第五話『早すぎるフラグ回収』
正月休みが終わる・・・・w
ベルさんとの挨拶を済ませ
早速外に出て魔物との戦いをすることになった
オーダーメイドした傘を振り回しながら歩いていると
早速コウモリみたいな見た目をした魔物が三匹あらわれた
「ちょうどいい、この魔物をその武器を利用して倒してみろ」
傘の用途は刺すのが基本的な戦い方になると思う
そして魔法を撃たれたら傘を開き防御すればいい
そんな感じでコウモリを次々に倒していく
「ふむ、生前何かしていたのか?大分身のこなしが軽やかだが」
「んー、特にこれといったものを習ってたわけではないです、ただこういうファンタジー世界は前から憧れていたんです!」
「なるほど、立ち回りに関しては申し分なさそうだな」
その後、何匹かコウモリを倒していると
凄くボロボロなベルさんが目の前に現れた
「ベルさん!?どうしたんですかその傷!!?」
「ベル!!何があった!お前ともあろう者が!」
「ほ、報告です魔王様・・・・魔王二代目により幹部は全て変えられ、今ルーツ村へ進軍とのこと」
「「なんだって!!?」」
「よくぞ伝えてくれたベル!静香!回復出来るか?」
「は、はい!時間はかかりますがヒールで回復させます!」
「私はすぐにルーツ村へ向かう!静香は後からベルと共に来てくれ!」
「気をつけてくださいねーー!」
私は数少ないMPを回復アイテム飲みながら消費させ
なんとかベルさんは動けるぐらい回復できた
ルシファー様が「お前ともあろう者が」と言っていたほどの実力者がここまで追い込まれるなんて
それに、他の魔王幹部も同じくらいやられただろう
許せない、何故そんなことをしたのか見つけてとっちめてやるんだから!
「行きましょうベルさん!ルーツ村にすぐ向かなくちゃ!」
「はい、今度こそ止めてみせます!そして静香様は私がお守りしますゆえ、回復は任せましたよ」
「はい!お願いします!」
すっごくイケメンオーラを出すベルさんに惚れ惚れしそうになりながらも
そんな場合じゃないと頭に訴えかけ、なんとか自分を持ち直した
早速ベルさんの瞬間移動でルーツ村に戻ると
前の綺麗な街並みから一転
炎の渦に呑まれていた
魔物が大量にいて、村人達が悲鳴を上げながら逃げていき
色んなところで戦士たちが倒れていく
そうか・・・ここは最初の村だから
魔王幹部をも退ける魔物に手も足も出ないんだ・・・!
「くっ・・・私が早くあいつの企みに気づけていれば!魔物がきます!構えてください!」
ええーーー!!?急にラスボス級って勝てるわけないって!!!
でもやるしかない!皆を守らなくちゃ!