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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
39/72

姫巫女とのデート(2)

コータの語りです。



ミルをデートに誘ってでかけることにしたがクレアはついてこない。

俺はとある魔法のことで魔法の先生のクレアに相談したらそれは上級者でないと難しいわ〜と言われてしまった。

まあ、別に自分で使えなくてもよかったのでクレアに使えるようになってくれるように頼んだら、開発と習得に半月くらいかかるといっていた。

なので今日のクレアは魔法を開発するため部屋にこもりきりなのである。

ただし、お守り〜とかいってペンダントを渡された。魔除けの力があるらしい。ミルには見られないように服の下につけた。


デートに誘ったミルと2人でお城を出て近くの公園に向かう。

誘った後、ミルは急いで街用の服に着替えた。おめかししていていつもより可愛い。

しかも伊達メガネを掛けたりして変装をしているつもりのようだが…猫耳でバレバレである。

護衛さん達もさりげなくついてくる。

あれ?グレンの親父さんだ…王様に命令でもされたのかな、可哀想に。

グレンさんは王様の従兄弟で俺の保護者を引き受けてくれた心の広い人だ。

公園に向かう途中、露天のお店で腕輪を買ってあげた。あらかじめ調べておいた品物で値段分のお金も用意していたが、ミルへの買物だとわかると99%offになった。恥ずかしいのをガマンしてクレアにおこずかいを無心したのに意味が…。

こんな安いものでもミルはとても喜んでくれた。ミルはこんなのよりずうっと高くて綺麗な装飾品をいくつも持っているのに…案外庶民派なんだな。

公園に着くと目的の開けた場所はすいていた。暑いこの時間帯は直射日光の当たる場所を人は避けるので空いてくる…なのでちょうどいい。


「ミル、ちょっと見ててくれ。」


詠唱魔法「幕」を使う。

魔力を紡ぎ、練り、リハーサルをして、魔力を込める…


「【幕】よ!」

「すごいのー。こんな短時間で発動できるなんてー。」


それでも詠唱魔法の不得意なミルよりかなり長い時間がかかるんだけど…。

俺は「幕」をある形に変形していく。「幕」は「聖幕」と同様に非常に柔軟に形を変えられる、硬さや色も。


「これでどうだ!」

「・・・?これなに?」


ミルにはわからないだろう。

これは「聖幕」でもできるのだが、今の実力でみんなの前で2つの魔法を併用するにはカード魔法1つ、詠唱魔法1つにしなくてはならない。詠唱魔法2つ同時行使は上級の技術だそうだ。

俺がカード魔法を複数併用できることを秘密にするための策だ。


「ミルこっちにきて乗って。俺のすぐ後ろに。」

「うん…これ乗り物?」

「ふふふっ、いくよ!カード魔法「風」!」

「ひゃー!走ってるのー!」

「2枚…4枚…6枚…8枚…10枚!よし、浮いた!」

「すごいのー!飛んでるのー!」


詠唱魔法「幕」で形を作り、カード魔法「風」10枚を出力とする…同じ種類なら併用はばれないので。




魔法飛行機に乗っていざ大空へ!

護衛の皆さんごめんねー。

実は魔法飛行機の形のイメージが浮かびません。

どんなのがいいと思います?

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