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正社員どころかバイトにすら受からない無職  作者: Rybka


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タコとイカの加工工場

 3度目に受けたバイトはタコやイカの加工工場であった。正社員募集のところにアルバイトも同時募集と書かれていたため応募した。バイト募集がないところはともかくいきなり正社員はやはりハードルが高いと思ったからである。徒歩で20分弱とのことだったが、前回と同じようにグーグルマップとちょっと違うルートを進んだためかまた遅刻しそうになってしまったが、なんとか走って間に合い職場に入ることができた。事務職っぽいおばさんに面接室に案内されてしばらくすると恰幅の良い眼鏡をかけたおっさんが現れた。どうやらここの主任であるらしい。電話でも聞かれたことと同じ20㎏くらいの重いもの(20㎏というのは軽作業というものにおける生身の男性が持てる最大重量らしい)を持つ作業があるが体力や腰に問題はないかを聞かれたぐらいで(その当時そのぐらいの重さのダンベルを使っていたのでそこは地震があると答えた)あとは工場の前にカウンター式のフォークリフトが置かれていたため資格のある自分もそれを使用して活躍できたら……みたいなことをアピールした、その後不採用だった場合履歴書を返してもらえるのかどうかを尋ねたらその場で返してもらえた。そして最後にバイトからでも良いというと


「えっ、君ホントはバイト希望だったの?」


と不思議な顔をされたがその後すぐに履歴書を返され採用の場合は電話をすると言われ面接は終わる。(今考えればその時点で不採用にすることを決めていたのだろう)。そして履歴書を封筒に直すとき先がひっかかり手間取ってしまったりと最後の最後まで要領の悪さを晒し続けた。(まあ不採用確定だったと思うのでこれは関係なかったかもしれないが)当然連絡が来ることなどこなかった。また数か月後そこが求人を出していたため再応募するも例によって面接すらしてもらえずそのときは書類のみで不採用を言い渡されたのであった。

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