41. 悪役令嬢のお願い
随分ご無沙汰しておりました。
お久し振りでございます。
短めですけど……よろしくお願いします。
「僕の妻に、伴侶になって欲しい。これからの人生を共に過ごしたい」
真っ直ぐに目を向けられて告げられた。
『ようやく言えた』
『ようやく聞けた』
背筋を伸ばしてお互いを見詰めながら、言いたくて言いそびれた言葉と、聞きたくても聞けなかった言葉だった。
「……殿下は……」
「うん?」
「殿下は、婚約したいだけかと思っていました。ゴートベニアとの婚姻関係を交わしたくないのかと。その為に私に婚約を迫っていたのかと思っていました」
ヴィヴィが目を真ん丸にしてそう言った。ここ2ヶ月ほど、あんなに自分の気持ちを伝えたと思っていたのに。全く通じていなかったのか? エレンツィードは……脱力した。
「……あのさ、ヴィヴィはさ……僕の事どう思ってるの?」
「どう思っているか……ですか?」
「そう。結構アプローチしたと思うけど」
エレンツィードがそう言ってヴィヴィエットを見詰めると、彼女はコテンと首を傾げた。そして、口元に手を当てると考える様に目を瞑った。
「……」
「ヴィヴィ?」
エレンツィードの問いかけに、ヴィヴィエットがぱちりと目を開けた。
「エレンツィード殿下、殿下のお気持ちは判りました。本気で私を望んで下さっているというのでしたら、私から一つお願いがあります」
にっこりと微笑むその笑顔が美しい。
「お願い?」
「はい。お願いでございます」
「それは何? 教えて」
「それでは……エレンツィード殿下。生涯、私だけを愛して下さると約束して下さい」
ヴィヴィエットはそう付け加えて、満開の薔薇が咲く様な微笑みを浮かべた。
お久し振りです。
なかなか更新できず申し訳ございません。
ちょこっとムーン様やアルファポリス様に
新作投稿していたりしたもので……
あんまり休載してしまうとイケませんねえ。
ちゃんと完結できるように頑張ります。
じんわり更新しますので
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