彼女たちの秘密(2)
「・・・・・出られない」
私はこの状況ででのリーダーが逃げたしたという事実にただただショックを受けていた。そして、その感情が、さらなる悲劇を起こそうとしていた。
「アリス!危ない!!!!!」
「!」
呆然としていた私がクレアの声に振り向くと、そこには1体のミノタウロス。そして、
私をかばおうとするクレアの姿があった。
「っ!!!!!!!リフレクト!!!!!」
ガン!!!!!!!!!!!!!!
ミノタウロスの棍棒を防御魔法で防げたと思ったが、
パリン
「え」
砕けたのは防御魔法の方だった。
「そんな・・・!」
そして、棍棒は、
ミシッ!!!!
私とクレアを薙ぎ払った。
「ぐはああああああああああああああああ」
痛みでどうにかなりそうだった。しかし、そんな私の目の前には、
血まみれで倒れているクレアの姿があった。
「い、いやあああああああああああああああ!」
私は最初叫ぶことしかできなかった。
「クレアっ!!クレアッ!!!!ねえ聞こえる!!!!!ねえ!!!!!!!!!」
呼んでも呼んでもクレアは目を覚まさない。血が止まらなかった。しかし、そんなことお構いなしに、
5体のミノタウロスはゆっくりとこっちに向かってきていた。
「・・・・なんなの。せっかくうまくいきそうになってたのに・・・・」
どんどん近づいてくるミノタウロス。しかし、
「あーなんでこんなことになったの」
私の心は怒りで狂いそうになっていた。そして
「やってやる・・・・!」
「お前ら全部消し炭にしてやるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
・・・・そこからどうやってミノタウロスと戦ったのかは覚えていない。覚えているのは、戦い終わって血まみれになっているクレアを抱きしめたところだった。
「なんでこんなことになっちゃったんだろうね・・・・」
ボロボロの身体で私はクレアを必死に抱きかかえてた。それでも動かなかった。私の身体ももう限界だった。
「私にもっと力があれば・・・」
そう嘆いていると、
ステータスカードが光っているのに気付いた。
(こんな時になんで・・・
そして、自分のステータスカードの異変に気付いた。
名前:アリス・シンクレア
種族:人間≪ヒューマン≫
職業:魔王の娘☆
力 :4760
技術 :5690
生命力:10920
俊敏性:3001
魔力 :10230
スキル:4重詠唱
(なにこのステータス・・・減ってな・・い?しかもいつの間にか4重詠唱・・・?)
私はまだこの頃星つきについて知らなかった。そして、スキルの4重詠唱の下を見てみると、見たことのないスキルがあった。
それが、
「魔族・・・契約?」




