船内カジノ
毎日更新って結構キツイ……
最悪一日置いて更新します。
体育館でユーイが武装集団を蹂躙した数日後。
「流石に同じルーチンも飽きたな」
「運動……疲れる……」
「でも体育館で運動以外の娯楽だと……」
「カジノはなぁ……」
日本ではカジノは絶対とまではいかないが入ることはほぼない。
国内であれば違法だし、国外に行くこともそれほど裕福な家というわけでもない4人の家ではほぼ無かった。
「まぁとりあえず行ってみっか」
「そうだね」
一行がカジノへ向かうと、カジノはかなり賑わっていた。
「貴族とかも多いね……」
「まぁ、貴族なら体育館で汗流すよりカジノで遊んでた方が様になるよな……」
「とりあえず、ブラックジャックでもする?」
「ユーイがむs「おい貴様ら!」ん?」
振り返るとそこには昨日一昨日と連続で顔を合わせた貴族がいた。
呆れ返る一行に構わず、貴族の男が続ける。
「私と勝負してもらおうか!」
「……懲りないですね……」
「勝たなきゃ気が済まん!」
「いい、けど……何で?」
「ふむ、そうだな……」
貴族が奥の方へと歩いて行く。
ちなみにカジノ中の視線が一行に向いているため、ユーイが若干顔色が悪くなっている。
「おい、大丈夫かユーイ」
「ん、大丈夫……何とか」
「これでやるぞ!」
貴族が指しているテーブルではポーカーのようなものをやっていた。
「ポーカー?」
「なんだ、知らんのか。【マジックナンバーズ】だ。ポーカーとは少し違う」
「【マジックナンバーズ】……」
「揃えた役と属性によって極小の魔法が編まれる。その魔法の相性で勝負するというカードバトルだ」
【マジックナンバーズ】はかなり知名度のあるゲームの一つだ。
ゲーム時に生産職人タカラが生み出したのが始まりで、それ以来広く普及している。
タカラがこのゲームを生み出したのはケイ達が精霊ノアと出会った時間よりも後なのでケイ達が知らないのは必然と言える。
貴族の男が向かい合う席の片方に座ったのでユーイが反対側に座り、3人もユーイの後ろに回る。
「このカードのことは分かるか?」
「分からない」
「ならば説明しよう」
男がカードを広げて説明する。
「カードは4属性と0から5の数字1つが書かれている24枚とジョーカー2枚を合わせた合計26枚だ。役は大体ポーカーと一緒だと考えてくれていい。ジョーカーはジョーカーを除くどれかのカードを選んでその代用に出来る」
「ふむふむ……」
「発動する魔法とその相性に関してはこの紙を見た方が早いだろう。今回は5回勝負だ」
「分かった」
貴族の男がニヤリという擬音がしっくりくる笑みを浮かべて言う。
「それでは、ゲームを始めよう」




