第十一話『RPGの仲間は善人しかいなくて[はい][いいえ]の選択肢全く意味ない時あるよね』
これからの話、実は後もう一人の仲間のストーリー以外全く考えてないので、行き当たりばったりになります。まあ、いつものことなんですがw
「俊敏力600か・・・元魔王である私よりも早く動ける僧侶って中々いないし・・・逆に良いんじゃない?」
「確かに補助が先に来るのはすげえありがてぇけど、回復魔力とか高くないと意味なくね?」
「僧侶はレベルが上がればいつかは全体の完全回復魔法とか覚えるし・・・・早くて損はないと思う」
「ほらー!私速さだけは自信あるからね!まっかせて!!」
「それだったら武闘家しろよマジで・・・」
私とリッタが軽い喧嘩をしながら街を出て歩いていると
枯れ木がたくさんある寂れた村に着いた
なんだか平穏な村とは程遠い雰囲気で思わず入るのを躊躇う
他の三人もその雰囲気を感じ取ったのか、喋るのをやめてしまう
近くに老人が歩いていたので話しかけてみることにした
「こんにちはおじいちゃん、あの、何かあったの?」
「旅のものか・・・・ここは早々に立ち去ったほうがいい。こんな村もう何もないぞい」
「何もないって・・・・そんなことないでしょ?何か困ってるなら手伝うよ?」
「・・・嬢ちゃんはいい子じゃのう。このチェブロ村は少し前まで桜が満開に咲いていた。しかし昨日のルーツ村での争いが起きた後に一気に咲かなくなってしもうた。原因も何もわからず。わしらにはどうすることもできんのじゃよ」
つい最近起きたこと・・・・しかもルーツ村での戦い後からってことは
魔王軍が何かしているのかも知れない・・・
「なんか物騒だけど雲を掴むような話だな。どうすんだよ?」
「この村の人たちを放っておくわけにもいかない。なんとかして桜を咲かせる方法を見つけなくては」
「調べてみたらこの木、桜が散った訳じゃなくてどこかに移動されたようですね・・・」
私が何も言わなくても三人がもう手伝う気満々で
私は思わずキョトンとしてしまう
皆手伝ってくれるの?
「俺たちを何だと思ってんだよ?あんたの顔見りゃ手伝いたいってことぐらいわかるっつぅの」
「旅人として、一人の人間として困ってる人を助けるのは当然だろう?」
「ありがとう皆!おじいちゃん待っててね!この桜たち、咲かせて見せるから!」
「おぉ・・・ありがたや・・・気をつけるのじゃぞ」
題名に関しては皆「確かに」って言ってくれる題名にするつもりです