癖の強い従者達
§§§×§§§
通称ディアン
ベラース王国に赴任して二年。
アサマ子爵様の温情で、子供と妻をバハヌスに呼んで頂いた。
サリニア「あなた~!」
クライム「父ちゃん」
トゥーニャ「お父さんだぁ~」
定期船が到着すると。真っ先に駆け寄って来た息子と娘を抱き締めていた。
ディアン「ただいま・・・」
サリニア「お帰りなさい」
久しぶりの再会にほっこりと温かく見守っていた。
アマリリス「旦那様、彼方に旦那様を睨んでおりやがります。です」
キイチ「ん、ああ~」
§§§×§§§
ディアン達のほっこりも終わりのようだ。
ラルク・ボーワン「ご無沙汰ですな~、お気楽子爵様よ~。こちとら山のような仕事押し付けられ大変だったんだぞ、こら!」
口は悪いが、頭が回る。商人との交渉が上手い。確か年齢は19だった筈や
キイチ「おう、元気そうでなりよりや~」
マーク・ボアン「・・・・・・・・・ペコリ」
数字に強く、書類作成が得意だが、人見知りが激しく、人前に出るのが苦手確か18やった筈や。
ニーナ・セーン「師匠!、幾らなんでも丸投げはないですよ~」
涙眼の女の子は、僕の弟子のようなもんで、元は孤児やったが、手先が器用でな~、
僕に懐いてたんで従者にしようと色々仕込んでる時に。ベラース王国に行かされたからな~。
悪いと思うたが、屋敷の設計図だけ渡して後は任せといた訳やな~。
キイチ「まあ~、元気そうで何よりや」
これで全員集合やで~。
内政の二人と僕の補佐一人、
武官二人に指揮官一人で、子爵家の兵士らは全員で70人やしこんなもんやろ
。
ミィシャには一週間の休暇を与えた。嫁さん二人と数日過ごしてから、
僕とルーデンスだけは、海賊島でやることがある。
これから忙がしくなるで、
あっ、勿論第二夫人のハーマンとは既にお楽しみになってます~。
おっぱいに貴賤は無いけど僕にとって、大きなおっぱいは正義やな~!。
下世話なキイチであるが、仕事はきっちりこなしていた。
キイチ「あっ、ラルク」
ラルク「なんだよ、お気楽子爵様」
キイチ「お前、今日からアサマ子爵家の家令な」
ラルク「・・・・・はぁ~!、おま、なにを」
キイチ「頭の良いラルクなら繕う事くらい出来るやろ、なあ~?」
ニーナが、むくれた顔をしてたので、僕が作ったお菓子のお土産やったら、直ぐにご機嫌になっとる。まだまだお子さまやで。
ニーナ「ラルク兄さんなら大丈夫・・・、もきゅもきゅ」
ほっぺたリスのようやな~。つついたらどうなるんやろか?。
ラルク「ニーナ、テメー、簡単に買収されてるんじゃねえ!」
キイチ「ほれ、これはプリンと言ってな」
ニーナ「ワア~い、プルプル~。あま~い」
ラルク「テメーら聞けよ!」
マーク「・・・・・ポンポン」
ラルク「テメーも口でなんか言えよ!」
キイチ「おお~、流石はラルクや、中々やるや無いけ~。ええ突っ込みやで!、ラルクはええ芸人になるで」
ラルク「テメーは毎回そんな訳の分からんこと言って、煙に巻くんじゃねぇ~!」
この三人、元は孤児院の出であったが、食いしん坊のニーナがキイチの食べてる物を物欲しそうに見てたのが出会いであった。
この三人の下には、元孤児の部下も付けている。
見てなかったが、ラルクが上手くやってたのは知っていた。
こうして三人で和気あいあいするのも随分久しぶりであった。
§§§×§§§
ラルク・ボーワン
ちっ、お気楽貴族様が、戻って来たとたん、またとんでも無いこと言い出しやがった。
この親無しの孤児が、貴族様のそれも家令にだなんて、おれ、おれ、
まあ~、ありがとうとは思うが、
絶対言わない!。
言ってやらない!。
俺がもし彼奴にお礼を。
もし言う時は・・・、
キイチ「どないしたんやラルク?」
ラルク「ふん!、なんでもないお気楽貴族様にはな」
キイチ「そうか、よう頑張ったな、お前は三人のお兄ちゃんやから。無理したらアカンで」
ラルク「ふん!」
そっぽ向いたラルクの顔はほんのりにやけていた。
§§§×§§§
久しぶりにバハヌスにあるプランダー伯爵家の別邸に到着した。
ミィシャ「奥様、旦那様、ミィシャはお休みを頂けて感謝いたします」
ベストリアーネ「うふふ、お母さんとお父さんに甘えてらっしゃいね」
キルト「おね~しゃん行ってらっちゃい!」
あ~う。
アマリリス「ゆっくり休んで来やがれ、です」
ミィシャ「はい!」
元気よく走り出す先は、港町バハヌスで宿屋を営む実家である。
侍女「お久しぶりでございますお嬢様、それにキイチ様」
キイチ「お久しぶり。またしばらく世話になるよ」
もっとも僕は3日程で、先に海賊島に向かう予定である。
幾ら整地を始めていても。そうそう建物もまだ少ない筈だからだ。
『宿主の欲望を感知致しました。経験値を使いユニークスキルのレベルを上げます』
キイチ「あっ・・・、ここで・・」
『宿主の睡眠を確認、深睡眠に移行。ユニークスキルのダウンロードを開始します』
キイチはタイミングよく自分の部屋に着いて、ベッドの上で寝たので、大事にならなかったたが、ベストリアーネだけは、夫に何が起きたか理解して、疲れて寝ていたと誤魔化してくれていた。




