遣員が指揮を執る。聞いた話によると派遣員は《拡声(ラウド・ボイス)》スキルを必ず所持している必要があるそうだ。

追加報酬か。うまくいけば一獲千金のチャンス。冒険者たちを鼓舞するには最高の餌になる。


村の周りに張り巡らされている簡易の柵から冒険者達が飛び出す。広範囲に効果のある戦術魔法を使える上位の魔法使いは村の中から魔法による援助を行う。

そのほかの冒険者は近づいてきたモンスターを片っ端から蹴散らす、といったいたって普通の戦闘が行われることになるだろう。


村の中で激しく鐘を打ち鳴らす音が聞こえる。そろそろのようだ。

ゴブリンなどの雑魚モンスターが見え始めた。弓使いたちが遠くにいるうちにこれでもかと矢を飛ばし、雑魚モンスターは数を散らし始める。

やがて弓の利かない少し高位のモンスターたちが出現し始め、冒険者たちはそこらかしこで戦闘を始めだした。

俺も何もしないわけにはいかない。夜で夜目が効きにくい中での戦闘は初めてだがいい経験になるだろう。



「ギギィ!」



ゴブリンの上位種、ゴブリンシャーマンやスパイダーの上に乗ったゴブリンライダーが現れる。

「少しでも数を減らせればいいが。」

火を使うとこちらの位置が周りからばれるので久しぶりに《木魔法》を使う。無限にあるMPに任せて、それはもうえぐいほどに。



「ギイィギ!?」



暗闇の中、足元から植物が生えてくるのは相当めんどくさいだろう。次々と足を取られて倒れていく音がする。



「ギィア!」



運よく数体のゴブリンライダーがこちらに気づいたようだ。全速力で向かってくる。



「おいおい、そんなにまっすぐに来て大丈夫か?」



あらかじめ用意しておいた《木魔法》のトラップを発動させる。



「よっと。」



ゴブリンライダーが数を減らす。それでも向かってきた数体が俺を囲む。



「あちゃー。分が悪いかな?」



ゴブリンライダーたちがじりじりと距離を詰める。



「でも、ライター使わないとは言ってないもんね。」



全方向に向けてライターで火球ど飛ばす。なかなか目立ってしまうがしょうがない。

少し草むらを焼き、10mくらいの円を描く。



「ほらほら。おいでよ。」



周りにはゴブリンシャーマンはいない。

こちらに気づいた十数体のゴブリンライダーたちが向かってくる。ちょうどいい距離になったところで、



「はいドーン。」

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