体育と競技と組分と
すみません、多忙のため更新遅れました。たぶん、これからかなり忙しいので不定期になっていきます。もうしわけありません。
また今回はかなりやっつけ仕事になっているので、たぶんあとで修正入ります。
翌朝起きた俺は案の定昨日校長に言われたことが正確には思い出せないでいた。
「朝から何をうなっているんだい?」
「ああ、エルさん、すみません」
「別に謝ることじゃないけど…… 何か不安や心配事があるならすぐに言ってくれよ!! 僕は君のルームメイトなんだ」
「ありがとうございます、でも大丈夫ですから」
完璧な笑顔で外に出るエルを見送ると、やはり考え込むのであった。
さて、今日は礼儀の授業を終えると体育の授業であった。
体育の記憶ばかり残るのであれなのだが、実際この学校は体育よりも礼儀重視の文武の文を重視する学校であった事を思い出してほしい。
で、またしても体育なのだが、最近はもっぱら来る体育大会に向けての練習である。
体育大会とは各学年で赤、白、青に分かれて競技を行うもので、俺は青組でった。
前世では紅組しか経験してこなかった俺は初のマイナー色、青になれてうれしかったのは言うまでもない。珍しいものは誰だって嬉しいものでしょ?
なお、ミカやプラハも青らしい。
さて、俺の出場する競技は学年対抗リレーとかくれんぼ、騎馬戦である。誰でも最低2つは出ないといけないのだが、うちの組は若干少ないらしく俺は好調推薦という謎枠で3つの出場機会を得た。
まぁだからといって出たかったかと問われればそれは否と答えざるを得ないのだが。
ここの体育大会は前世と違って、魔法の使用は完全に安全の範囲内、かつ自分自身にのみ使用するという条件付きで許可されている。
なのでかくれんぼは、
「ジュンはどこだ? 今日こそ見つけてやるんだ……」
「おい、ジュンはいたか?」
「いや、まだ見てない」
「くっそ、あいついつもどこに隠れているんだ……」
という会話を量産する簡単なお仕事をしている。
いつもはとても高い木の上に上っている。それなら見つかりそうだが、普通は登れないようなすごく高いところにいるので見つからずにいるのだ。
なお上り方は校長に教えてもらった空気の足場を作る方法で螺旋階段を作成しているだけだが……
高いところから見下ろす気分は最高である。
学年対抗リレーは
「あいつ、なんであんなに早く走れるんだよ……」
「またジュンに負けた……」
「ジュンくんってすごく足早いけど、足早すぎて気持ち悪いよね……」
という罵詈雑言を一手に引き受けるようになった。
最後の言葉は基本的に女子に言われる。
陰口なので基本的には当事者にはばれないはずなのだが、ミカが親切なことに全て教えてくれるので、毎回走った後は傷つくという循環プロセスが完成しつつある。
なお、速く走るコツは空気抵抗をできる限りなくすというとても簡単なことである。目の前からどけられた空気は特に隣に流れるので、隣の走者は前に進まない。まるで途轍もない向かい風に襲われている気分であろう。
騎馬戦もだいたい同じような感じである。自分の空気抵抗をなくしてひたすら逃げ続ける。
好戦的に挑むのは愚かだと、かつて平和な国日本に住んでいた俺は知っているのだ。この国も平和になればいいのに……
「ジュン、君の持つ魔力はすでにそこらの魔法使いのレベルじゃない。もはや私の魔力すら超えているようなものなのだ。ゆえに、君は加減を覚えねばならないよ」
と毎日小言を言ってくるのはリバースされたベル先生。
他の先生にこんなこと言われたら、適当に煽ってやるのだが、何しろリバースの記憶が私の心を苛める。
仕方なく「ほーい」と返事をしてやる。
こんな体育であったので正直楽しくなかったのだ。
まぁ授業なので仕方ない、そう思って、今日も体育の授業に向かうためグラウンドへ駆けるのでった。
ありがとうございます




