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正社員どころかバイトにすら受からない無職  作者: Rybka


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生コン工場

 今まで見た中で一番日当の良いバイトを見つけた。バイトというか契約社員という名目だったのだが重機等の資格を持っていれば日給1万7千円ということだった。こんな高い求人を今まで見たことがなかったから応募はしてもまず受からない、履歴書は出したものの書類ではねられて終わりだろうと思っていたのだが、なぜか通ったみたいで面接を受けに行くことになった。自宅から歩いて行けることには行けるのだが時間は45分ほど、ひたすら道路沿いを歩いていかなければならなかった。初夏でかなり暑かったもののなんとか時間より10分ほど早くたどり着くことができた。面接では適当そうな反社とまではいかないものの良い年して遊んでそうなおっさんが担当した。重機の経験はあるかとかこの仕事はデスクワーク以外にも肉体労働があるとかまあいつもの質問を聞かれた後に政治の話をされた。わからないので適当に答えた記憶がある。政治の話をされたこと以外はまあいつもの落ちるパターンだったのであきらめていたのだが後日なぜか採用に向けて検討しているとのメールが入った。そのためもう一度来社して給料についてなど改めて説明したいとのことだった。うれしかったのは間違いないのだがなぜバイトぐらいで何度も無賃で暑くて遠いあの道を往復しないといけないのかという思いも自分の頭の中をめぐっており、いろいろ考えてたら眠れなくなって昼夜逆転……そのまま来社予定の日時に起きれる自信が無くなったこともあってか歩いて行けないので会社に交通費として毎日のタクシー代金を要求してみるとそれ以来無視された。大きな炉のある化学工場のようなところだったのでその当時臨海事故が起こったニュースを見たこともありそのことを知った両親も辞退したほうがよいといっていたしこれで良かったんだと思う。とはいえせっかく受かったかもしれないバイトを自分から捨てたのは後々かなり後悔することになった。その後はずっと時給の安いバイトに落ち続けていったから当然だろう。そしてまたこの会社が同じようにバイト募集をはじめたタイミングでまた応募することにした。最初の時はすぐ返信が着たにもかかわらずそのままスルーされた……まあそれは当然だろう。

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