テストがやってきた1
テスト当日。
一切の曇りない晴天。暑くもなく寒くもない、実に華やかな気持ちがいいテスト日和と言えるだろう……この空気感でなければ。
教室へ入ったら何処と無い緊張感で空気が張り詰めて、教科書やノートを必死こいて読んでいる。
圧迫されて中々入ってこれない二人がいるので、手招きを施す。それでようやく、定位置の席に座った。でもこんな空気なので、話すことはやめて自分達も最後の追い込みをする。
その時間はあっという間に過ぎて、最初のテスト。数学が今、始まる。
今回は先生がちゃんと監視をしている。そんなことより、数学。
今回の範囲は、基礎計算、マイナス、指数、展開と因数分解、一次から二次関数、基本的な図形。
三角形の成立条件や合同条件に相似といったやつや、図形の基礎といっていい面積から体積など他の図形の面積体積、角の度。
その問題の中で、直角三角形の二つの角が三日月の直径と繋がっており、二つ目の三日月も一つ目の三日月と繋がった角と繋がってない角と繋がっており、斜辺には三日月はない。そんな図形の面積を求める。
これは円の面積と三平方の定理と面積を用いれば簡単に求まる。こんな問題が何個かあって、頭を使う難しい問題が二個出てきたが、何とか解けた。
それから関数であるが、一、二次方程式、不等式、関数をやる。
問。男の子がボールを放物線を描くように投げました。それはバウンドして転がりました。男の子が投げた場所を原点として、落ちた場所を16として、xは水平距離、yは地面からの高さのxy平面上、0≦x≦16の範囲の放物線。x^2の係数a(a<0)とするとき。
放物線を表す式をaを用いて表しなさい。
これは二次関数で習うなら覚えることで、ちゃんと復習していれば大丈夫だろう。
答えはy=ax(x-16)だろう。これが求まれば次の問題もできるだろう。
時間は過ぎて、残り時間はあと十分くらいで全てを解き終わり、見直しも終わった。
予想通り、小学校とは違って普通に難しい、あんまり真面目に小学校の授業をやってきてなかったから、心配だったが一先ずは安心。
……でも、もう一回ぐらい、見直しをしておこうかな。数学はそんな得意ではないし。
そんな感じで、数学のテストは無事に終わった。
なんと心配だった二人が結構いい感じに解けたらしい。
でも二人は次のテストのためにさっきと同じで基礎魔法陣も追い込みをしているので、長く話すことはしない。
そんなこんで、基礎魔法陣のテストが始まった。
緊張が走るなか、プリントに自分は筆を走らせていく。
問。魔法陣とは何か簡単に説明せよ。
魔法陣とは、古来より精霊や妖精といった存在を異界から呼ぶ異界を繋ぐ扉であり、白色エネルギーを自然エネルギーに変化する変換器でもあるが、そこには必要なことがある。情報。これがなければ、繋ぐことも、変えることも出来はしない。
つまり、魔本陣とは言わば、魔法情報媒体である。
魔法に干渉する魔法的情報媒体と書いて次の問題を視線を移すて解いていく。
問。下の魔法陣の効果は何か説明せよ。
円内の五芒星。基本的で、古くもあるが今でも確かな効果を持つ魔法陣。
効果は、魔除けである。それも対象範囲が広く、魔物から霊などの精神体に効き、人にすら効果をもたらすことができる。
五芒星とは、星であり、世界を構成する五つの要素を表す。だが端的に言ってしまえば、星が放つ強い光である。それを神聖化して神の威光とされ、下位の存在を退ける。その考えは古くからあり、五芒星という記号が使われてきた。
答えは、魔除け、強い力で弱い存在を守る。
問。これは魔方陣を用いた魔法陣である。魔方陣と魔法陣の間の共通性質は何か。
……ふむ。これは、何というか、何だろうか?
三かけ三の正方形に被りなく一から九の数字が並んでいる。何ならかの性質があるのか。
……魔本陣の情報は、円内に魔方陣が書かれている。つまり、魔方陣が何なのか分からないといけないと。
魔方陣の数字を、足したり掛けたり、並びから性質がないかあるか、並びの変えてみたりする。幾つかの思考の後に分かったことは、一列を足しみると十五と一行を足しみると十五。そして、これは一通りしかなく、数字はこの並び方をする。偶数は必ず角で、奇数は必ず偶数に挟まれている。ただ五という数字を中心にその性質を顕とする。そして、偶数を偶数同士で結び、奇数を奇数同士で結ぶと。それは四角形と菱形が重なる八角。その四角形と菱形の中心に五でその五を円とする。
……八角の車輪。それは、五大元素を適応させた五芒星とは違い。八属性を適応させることが出来るが、それは被ることが許されない。
答えは、八つの要素が独立しているが繋がっているという性質。
時間は掛かりながらも空欄を埋め終えて、見直しをする。
基礎魔法陣も楽しい、それに魔法という分野を深めていくには必須である。
魔法を学ぶにおいて、基礎的な魔法を覚えていく、感覚的に。ただ感覚的に覚えていくには限界がある。一部の天才以外は……
ならどうするか、知能的に魔法を扱っていく必要がある。
感覚的に無駄を削ぎ落としたとしても、魔力による及ぼす魔法効果で、ある一定以上の魔力を使っても効果が変わらない、それにとばとば魔力を使っても無駄。それを感覚的に削ぎ落としているわけだ。
では知能的に魔法を扱っていく前に、そもそも魔法という考えを知る必要がある。魔法とは、理想を現実に引き落とす行為である。理想という起こしたいことを魔力というエネルギーで、現実と理想の帳尻を合わせさせる。
感覚的に魔法を扱うと魔力だけで帳尻を合わせさせているわけだ。知能的に帳尻合わせは、魔法陣、呪文詠唱、高次元要素、高次元エネルギー、一つの事例、圧倒的奇跡、己、世界などで合わせていくことで、魔力だけでは難しい帳尻合わせをすることができる。そして、その知能的に扱う魔法だけでまた成り立たなくなり、感覚的な魔法が必要になってくる。
……少し魔法陣とは掛け離れてしまったが、魔法陣を学ぶことは魔法を深める行為に等しい訳だが。魔法陣を使うことで魔法の効果を高めるが、戦闘に持ち込むことは難しいだろう。実際に魔法陣を描いている暇などないからだ。ただそれは魔法陣を素手で描いていることに限るだろう。
何がいたいかというと、どうやって先生や冒険者の奴らが魔法を発動するときにどうやって魔法陣が浮かび上がらせるのか。
単純に考えて、訳がわからない。
ただ出来ないという固定観念はいけないし、ていうか実際に見ているしあるわけだから、否定など出来ないけど。ただ何も分からない取っ掛かりがない。
テスト終わりに図書館で調べてみるか。なんか見つかると良いが。
そんな感じで、今日のテストが終わり。
少し心配だった二人はどうも調子が絶好調らしく結構解けたようだった。それにホッとした気持ちになりながら明日のテストも気合いを入れていく。
次の日も教室に入ると中は緊張で張り詰めた空気で、変わらず自分達も最後の追い込みをする。
余裕そうなのは、三人ぐらいだろう。ナナキくんに、ヒマワリくんに、カザクラさんの三人。一応、教科書を見ているがぼんやりとしている。
まあ、自分は昨日図書館で得た知識を試しているところであるから、自分が一番余裕そうに見えるかもしれない。たまたま魔法科の女子生徒と仲良くなって、手を使わないで魔法陣出す方法を教えてくれため試している。
まさか、以外と習っていたことの応用だとは思わなかった。でも普通こんなこと思いつかないと思うが。
最後の追い込みは昨日と今日の朝に済ませている。ただ、先生が来たらやめて休む。
今日のテストが始まる。
一時間目、世界歴史。
これは世界の成り立ちから、現代までのことを大雑把だが全体的に必要最低限の歴史を学ぶ。
そして今回のテスト範囲は天地創造と人類の起源から最初の国まで。
なかなか面白い授業、知らないことだらけだし驚くよなことばかりだった。
問。歴史書の天地創造の章に出てくる最初の『カミ』に関して、二柱の共通する属性は何か答えよ。
最初のカミとは、世界がこの世界になるまえの原型すらない、形がないのに質量がありエネルギーがあるだけの世界。混沌の世界と呼ばれる最初。その中に、二人の柱が居たそうだ。唐突に、でも最初から居た相反する二つの表裏。
光と闇、有と無、男と女。
それは相反していながらガッチリと形にはまる。
光と闇は一切、交わることなく存在したそうだ昔は、光が広がるように、闇は包み込む。だけど、光が遂に闇に到達した。それは奇跡か、遥かな力の作用か、そんなのはカミを越えねば分からないこと。
そうして、出会った二柱は、あらゆることを産み出した、造り出した。
これから分かるように、二柱の共通する属性は。
二つの全く異なる属性という有限が交わることで無限を産み造り出すという属性。
答えは、有限が無限を産み出し造り出す属性。
ここら辺の知識は、全く知らなかった。神という存在は知っているが、カミという存在は知らなかった。神とカミは違う根本的に違うらしい。神の記述は聖法教会が記した歴史書にのっていたことだが、カミの記述はこの世界に全く残っているかも知れないが今の技術では読み取ることはできない。
じゃあどうやって知ったか、この世界には何億年前から存在している生命がいる。それは最も近くにいて、だが決して触れ合えない場所にいる。
―――精霊。
精霊から聞いたのだ。精霊から聞いた人類の歴史、遥か昔の人間が契約や記録を残すために生み出した文字前の時代の話しをしているのが精霊記録。
その内容が天地創造、原始の獣、現代に残るレガシーを生み出した始まりの国。実際には始まりの国の時点で言葉や文字が既にあるのだが、今と違う文字のために解読が進められている。それに高度の文明だったようで、遺跡の壁に記されたりしていないようで、文献も少ない。どこで、神代文字を失ったかは分からないが、今、全国で使われている聖法教会が広めた言語、旧追新七英語。
神が与えた文字と言葉を七英語に入れたのが旧追新七英語である。
少し、頭の中で広がった話を抑えて、問題に集中する。
問。世界の始まりの生き物は、神代生物と言われるが、その中で今の人という生物の原型になった最強種の特性を答えよ。
イージー問題だな。これは出ると習った時から分かっていた。
人族は知武猿、一番繁殖力が高く、知恵や武を習得していたとされる。ただ魔力も感じることが出来なかったようだ。そのために知恵と武なのだろう。
エルフは地風馬、圧倒的な美しさん誇り、美的センスがあったとされ、魔力のセンスもあるのか意識しなくとも魔力を纏って、力に転じる。ただ魔法が苦手のようだ。
ドワーフは自然亀、自然の摂理を知って操り、魔力が体を支える必要があるほど。のんびり屋で、力を感じることに長けている。ただ戦闘センスがない。質量任せな攻撃しか出来ない。
獣人は狂力種、一つの種なのだが、どの生物として決まった形や性質を持っていない。本能のままに暴れて、自然に適応する。特定の種の力を発揮して、唯一として運命を書き換えるというヤバイことを可能としている。ただ、頭が悪いためにそんな芸当は難しい。
とされる。精霊から聞いた話では、神代の最強種から人に進化というより退化と言うべきことが起きた……いや、変化の方が正しそうだな。
なぜ、そんなことが起きたのか、簡潔にいえば、最強種が最強たるためにカミに喧嘩を売って、結果はボコボコにされた最強種は一矢報いるが如く、狂力種が左手を噛みつきもぎ取った。そのカミから体から噴き出された血が空を染めて、この大地に降り注いだ。その血を一番浴びた最強種がカミと同じ形になって、今の人の原型が誕生した。
その原型から進化したの今の人である。
これを聞いた時、本当かどうか疑ったが、今これを真か偽かを判断することの無意味に気づいた。
まあ、そんなことはいいが、答えは、知武猿は魔力がないことによる力と繁殖力。地風馬は、美しき美の魔力と力の暴力。自然亀は、力の流れを知り掴み操って、その力で生きている。狂力種は、何かではあるが、その何かと決まっていない変化。
黙々と問題は解きながらも、習ったことを思い出して解いていく。
今日の天気は雨のようで、太陽が雲に隠れてポツポツと雨音が教室内に響く。それとは別にペンの書きこむ音しかない。
そんな静かなテストの時間はまた何時もと違って新鮮な気持ち。
自分はその後も手を動かして、次の問題を移る。
問。原始の生活からある土地に定住生活をするようになった人は、農耕や牧畜を始めたり、治水や大きな豊作をし始めて治水事業の指導者として王が生まれて、段々と大きくなってイングレーブ国が出来た。
そこに集うように、バラバラだった各地にいた人が一つだけのイングレーブ国に集まりました。それはなぜか、答えよ。
これは、答えは、最強種が消えたことによる新たな最強種が生まれ、その脅威をカミが知らせてくれた。
なぜ、カミに大怪我を負わせた最強種から変化したのが人に教えたのか。変わっているからといっても、恨みを抱いていも可笑しくはないだろう。
ただ、カミは自分達と同じ姿をした人、それも自分の血から生まれた。それ即ち、自分の子といっても過言ではないわけだ。
そのためか、愛着を抱いたカミが助けてくれたのではとされる。
嘘か本当かは、カミのみぞ知る。
そんな感じで、良くも悪くも、人はカミとの関係を築いて、世界に蠢く最強たる種。それもカミの血を浴びているというヤバい生命を倒していく。
その最強を倒していくのが、イングレーブ国の最大の物語でキーパーソンである。
全ての最強種を倒した英霊達と王は、新たな巨大な力の渦と最強種の意思に摂理が合わさって最強の名を生まれた時から無条件で与えられたカミの領域にすら踏みいる神が誕生した。
龍――カミの領域に踏み入れた神であり、イコール最強の存在。
それとの死の戦いに相討ちという結果を残して、主無き国は滅び、人は離れて、住みやすくなった世界で人が新たな繁栄を築き上げていくことになる。
答案の見直しを済ませるとちょうどよく、終わりの鐘が鳴って、手を止める。
休憩時間は、昨日と同じで特に何事もなく次のテストが始まるまで、詰め込みをするだけ。
基礎呪文のテスト。
呪文とは、呪いを込めた言葉を放つことで、自分や世界に影響を与える魔法的性質を持った言葉のこと。
問。現代呪文の基礎であり根幹たる理論を正式名称で答えよ。
答え。高次効果理論。
高次効果理論とは何か、その前に、呪いについて語る必要がある。
呪いとは、憎む貶める支配するなどの相手に抱く思いであるそれも負の。それは、人を苦しめ、人を悲しませ、人を壊し、人は死ぬ。その呪いの効果を人に使うのではなく別の方向で使ったのが呪文に関しての呪いである。
呪いの意味は三つ、呪文、醜い感情、最初の魔法。その中で、醜い感情以外を使うのが魔法の呪いである。実際には、醜い感情を知らずに抱いているのだが。
さて、魔法的呪いの始まりは、精神の影響よる魔法の威力低下をさせないために、自己の負をカタルシスして最高状態に持っていくことで魔法の威力を安定化を施していたのが昔の呪文である。
ならば、今の呪文は最初の魔法を使うことで、世界に影響を与え魔法効果を高め、昔の呪文のように精神を最高状態に持っていき、精神の向上を図り高次に登り力を強めてこれも魔法効果を高める。
ただこれだと昔の魔法と差ほど変わらない。これはあくまで、次の効果をえるためだけの効力である。その効力は高次へ昇るほど世界に与える影響が高め、高次なるに連れて、色んな新たな法則や効果を取得する。その法則や効果は、類感の法則、言霊の法則、情報量上限解放、魔法の格上げ、魔法式の組み立て方式などをこれを高次の段階的に取得する。
それでは次の問題に取りかかる。
問。とある現象や力のことを呪文の情報として入れると類似的な効果を発揮することがしられている。その法則を類感の法則またはシン・ピシャの法則などで呼ばれているが、この法則を取得するには精神の向上を図る必要がある。その取得条件は精神階層に到達することで取得することが分かっている。ではそれが第何階層とその階層名前を答えよ。
答えは、第二階層、情報写附の鍵。
精神階層を昇る毎に新たな法則や効果を取得ふる。それは、元か持っていたのか、それとも取得したのか、そのために階層の名前の最後には精神の力を解放するようなことであるから鍵が附けられる。でもそれは取得したのではということで、能力を得たことで取得と言ったりする。
問。基礎の呪文として、一定の効果を発揮する文法が五つある。その六つの名前を答えよ。
答えは、イコール法、強調法、類似連続法、強言法、長文法、短短長法。
簡単の説明の前にこれは、精神階層の第二階層に入らないと扱えない。これの基礎の呪文はあくまで第二階層に入っていることを前提である。では第一階層は何か、精神を最大限にして魔法効果や安定をとるのが第一階層である。そのために、精神の向上をして階層を昇る必要がある。そのため、第一階層から上げるには、精神を最高潮にして、最高の集中状態の時に自分を呪う。
『我が理想に至らんがため--アストロクエスト』
この思いを込めて心の中で魔力に呟く。それで第二階層に至る。
それで六つの説明は--あっ、ヤバい、時間が後十分しかない。
時計を見たら、結構時間が過ぎていた。
自分は久しぶりの焦りに囚われて必死こいて解答欄を埋めていく。
--ガッンー~、ガッンー~、ガッンー~。
テストの終わりを告げる音がなり響く。
十分という時間は、いつの前にか過ぎていて、最後の問題を書き終わると鐘の音が鳴った。
そんなちょっとした失敗をして、二日目のテストを終わった。
それと、ハルキくんとタツガワくんは余裕と言った様子であった。これは、教えていた身としては嬉しい限りだ。
今日は昨日より何時もより少し話し声が聞こえる。今日で筆記のテストは最後だから、緊張が解け始めているのだろう。
まあ、でも今日も今日とて、変わらず最後の追い込みをする。
今日最初のテストは国語である。
これは全国共通語の旧追新七英語を小学校で習った単語や文字の書き方に読み方、文書などの書き方をではなく。
文章の理解を深めること、難しい単語や専用の単語を辞書を用いて調べたりする授業である。つまり、ただの物語をとかではなく、論文や歴史書や契約書などの読み書きである簡単に言うと。
その国語で使う辞書は神が聖法教会に授けた聖典辞書の複製である。これにより旧言語の七英語は豊かな情報表現が追加された。そのために旧追新七英語との名前である。
ただ、この辞書には問題があった。高次の本であるからか、未だ発見されることがない概念や事柄に物事の単語が記載されている。それにより、魔法は格段に成長したといえる。
その約二十万もの単語語記載されている聖典辞書は未だ、全く意味も何を指しているかも分からない単語語が約一万個ある。その単語をこう読んだりずるそうだ。
――アンソルブド・ミステリー。
この単語を知ることには、賞金が掛かるほどである。
とのわけで、自分はただ解いていく。昨日とは違って黙々と解いていくことになる。それは、何故かと言うと、普通にミスが多くなるテストなのと興味が薄い科目であるから。本を読む事態は好きなのだが、書くのは違う。
そのために丁寧に解いて、見直しを一個一個する。
そんなこんなで、最後の難関と言えた国語のテストが終わった。それで普通に話し声が聞こえてくるようになった。自分達も軽く話ながらノートを見る。
教室のドアが開く先生が入ってきて、テストの始まりを指す鐘が鳴った。
そして最後の筆記試験が始まる。
最後のテストは、基本魔法である。
基本魔法は強いて言うなら、難しくはない方だろう。
そういうことなので、早速問題を見ていく。
問。魔法的器官の五つの名称をこたえよ。 答えは、クリアネスパス、フロハート、ホワイトダム、ホワイトファイバ、サポートプロクシー。
この五つが基本的な魔法的器官であり、人族は魔力を感じることが最も苦手でこれを最初から有してはいなかった。その為に、昔の魔法使い達が魔力を感じると生成できるように体を弄ったそうだ。それで自然的に生成するようになり、この五つがちゃんと完成すると高位の精霊と契約した自分達が膨大過ぎる魔力をうまく運用することができるのだと。
クリアネスパス。魔力の通る道、すなわち魔力回路。
フロハート。魔力を精製しながら送り出す精製ポンプ。
ホワイトダム。魔力を貯蔵していて、魔力回路と繋がっていて、魔力を加速させる作用がある。
ホワイトファイバ。肉体強度、魔法耐性、運動上昇などをしてくれる。筋肉繊維に沿って織り込まれている魔力繊維。
サポートプロクシー。全体の魔法的器官の繋がりの補助や体が致命的な傷を負って殆どの魔法的器官が停止したときに緊急時に全体の魔法的器官の役割を担う。
この五つは精製されながらも自分達の魔法的器官として働いている微力ながらも、全てが完成すると魔力の扱いの差に驚くそうだ。
ほぼ固体をパイプに流すようだったことが、普通の水としてパイプに流れるようなものだと。流石にそれは、盛っているだろうが概念そんな感じらしい。
一番大事なのは、この魔法的器官は自分で精製することができるのだ。それがインテリアメイクと呼ばれる作業である。
そして、基礎魔法陣のテストの帰りに図書館で調べた。魔法陣を手動で描くのではなく、浮かび上がらせるように描く技術。
これは、インテリアメイクで脳に接続したアイデアメモと呼ばれる補助記憶である。そこに魔法陣を刻み、接続して読み取り視界情報以外で読み取った空間に刻んで固定をする。
その魔法陣の光を魔力光と呼ばれる。それは魔力を物質と反応させることで光らせ微量な魔力で可能である。
そんなこんなで、冒険者の魔法使いがどうやって魔法陣を浮かび上がらせているかはわかったが、インテリアメイクが以外と難しく授業で教えてもらった範囲では、無理である。そのために、教科書と睨めっこしながら、図書館でそのことを魔法科の生徒に教えてもらって、昨日も教えてもらい今日も教えてもらう予定である。
次の問題は。
問。魔法の定義を簡単に説明せよ。
答えは、魔力のような純白な力に色づいた力を混ぜることで起こる爆発的な染め。色染めが魔法である。
ここのでの純白というのは、在り方のことである。
例えば、魔力というのは他の力とは違って、その力だけではあまり使えない。それは、物質としても。ただ、変換をすることで多様化する力ではあった。少ない力で大きな力に変換という素晴らしいものであったりする。小さな世界の話では。
魔法というのは情報を与えれば勝手に反応するのである。
その情報を大きく分けたのが第五元素論であり、細かくしたのが属性法だったりする。
それで次の問題はちょうど属性法について。
問。属性法の属性は意味ある状態情報の最小単位である。現在、知られている属性数を答えよ。この問題は概算でよいことにする。
これは、なんか特別な計算をした割り出しかたらしい。じゃないと出ないらしいし。
答えは、二万七千。
まあ、これはあくまでこれだけあるんじゃね。という推定であるから、実際は分からないけどたぶんあってるのでは。
問。魔法環境について、魔法環境とは、魔力場が形成されていて、その場所の環境にあった魔法属性で満ちている場所である。
では、この学園ではどんな環境が出来上がっているか答えよ。
……なんだろうか、この学園というより、世界は基本的に魔力場を形成している。その中で魔力はその場所の環境によって属性を有している。例えば、火山地帯では、火の属性が有して、魔力なしに熱いのに、それにより水分が一瞬で蒸発する。切ったばっかりの生気溢れる切り株を数分とおいて置けば炭とかす。
火山地帯だけではない、海や雪原、枯れ地に砂漠などなど。魔力災害の危険地帯が世界には多くはないがありはする。先の例えも魔力や純白の力のたまり場がたまたまそういう地帯での話。
普通の火山地帯や海などもある。まあ、だから知らずにそういうところに入ると死ぬのだけど。
つまりは、この学園も魔力場があり、魔力溜まりがあるということなのだろう。では、この学園の属性を挙げていけば、その中で最も多くて強い属性が支配するはずだ。
この学園は、自然が多く、人工物もそこそこあり、人の生活体系が確立している。その多くの人が魔法が使え、魔法使いが魔法の属性を務めているだろう。でも高位の精霊が多くいるから相当も限らないか。色で例えれば、色が多すぎて黒くなっている? 考えが纏まらない。
魔力場は分かるが、ここで重要な魔力溜まりとは何か、考える必要があるな。
確か、この下には地脈があると言っていた気がする。それで、あの白銀の竜塞がうごいているはすだ。でも、それが魔力溜まりとなっているかと言えば違うだろう。
でもその要因の一つではある可能性がある。他に魔力に関してあるとすれば、なんだろうか。
空間の魔力密度は平均より高いぐらいのはず。
……なんで高いだ。確かにここでは多くの魔法や実験が行われているが、その殆どの魔力は消費しているはず。そんなではこの広い学園の魔力密度に微々たるものだろう。でもここは結界が張られているから、漏れていない可能性があるのか。
それなら、高くなるはずだ。でもそれは何十年と閉ざし続けた場合に限るだろう。
他に、魔力といえば自分達精霊科だろう。でも自分達の魔力は染まっているし、膨大な魔力は外に漏れている。
何れだけ、魔力を保有しようと人の体からは魔力は漏れだす。それは、極限まで魔力操作を極め無い限り。
それは、何れだけの魔力を一日に溜め込むのだろうか、何れだけ放出しているのだろうか。
出ていくより、溜まるほうが早いのではないか。ならば、魔力溜まりはできるだろう。色んな属性に溢れた魔力溜まりが。
魔力溜まりが分かったとして、どのような環境が作られるか。
人は属性を持っているそれは時にこれらのように現れでる。得意魔法として、超能力として発現することは昔から知られている。人は魔力を扱う時に自然と自分の属性の情報を書き入れる。人が自分の属性とは違う魔法を使うときは強い情報を上から書きなぐる。
意識をしない限り溢れる魔力は自分の属性に染まっている。この場の魔力も自分達から溢れた属性に染まった魔力が散らばっている。でも意識をしないから情報も薄い。
そんな限りなく無色に近い魔力に、無色といっては過言ではない自然の魔力は、混ざり合い無色である。でも色んな属性が混じり合っているから、その属性に偏るということも難しい。
よって答えは、学園は自然変化が起こり難い環境が形成されている。
それを最後の解答欄に書いて、自分は最初から見直をして終わるとちょうどよく、終わりの鐘が鳴り響いた。
それともに、どこか解放されたようなすっきり感を出したハルキくんは大きな声で。
「やっと終わりだ!」
嬉しさに出たその声はもう一人の生徒を焚き付ける。
「やっと、やっと勉強続きの日々が消えていく。これで今日からは勉強なかしないぞう」
そんなダメな決意を示す。それに便乗するようにハルキくんはタツガワくんの手をとり結束をしているようだが、現実はそんな優しくないだけど。
一、二ヶ月すれば直ぐ様一学期最後のテストが行われるのだから、でもそんな現実は今はいわなくてもいいだろう。あんな嬉しそうな顔をしているだし。
ホームルームは終わっており、教室に残っているのは自分と何時もの友達に通常グループが二組だけである。大半は解放感に溢れた顔をしながらも疲れきった顔をして帰っていた。まだ、テストは終わってないけど。
そんなことを気にせず、筆記テストの終わりに盛り上がっている二人は置いといて、明日から体魔訓練の実技テスト。
「みんなは、明日の実技テストは大丈夫?」
それに疲れたような顔をして、ヒマワリくんは答える。
「なんというか、生態雑学で聞いた話である程度、やり方を思い付いたが肉体派の動きをしなければならい」
「魔法のほうが簡単じゃないの? 肉体的になると物理攻撃力はある程度のひつようだけど」
「……はぁー、仕方ないだろう? 俺は魔法も運動も得意ではない、どちらかという出きるほうを選んだ。これでも、親戚は他国に名を轟かせるほどの武家だ。これでも一応、武術や剣術を使えるだぞ。でも、明後日は筋肉痛に悩みそうどなあ」
それに笑いながら励ます。まあ、実際には戦闘センスがあるかといえばないほうだろう。といっても一般人程度のを最大限とはいえないが七割は引き出しているのだから十分だろう。
励ます自分を見てヒマワリくんは羨ましそう目をして、ため息を漏らす。
「どうせ、お前は、聖法術とかいう悪魔に必勝。持っているから楽でいいよな」
あらら、拗ねてるよ。まあ、実際、自分が聖法術を習得していなく、習得していた奴が近くにいたら妬みそうだけど。
「多分使わないよ。今回はテストだし、実力をちゃんと計ってもらいたいからね。倒せそうになかったら遠慮なくつかうけど」
「なんだよそれ、ずるいな」
「確かに」と返すと羨ましそう視線を向けてくるだが、こればかりは境遇の差だろう。まあ、使えたら色々と今後約たつかもしれないけどな。
「なあ、俺に気術、教えてくれないか?」
その言葉に、自分は少し真面目な態度で返す。
「教えるといっても前、言った通りだぞ。それに今のヒマワリくんじゃ、多分だけど中途半端になるから普通に魔力操作を練習したほうがよっぽど身になると思うよ」
自分がいったことが分かっていたのが、特に反論せずに納得している。
まあ、教えないのはそれだけでない。自分がまだ弟子の身であるからというのもある。
そんな納得しているヒマワリくんは置いとくして、女性二人に視線を向ける。
「で二人はどう?」
先に答えたのは、シロミヤさんである。
「多分、大丈夫だと思うよ? 前でちゃんと見ていたから、倒せるとおもうけど」
何気なく気になることを言っていた気がするが、何事もないように倒せると明るく告げるそれに怖さを覚える。やっぱ、強いよね、シロミヤさんって。
それにカザクラさんも強い。そんな強いカザクラさんも何事もないようにいう。
「私も次は倒せるともうは、それになんか魔力操作の調子が良いから、次は当たる」
その自信を見せる。それも当たり前だろう。何せ、あの光は確実に当たれば、有るか、無いかを無視して攻撃をしてくる光だしあれ。
「まあ、クラスの大半が何とかなるだろう多分」
そろそろ、ホームルームが終わって結構の時間が経っているために帰ることにする。
自分は図書館に用事があるけど。
なんか、先よりうるさくなった二人を落ち着かせるために仕方なく次のテストのことをいうと後ろから外道を見る目で見られたのは訳が分からない。
もちろん、二人は落ち着いて帰っていく。
四月の更新から約一ヶ月経ちましたが、六月いっぱいは定期的に更新できると思いますので、暇潰し程度にお読みください。
明日の二十時に更新です。




