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「ねえ、たまには一緒に寝てもいい?」
「………」
「僕さ、あっちからこっちに来てから、誰かと一緒に寝たことなくて。……あ、猫とか栗鼠とか剣とならあるけど」
「………」
後ろを向いて寝ているシリウスに、僕は語りかけていた。
すると、シリウスがこちらに向き直った。
「ふぅ……こっちこい」
「やった」
シリウスの布団に入る。
「わーい、あったかい」
(こいつ……歌わせると声が低くて格好いいのに、なんでこんなに可愛いんだ)
「ねえ、お兄ちゃんって呼んでもいい?」
(ぶっ!!?)
「明確な定義とか無いけどさ、なんか呼びたくなっちゃった」
「つうかさそれは俺も一緒じゃねーかよ」
頭を撫でるシリウス。
「そっか……シリウスも」
「お兄ちゃんだ……呼びたければ呼べばいい」
「……お兄ちゃん」
(あー!!可愛い可愛い!!下手な女の子よりも可愛い!!)
二人で仲良く眠りにつく。
翌日
一階に降りると父さんが料理の支度をしていたので手伝いをした。
「シリウスそっちにこれを」
「わかったよ」
がちゃ
「おはようお兄ちゃん…みなとさーん」
俺は目を見開き
「お兄ちゃん!?」
「え?昨日呼べばいいって」
……。
肩をぽんとして父さんが
「お前……リルドに何か言ったのか?」
「お兄ちゃんってたまには呼びたいって言っててだから呼べばいいとは言ったが」
なるほどなぁと、父さんは納得していた。




