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マシュマロ闘病記 ~FIP(猫伝染性腹膜炎)~  作者: 柏井猫好
2026年

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11/11

11. FIP治療経過報告(1)

~5月~

 モルヌピラビル服用開始後2日程度で食欲が改善し、キャットタワーで遊ぶなど元気が出てきた。

 4日目にはうんちの回数が一日3回程度までに減っている。これまで6回はしていたので、やはりFIPで体調が悪かったせいだったのだろう。

 換毛期だからなのか、抜け毛が多い気がする。まだおもちゃをくわえて持ってくるまでには体調が回復していないようだ。モルヌピラビルが効いているようなので、今後も継続していくことに。


 ちなみに、今回の診断で獣医師は「ネココロナウィルス陽性です」とは言っていたがFIPが再発したと明言していなかったため、マシュマロが罹患しているのはネココロナなのか、それとも変異したFIPなのか訊ねてみたところ、ネココロナであればウィルスが腸に留まっているはずだが、腸の外へ出ているため、FIPが再発したと言えるとのことだった。


薬服用開始後5日

 白茶くんを追いかけまわしたり、おもちゃ箱からお気に入りのぬいぐるみを持ち出してみる様子が見受けられるようになった。しかし、まだ「投げて」という風に私のところまでは持ってこない。

 キャットタワーに登ってハンモックでお昼寝をするようにもなった。ここ最近では見られなかった光景に頬が緩む。白っぽかった鼻もピンクに戻って、表情も穏やかになったのでホッとした。


 うんちの回数は落ち着き、ごはんも殆ど完食する。人間の食べ物にも興味が出てきたので、ナゲット泥棒には注意が必要なようだ。


薬服用開始後8日

 かなり食欲が出てきたので、通常通りの量のドライフードに薬を混ぜてあげると、全部食べてくれた。しかし3時間後に全く消化されていない状態で全部吐き出してしまったので、通常の半分のドライフードに戻した方が良さそうだ。血液検査をした時に脱水状態と出ていたので、水分補給のためにもごはんには毎回大さじ1杯程度の、指を突っ込んでも熱くないくらい冷めた白湯をかるようにしている。


 薬を混ぜたごはんを吐いてしまったが、去年の闘病期間中、薬を飲ませてから1時間後にごはんを戻した時に緊急相談した主治医とは別の獣医師から、1時間も経っていれば薬は吸収されているはずだと聞いたので、今回も薬は既に吸収されているだろうと判断し、追加で薬を与えなかった。


 そして今年も顎の下から胸にかけて著しい脱毛が目立つ。顎下をよくかいているので、換毛期だからというより、薬の副作用な気がしてならない。


薬服用開始後11日。

 経過観察で動物病院を訪れた。荒れ狂うマシュマロ女王陛下を宥めすかして何とか実施したエコー検査で、リンパ節の腫れが小さくなっているのが確認できた。長さは少し短くなった程度だが、幅が半分以下になっている。「最近マシュマロは、お兄ちゃんのごはんもぶんどる勢いなんですよ」と獣医師に話すと、腫れているリンパ節は胃の裏側にあるものなので、圧迫が減って食欲が出てきたのではないかとのことだった。

 

 しかし食欲のわりに体重が100グラム減ってしまっていたので、そこが気がかりだ。もしかしたら1日に与えるごはんの量を目分量で6回に分けているから、総合的食べる量がに普段より少なくなってしまったのだろうか。もう少しごはんの量を増やしてあげよう。


薬服用開始後21日

 マシュマロの目ヤニが増えた。毛が抜けてしまっていた首から胸にかけて、じゅくじゅくした皮膚炎が見られるようになった。やはり薬の副作用だろう。


 皮膚炎を除けば、マシュマロはめちゃくちゃ元気になった。白茶お兄ちゃんがのんびりごはんを食べていると、すかさず首をつっこんで「よこしなさい!」と横取りし、満腹になれば「ふう、食後に運動がしたいわ。お前、獲物役になりなさい!」と言わんばかりに追いかけ回している。傍若無人な女王陛下は下僕である人間たちの食事も虎視眈々と狙っておられ、隙あらば強奪しようとされるので、まことに無礼ながら、食事中はケージに入っていただいている。


薬服用開始後25日

 動物病院で経過診察。キャリーから出すなりマシュマロは大慌てで戻ろうとする。昨年といい、今年といい、押さえつけられて採血されたことがかなりトラウマになってしまっているらしい。かわいそうだが、仕方ない。

 周囲の毛で巧妙に隠されていたが、マシュマロの胸元の剥げはこぶし大にまで拡大していた。胸の一番出っ張っている箇所が剥げているため、少年漫画のBLE〇CHに登場するホ〇ウのようだと思うのは、私が永遠の厨二病患者であるからだろうか。


 獣医師に剥げを相談すると、去年と同じ症状なので薬による副作用だろうとのこと。それでもモルヌピラビルの服用を止める訳にはいかないので、剥げにはかゆみ止めの塗り薬を処方してもらうことにした。


 マシュマロのこの日の体重は3.2kg。ごはんを増やしても体重が増えていなかった。獣医師の見解では、元気になって動き回ることが増えたことで、必要なカロリーが増えたからだろうとのことだった。もう少しごはんを多くあげた方がいいと助言を受けた。マシュマロの骨格などを考えると、4kg前後が望ましい、今は痩せ過ぎというより、マラソン選手のような無駄な脂肪がない状態とのことだった。

誤字脱字は見つけ次第修正していきます。また、投稿された内容は後日改訂されることがあります。


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