砲台守の太一郎
――世の中は、ただ流れてゆく。
太平洋戦争末期の、昭和二〇年五月。神戸の小さな町で、父親のいない太一郎少年は母と姉の三人で暮らしていた。彼は、“愛国少年の代表”として周りの期待に応えながら、今日もまた、いつものように煩わしい日常を送っていた。
山の奥にある、“砲台”に出会うまでは……。
太平洋戦争末期の、昭和二〇年五月。神戸の小さな町で、父親のいない太一郎少年は母と姉の三人で暮らしていた。彼は、“愛国少年の代表”として周りの期待に応えながら、今日もまた、いつものように煩わしい日常を送っていた。
山の奥にある、“砲台”に出会うまでは……。
第一回 あるところの少国民
2011/06/03 21:00
第二回 転校生が来た
2011/07/01 21:00
(改)
第三回 それで、彼らは出会った
2011/08/05 21:00
(改)
第四回 砲台守の日々
2011/10/07 21:00
第五回 勇気と決意
2011/11/04 21:00
(改)
第六回 父の部屋
2011/12/02 21:00
第七回 アカの子供
2012/01/06 21:00
第八回 姉弟
2012/02/03 21:00
第九回 遊びはおしまい
2012/03/02 21:00
第十回(前編) 白い朝
2012/04/06 21:00
第十回(後編) 黒い炎
2012/04/20 21:00
第十一回(前編) 赤い翼
2012/05/04 21:00
(改)
第十一回(後編) 青い空
2012/05/18 21:00
(改)
最終回(前編) 生き残った後
2012/06/01 21:00
最終回(後編) ゆうやけこやけ
2012/06/15 21:00
(改)