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猫耳姫巫女と聖なる槍の担ぎ手と  作者: 三歩
人生やり直しの巻
37/72

姫巫女とのデート(1)

今回から場面がたくさんクロスします。

読みづらかったらごめんなさい。

コータが語ります。



写しの世界から俺がこの世界にきてから3ヶ月ほど経ったある日のこと。

夏を迎えて大分暑くなってきたころに、俺はようやく2つめの魔法が使えるようになった。

「幕」というノーマル系の詠唱魔法でマントにしたりカッパ替わりにしたりなど応用は効きやすい反面、強度が弱く防御魔法としてはほとんど訳に立たない入門者用の魔法だ。

俺はカード魔法の「聖幕」を自在に扱えるので詠唱魔法でも似た「幕」の魔法は練習にはちょうど良いのではないかとクレアが勧めたから覚えることにしたのだ。

最初に覚えた詠唱魔法の「天視」はクレアに最も大事な真音を譲ってもらったが、今回は「幕」の真音を俺が自分で捕えた。

1から10まで自分で仕上げたこの詠唱魔法を俺はとても気に入っちゃった♡

先生のクレアにも内緒で隠れて練習したほどだ。

クレアは魔法以外もいろいろ教えてくれるがなんといっても魔法が一番オモシロイ!

普通の文字の習得が少し遅れ気味なのはしょうがないだろう、うん。

この魔法で今日はあることをしようと思っている。


「ミル!チョット出かけてもいいか?」

「何処に?マーフィーも出かけちゃったんでしょ?」

「ああ…ちょっと魔法の練習だよ。夕飯までには帰ってこれるからさ…」

「ミルも行くの!」

「いや、だからさ。」

「いくの!いくの!連れてって欲しいの!」

「話聞けって。出掛けるからミルも一緒にこないかって…誘おうとしてたんだよ!」


俺としては最近クレアと魔法の勉強ばかりしていてミルといる時間が少なかったので…ちょっとデートに誘ったのである。


「コータの方から…誘ってくれたの?もしかしてデート?」

「んっ…まー…そうなるんじゃない?」


10歳の子供をデートに誘うのはちょっと恥ずかしいがこっちも見た目10歳だしー。

ミルは断らないだろう…たぶん。

横目で様子を伺っているとミルが顔を赤くして…なにか…不思議な踊りを踊り始めていた。


「でえとおん♡」


喜んでくれてるんだよね?


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