↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/347

第五部 第四章 特別な存在

「何か向こうで変わったこと無かった? 」


 和弘(かずひろ)おじさんが俺達三人に聞いた。


「ああ、例の三柱鳥居でしたっけ? あれが変なとこに出来てたんだよね」


 雄二が俺を見た。


「ええ、この間までは無かった場所にまで三柱鳥居が拡がってるんです」


 俺が頷きながら補足した。


「そうか。と言う事は、入らずの山の範囲が拡がってるって事かな? 」


 和弘(かずひろ)おじさんが首を傾げた。


「そういう事になりますよね」


 由宇が笑った。


「お前が変な足跡見て、罠を仕掛けなきゃこんな事になんなかったのにな」


 雄二が詰問口調で呟く。


「そうそう、危険か三柱鳥居から何か出て来てるって思って罠を仕掛ける奴はいないと思うぞ」


「いやいや、罠師ってのはそういうもんだから」


 俺の突っ込みに由宇が胸を張った。


「「ふざけんな! 」」


 俺と雄二が叫んだ。


「んん? 三柱鳥居から外へはモンスターは出て行けないはずなんだけどな。それも変わった部分になるのか? 」


 和弘(かずひろ)おじさんガ興味深そうな顔で首を傾げた。


「そうなら、そういう事になりますね」


「ドラゴンの子供だったから、特別ってことは無いの? 」


 俺の言葉に由宇が続けた。


「ああ、ドラゴンは特別な部分があるからなぁ」


 和弘(かずひろ)おじさんがさらに首を傾げる。


「待て待て待て! 特別は山王(さんのう)だ! 」


 非常食さんが走って来て話し合いに参加した。


「ああ、それは確かに。貴方も特別な存在ですからね」


 和弘(かずひろ)おじさんが笑った。


「「「えええええええ? 」」」


 俺達が驚いた。


「いやいや、失礼だろうがぁああああ! 」


 非常食さんが激怒している。


「いや、何か、こう、ちょっとミステリアスな部分が無いと言うか……」


 雄二が失礼な事を呟いた。


「ミステリィアスぅぅだぁ? 」


 非常食さんが聞いた。


「神秘性って奴ね」


 由宇が答える。


「神秘だろうがぁぁぁ! 頭に角が生えてて、雷で攻撃できんだからぁぁぁ! 」


 非常食さんが必死だ。


「何か、ちょっと違う」


 由宇が冷静に答えた。


「いやいや、腸の汚いのとか穴掘って埋めてやっただろうに」


 非常食さんが忌々し気に答えた。


「それと神秘性は関係ないでしょ」


「いや、猪のモンスターも捕まえて来ただろうがぁぁぁ! 」


「まあ、強いのは確かだよね」


 俺が非常食さんに笑って答えた。


「だろう! 山王(さんのう)は特別なのだ! 」


 非常食さんが胸を張った。


 子供っぽいけど、逆に俺は親近感があって良いんだがな。


 雄二も由宇も同意見らしくて、皆で笑った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。