↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一家  作者: 大和香織子
第二章 確信
PR
14/46

3

その夜、皆が集まったところで乾杯をして家族全員プラスその人とカニ鍋をつついた。


その日は泊まることにした。


 自分の部屋がない私は、リビングで寝るつもりだったが、「お母さん達の部屋で寝ましょうと言って、寝室に私が寝る布団を敷いてくれた。


 久しぶりの実家のこの雰囲気が嬉しくて涙が溢れ出て来そうになるのを必死に堪えた。


皆が寝静まった後に、母が管理している別荘の権利証を取り出し鞄の中に入れる。


翌朝、朝食を食べ「ご馳走様おいしかったよ、会社にいってくるね」と母に言い実家を後にした。


 会社を休む連絡をいれてから、すぐに法務局に向かい別荘の権利は誰になっているのかを確認した。


「杉田 薫」


そこに記されてあるのは、その人の名前であった。


やっぱり…それまで半信半疑だった物がこれで確信へと変わったのだった。


この事を父や母は知っているのだろうか…。


 得体の知れないものが実家を食い潰している…すぐに母に電話でカニにあたったのか体調が悪いから一人暮らしをしているアパートまで来て欲しいと頼んだ。


 母が沢山の果物を抱えて家に来たので「早く入って」と言って玄関のドアをバタンと締めた。


「あなた、具合が悪かったんじゃなかったの?」母はあらまぁと言う様な顔をして聞いてくる。


「そうじゃないの、どうしても確認しないといけないことがあったからそう言ったの、で、見て欲しいの、これ」私は机の上にその書類を手渡した。


 「ここの名義が、その人の名前になっているけどこ、これはどういうこと?」


 母は目を細めながらその書類を手に取り確認した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。