エピローグ
--------あれから10年。
ウィルは公爵として、メルンの花が沢山咲く丘に屋敷を構え、そこにわたしと子供達と数人の待女を連れ住んでいる。
「こら、アンナ、カイ!あまり走り回ったら汚れちゃうわよ!」
「だって今日のドレス、走る度にひらひら舞ってかわいいのよ!」
「待って!お姉ちゃん!!」
あの告白の後、結婚したわたし達は2人の子供に恵まれ、幸せに暮らしている。
正直、自分のいた世界に未練がないわけじゃない。
たまに、ふと思い出して胸が締め付けられる時がある。
もし、戻れる事が出来るのなら、今まで支えてくれた人達に感謝の気持ちを伝えたい。
そして、今幸せです。と伝えたい。
「相変わらず、元気だな。私の宝物達は」
庭を走り回る子供達を、呆れながらも笑顔で見ている。
「うふふ、誰に似たんでしょうね?」
「おてんばなのは君じゃないか?」
この世界に来て、ずっとわたしを支えてくれた人。
わたしを愛してくれた人。
「ねえ、ウィル」
「なんだい?」
「わたし、とても幸せよ。ありがとう。愛してるわ」
「ずっと君のそばにいるよ、私の愛しいユーリ」
ウィルは私を抱きしめる。
わたし達の幸せを祝福するように、メルンの花が風に一斉に揺れた。
読みにくいのにもかかわらずここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。もっと言葉のボキャブラリーが増えないといけないと反省しております・・・。頑張ります。




